服装で失敗するのはもったいない!

女性が結婚相手の理想のイメージを持っているのと同様に、男性だってお嫁さんへの夢や理想があります。おしゃれに疎い男性でも、全体的な印象を左右する服は案外しっかり見ているもの。とくに、好きなタイプ女性のことは、しっかり記憶しているから驚きです。

せっかく気合い入れてお店予約してるのに、女性のおしゃれが手抜きだと萎える

そういった男性たちのお嘆きを仲人は日々聞いております。また、おしゃれな男性と結婚をしたければ、女性もそこそこおしゃれにしておかなければ選ばれない、そう考えて間違いないと思います。

では早速失敗談を見ていきましょう。

全身真っ黒で武装する婚活女性

ミカさん(32歳・仮名)は初回の面談でも黒いワンピースに黒いサンダル、黒いキャップをかぶってこられました。お聞きすると、洋服も小物もほぼ黒ばかり。せめてプロフィール写真は明るい色の服を着ましょうね、とお伝えすると、素直にベビーブルーのワンピースと白いカーディガンをご購入されました。

初回のお見合いは仲人のおぎたが付き添うので、プロフィール写真と同じワンピースを着てきてくれたミカさんでしたが、婚活を始めて1ヶ月もすると、

「明るい服って汚れないように気を使うから疲れるんですよね」

と婚活デートでもお見合いでも真っ黒に逆戻りしてしまいました。その結果、お見合い後の通過率がガクンと下がり、交際に入れないという状態が続いてしまったのです。特に夏のお見合いは男性もスーツやジャケットで暑いのを我慢しているので、せめて目から清涼感を与える色彩にしてあげると好感度も上がるようです。

お断りをしてきた仲人さんに詳しくお話を聞くと、

「ミカさんは何度会っても壁を作っていて、なかなか心を開いてくれない感じがすると言っております」

黒服を着る女性の心理

色彩心理学では、黒をよく着る人はプライドの高い人が多いと言われています。精神力が強く、努力家で独立志向が強いというデータもあります。ですがその強さは、”自分の弱さや欠点を隠したい”という心理の現れでもあると考えられています。また他人と自分を比べる傾向があり、嫉妬深い女性が多いという専門家もいます。

結論としては、全身真っ黒い服は、デートなど男女交際には向かないようです。

華やかなフリルワンピがつらいお年頃

マリさん(35歳・仮名)は華やかなお顔立ちの明るい女性です。コミュニケーション力も高く、流行に敏感な女性です。気合の入ったお見合いの日は、その華やかさを一層印象づけられるようにと、フリルがふんだんにあしらわれた白いワンピースと決めていました。でもなぜか自信たっぷりにそのワンピースを着ていったお見合いでは、毎回お断りされるのです。

仲人が不思議に思って会員男性に聞いたところ、

「彼女は綺麗だけど、会話の中身がミーハーで、しかもなんだかヒラヒラした見た目だから、結婚というイメージにつながらなかった。ごめんなさい。」

と感想を伝えてくれました。マリさんに言わせれば、

「マッチングアプリで恋人探しをしていた時は、すごく評判が良かったんです!このワンピース」

とのこと。確かに、デートで連れ歩く目的なら良いのかもしれません。またそのワンピースはすでに3年前に購入したものとのことでした。仲人は、

「32歳の時のマリさんには、ちょうどよかったのかもしれませんね。でも今は35歳、恋愛ではなく真剣に結婚相手を探しているマリさんには、もうふさわしくないのかもしれませんよ」

とお伝えしました。

それからマリさんはヒラヒラワンピースをやめて、すっきりとしたシルエットのハイウエストスカートに白いブラウスへと変えたそうです。服を変えた途端、素敵な男性から見そめられ、1度目のデートの後すぐに「マリさんとの真剣交際を視野に入れています」と先方カウンセラーから伝えられたのでした。

「荻田さん、洋服って本当に大切なんですね、アドバイスありがとうございました!」

と大きな瞳を潤ませて、マリさんは感動を伝えてくれました。もちろんその日の面談は「次のデートで何を着て行くか」という話をしましたよ。

ボサボサ頭にロングTシャツで「女として見れない」

マユミさん(40歳・仮名)は、外資系企業で働くバリキャリ女性。仕事では英語とフランス語を使いこなすできる女性です。ですが、時々仕事が深夜まで及ぶ事があり、不規則な生活とのことでした。プロフィール写真の時は、プロにメイクをしてもらい、ロングヘアーを巻いて、エレガントなシルクのブラウスで撮影に臨みました。

事件は初めてのお見合いで起きました。

金曜日の仕事が予定通りに終わらず、ベッドに入れたのが午前4時。土曜日のお見合いの開始時間が11時だったのですが、目が覚めたのが10時で、どう考えてもお見合いの約束時間に間に合わない!とパニックになったそうです。とにかく適当にファンデーションだけ塗って、その辺にあった部屋着で飛び出してきたマユミさん、なんとか事前連絡が間に合って、15分遅刻で済んだのですが、お見合い後にお相手男性から

「遅刻についてはまあ許します。でもそれ以上にあの髪とあの服装はどうなのでしょう。写真とはかけ離れていてまるで別人でした。しかもホテルのラウンジで浮きまくっていて、約1時間お話しする間じゅう恥かしかった。ちょっと女性として見れないので、交際は見送ります」

とお返事が来てしまいました。

念願の年下男性とのご縁だっただけにとてもショックで、それ以来、【お見合いの服はあからじめ決めておいて、前日寝る前に枕元に置いておく】【目覚ましをでかける2時間前にかけておく】とマイルールを作ったそうです。

プロフィール写真とのギャップに要注意

男性の婚活ファッションは、「無難でいい、無難がいい」とお伝えしています。気をてらった個性的な服を探す暇があったら、少しでも体を鍛えて引き締まったボディを作った方がよほど女性から好かれます。

では女性の婚活ファッショはというと、男性に好感を持ってもらえる服である事が理想ですが、まずは「婚活プロフィール写真と違いすぎないこと」が大前提です。わかってます、とみなさんおっしゃるのですが、婚活に限らず、物事に慣れてくると、だんだん緊張感がなくなり、楽な方へと流れてしまうのが人間です。ですが、初めましての人と会うのに「慣れからくる手抜き」は最大の敵です。

そんな時に仲人がいち早く異変に気づき、アドバイスをしています。

選ばれる人は自分をブランディングしている

特に30代~40代前半までの婚活では、女性の数が男性よりも圧倒的に多い=ライバルが多いもの。たまたま男性の方から申し込んでくれたからといって、油断は禁物です。お見合いの通過率はどんな人でもせいぜい10%。ということは10人に申し込んでやっと一人と会えるのです。だから一度に20人~50人に申し込むのが普通です。申し込まれたあなたは、とりあえず書類審査通過くらいに思ってほぼ間違いありません。

それも、一人ひとりじっくりプロフィールを読んでいるというより、年齢と写真の雰囲気でローラー作戦的に申し込む男性が多いもの。要は本当の勝負は「会った時、どれだけ期待を上回る印象を与えられるか」なのです。だからこそ、ファッションを含めた見せ方と在り方をブランディングして行くことが結婚への近道なのです。ブランディングは、無理に作るものではなく、もともと持っている性格や価値観、バックグラウンドを反映して、どんなお相手に選ばれたいかを想定して表現して行くものです。

まとめ:こんな婚活ファッションは見直そう

今回はわかりやすいNG例です

  • ・全身真っ黒で武装しているかのような服
  • ・30代でフリルを多用した可愛い服
  • ・ロングTシャツなどカジュアルすぎる服

での失敗事例をご紹介しました。

お見合いの席は、ビジネスに準じたマナーが基本です。クライアントや上司との打ち合わせにクセ強めの服をきて行くのって、かなりのギャンブルといえばわかりやすいでしょうか。もしかして、その強いクセがすごく気に入られることもあるかもしれませんが、とりあえずお見合いの場でギャンブルはやめた方が賢明です。だんだんと仲良くなり、心を許せる関係になってからカジュアルダウンしたり、人によってはコスプレ姿を見せるのは、アリかもしれませんけどね。

近頃、30代の洋服難民が増えています。ユニクロしか持っていないとか、カジュアルな服しか着ない、という女性・男性のお見合い服選びは無料でサポートしていますので、ご相談くださいね。

仲人おぎた