結婚をするまでは、結婚の何がそんなにいいのか、何が大変なのか具体的にはわからないもの。兄弟姉妹が結婚して子供を育てていると少しはイメージしやすいようですが、そうではない場合、自分の親しか具体的なモデルケースがいないとなるとなおさらです。もちろん人や環境によって得られるものや失うものは違いますが、先輩たちはどう思っているのでしょうか。具体的な例を見ていきましょう。

結婚したら喜びが増えた

すでに結婚した会員様に聞いてみると、断然「安心感がある」「子供を授かった」「なんでもない日常が愛おしくなった」というプラス面の報告をたくさんもらっています。

証言1.心が安定した

なんとなく不安で自分に自信がないと婚活中によく言っていたユリさん(35歳・仮名)は、

「彼が自信たっぷりでしっかりしているので、側にいると不思議と心が落ち着くようになりました」と言っています。自分を肯定して、受け入れてくれる人がいるということは心強いことですよね。

かくいう私も、独身時代は強がっていたけど結構寂しくて、漠然とした未来への期待と不安のようなものでフワフワしていたと思います。旦那さんと結婚したら、理由のない漠然とした不安が消え、目の前の一瞬を心から楽しめるようになりました。特に心配症の人は、メンタルが落ち着いた精神的におとななお相手を選ぶことをお勧めします。

証言2.食事が美味しく感じる

食べ物の好き嫌いが多く、偏食気味でとても痩せていたリエコさん(39歳・仮名)は、食わず嫌いだったお肉類も、彼と一緒だとなぜか美味しく食べられるとのこと。「お肉ってこんなにも美味しかったんだ!」と驚きの毎日です。

以前は絶対に行きたくなかった焼肉屋さんにも、今では二人なら喜んで行くと言っています。結果的に身体が以前より丈夫になり、風邪をひきにくくなったそうですよ。

証言3.家族が増えて充実した

マリさん(34歳・仮名)は結婚して1年で妊娠、すでに出産を終えて、今は育児にてんやわんや。でもつい一昨日できなかった寝返りが打てたり、食べられるものが増えたりと日々成長と変化をし続ける赤ちゃんとの毎日は寝不足でも充実していて幸せ、と言っています。

今はかかりきりでも、いずれ子供は成長して巣立っていくでしょう。二人が力を合わせて上手に子育てできたなら、親孝行というご褒美が待っているかもしれません。それもまた、楽しみですね。

証言4.仕事に張り合いが出た

ご入会してすぐにご結婚が決まったユウコさん(45歳・仮名)は、自営業。以前は仕事一辺倒だったけれどプライベートが充実したことで、かえって仕事にも集中できるようになったとのこと。旦那さんはサラリーマンのため結婚したら、二人分の収入で生活できるので安定したそうです。結婚後は旦那さんの出世もあり、ますます公私ともに充実した新婚ライフを送っていますよ。

仲人が見ていて思うに、男性は結婚するとまるで背骨が通ったような顔つきになります。それまでのどこか不安な表情や遠慮してもじもじした感じがなくなり、「男の子」から「大人の男」に変わったな〜と感心させられます。

証言5.共通の趣味の時間が尊い

毎日仕事の後でウオーキングを欠かさず、その後でお酒を飲むのが好きな事務職のアツコさん(32歳・仮名)は、夜のウオーキングも旦那さんと一緒なら安全だし、その後の家飲みが超楽しい!と話を聞かせてくれました。ダイエットのために夜はご飯を食べず、その代わり糖質ゼロの酎ハイとヘルシーおつまみで晩酌、という独身時代からの習慣を今でも旦那さんと二人で仲良く続けているそうですよ。

十人十色の結婚生活

よく「薔薇色の新婚生活」なんて言いますが、ライフスタイルも価値観も人の数だけありますよ。だから、「薔薇の種類」はさまざま。恋人みたいに仲良しラブラブ夫婦もあれば、さっぱりした友達みたいなカップルもいますよ。

子供ができてパパとママの顔になった会員さんも数知れず。

「子育てって想像以上に大変だけど、毎日進化していく我が子を見ていると、その何倍も楽しいです。

結婚してよかった、と思うのはやっぱりこの子がいるからかな。」

という35歳の女性も先日連絡をくれました。

1年が一つの節目

元はと言えば他人のお二人、結婚相談所で出会って、3ヶ月間の交際で家族になることを決断したわけです。最初はぎこちなさが残りつつも、結婚生活をスタートして、本当にお互い”家族として馴染んでくる”には1年くらい一緒に暮らす時間が必要だった、という声が一番多いのです。スムーズにいくと大体1年くらいでご懐妊、となっています。

環境適応能力を信じましょう

恋愛経験が少ない人や一人っ子は他人との共同生活に不安を感じがちなようですが、気を使ったり遠慮しているの最初だけですよ。お見合いだって、最初は緊張して真っ青になっていた人でも、3回も経験したら慣れたもの。結婚生活も1ヶ月もしないうちに、他人と一緒にいることに緊張しなくなるものなので、ご安心ください。なんだかんだ言っても、人って新しい環境に順応するようにできているものなんですよね。

そしてたいてい皆さん、結婚して1年もすると少しふっくらして、貫禄が出てきますよ笑

結婚によるマイナスの変化は?

楽しいことばかりではありません。

「自分のことより、パートナーやその家族のことで悩みが増えた」

「生活費は楽になったけど、人が増えた分家事は増えた」

「前よりも気楽さがなくなり、発言や行動に責任を感じるようになった」

「ちょっと、いやかなり太った!」

という声もあります。

結婚してやっと一人前、という時代ではありませんが、何につけても自分一人のことでは済まなくなるのが家庭を持つということです。ひとつ大人の階段を登った証でもあるのです。ここからは結婚後に浮上してくるお悩みについて触れていきたいと思います。

不妊治療は計画的に

30代〜アラフォー婚活でテーマになってくるのは不妊治療。個人差はありますが、1回の人工受精で成功した人もいれば、かなり努力してもできなかったというカップルもいます。なんと不妊治療中は心身ともに限界ギリギリだったけど、諦めて普通に生活した途端に妊娠できたという報告も聞いています。ですので、子供子供とムキになりすぎず、なるべくのんびりとリラックスして過ごした方がうまくいくと思います(個人的な見解です)。

一番いいのは、婚活中から食事のバランスや適度な運動、良質な睡眠を心がけ、授かり体質を作っておくことです。

家事のストレスをどうするか

共働きならば家事の配分などストレスがたまらないように、うまく分担しましょう。特に男性には「褒めて伸ばす」ことが楽しく家事をしていただくコツです。不思議なもので、家事なんか絶対嫌だと言っていた男性ほど、一度楽しさを見出すと、誰よりも率先してやるようになります。

会員様のご成婚の際にお伝えしている、お相手のトリセツ(取扱説明書)を参考に、相手の思考や行動のタイプに合った操縦法を心得て、楽でハッピーな新婚生活を送ってほしいと思います。

お金のやりくりをどうするか

結婚して最初に立ちはだかる問題です。今どきの30代カップルは二人で出し合う「家族のお財布」を設け、出す金額をあらかじめ決めて、あとは各自自由、というやり方が人気です。お家賃や電気水道なの光熱費は折半だったり、収入が多い方が出していたり色々ですが、海外でもそういうスタイルが主流なのですって。

昭和のご家庭的な、夫がバリバリ働いて稼ぎ、妻が全てのお財布を預かるというスタイルは少数派になってきています。特にリッチな独身貴族を経験した40代50代の男性と結婚したなら、いきなり「明日からお小遣い制ね!」と言われても困ってしまうそうです。折り合いをつけていきましょう。

夫が飲みに行きたいと言ったら

私のリサーチでは、夫・妻が遊びに行きたい、飲みに行きたいと言った時、お互いに

「ゆっくり楽しんできてね~」

といえる夫婦ほど、なぜかお相手が早く帰ってくるようです。浮気されないか心配、旦那さんが外で飲んでくるのが嫌、なんてケチくさいことを言ってはいけません。

「いっちゃダメ」というよりも、「エンジョイしてね!」と気分よく送り出し、帰ってきた時「おかえり~!無事に帰ってきてくれて嬉しい♡」と全力で喜ぶ方が何倍も「早く帰りたい!我が家が一番楽しい!」となるようです。外で飲みたい心理は、家に居場所がないと感じているから。お家でちゃんと自分の役割や、歓迎される居場所、そして時には一人になれる時間が確保できていたら、帰ってきてくれますよ。

居心地のいい家庭を

結婚って、家族の幸せが自分にとっても幸せになっていくこと。(大切にされて居心地がいいな)という気持ちをお互いに与え合う関係です。だって、幸せなご家庭のお嫁さんは、美味しいものを食べた時に、

「これ美味しい~!ダーリンとベビちゃんに食べさせてあげたい」

とかならずと言っていいほど言いますからね。自分だけじゃなく、夫や妻、子供達を幸せにしたい、と言った具合に幸せにしたい相手が増えていくことが、すでに幸せなのかもしれませんね。

まとめ

結婚してよかった点

  • 子供を持つことができて人生が充実した
  • 心が安定した状態で過ごせるようになった
  • 二人だとご飯が美味しいし楽しいことが増えた
  • 家族のためと思うと仕事に張り合いが出る
  • 一緒に趣味の時間が楽しめて余暇が充実した

などです。

負担が増えたなどマイナス面

  • 夫やその家族など、悩みが増えた
  • 経済的には楽になったけど、家事が増えた
  • 発言や行動などに責任を感じるようになった
  • 体型が変わった(主に太った)

などです。

あなたが成人ならば、結婚はしたい人同士が二人の意思で決めていいものです。特別な資格はありませんが、それなりに「大人になる覚悟」が必要です。

男性も女性も、独身時代と何一つ変わりたくないという気持ちを卒業すると、新しい世界が見えてきて、視野が大きく広がっていきます。単純に目がふたつ増え、頭が一つ増えるのもありますし、子供だけでなく、親・兄弟姉妹も増えたりします。もっと視野を広げたい、見たこのとない感動や喜びをたくさん味わってみたいのでしたら、結婚することをお勧めしますよ。

池袋ぶどうの樹結婚相談所 仲人おぎた