なぜ「なんとなく交際終了」になる?受け身な30代男性が陥る失敗

そもそもなのですが、結婚相談所で活動している方の多くは、常識があり若干遠慮がちな方が多いものです。そのため、お相手からの連絡を双方が待っている間に、デートの約束ができず熱がどんどん冷めていって「なんとなく交際終了」になってしまうことが多いのはご存知でしょうか。

結婚相談所でせっかくお見合いが組めてラッキーにも交際に入れたのに、なんとなく終わってしまうのは本当にもったいないことです。あと数回会ってみたら、だんだんいいところが見えたかもしれないのに、もしかして、ストンと納得できる瞬間がやってきたかもしれないのに、と悔やまれます。今日は交際を円滑に進め、無為に終了されない、ちょっとしたひと手間についてお伝えします。

サクッと成婚する男性が実践している3つの「積極的な行動」

一方で、すぐ成婚できている男性は何をしているのでしょう。受け身な遠慮がち真面目男子と積極男子の違いはこの3つ。これらは、女性に「熱意」と「リード力」を示す具体的な行動です。

  • 躊躇なくデートにお誘いする
  • お相手を気づかうメッセージを送る
  • 会いたい、会えて嬉しいが言える

また、趣味や関心の幅が広く、話題豊富な人ほどすぐに女性の心に入り込んで、女性からも愛されていることも特徴的です。

【重要】女性は職場以外の心の居場所を求めている

「自分、真面目なんで、趣味は仕事です。仕事以外の話題はありません」という男性で、すんなり結婚できた人を正直見たことがありません。なぜなら、女性は職場以外の心の居場所結婚生活の楽しさを求めて婚活しているからです。

お見合いやデートで、仕事の話ばかりする人は、仕事ができるかどうか以前に、「一緒にいて楽しくなさそう」と敬遠されます。

「そんなこといわれても、会話が止まるとすぐ仕事のことを聞きたくなるんです」という男性は要注意ですよ。結婚するお気持ちがあるのなら、仕事が終わったら寸暇を惜しんで、人気の映画や小説をチェックしり、話題のレストランをリストアップ。いつでも誘える状態にしておく、などやれることは全部やる、というスタンスでちょうどいいのです。

交際を邪魔する「遠慮」の正体:受け身男子が抱える3つの言い訳

遠慮して、気を使って、迷惑かも、と思って連絡しないということほど損はありません。なぜかというと、理性やためらいが、お二人の距離を縮めることを邪魔してしまうからなのです。

大人男子がデートに誘わない、メッセージを送らない理由として、口を揃えていうのは、以下の3つの「言い訳」です。

  • あんまりメッセージを頻繁に送ると迷惑な人と思われそう
  • 用事もなく自分から送るのはご機嫌取りみたいで恥
  • 前回は自分が誘ったんだから、次は女性から誘ってくれてもいいのでは?

あるいは、提案した日は予定が合わないから、と1回断られただけでポキンと心が折れて挫折してしまう、ガラスのハートすぎる婚活男性も少なくありません。でもいつまでもそうやって、誘うこと自体を迷い遠慮しすぎているとしたら、婚活の終わりは果てしなく先延ばしになります。

【事例】受け身男子ケンジさんが「不安」を乗り越えご成婚できた理由

まさにケンジさん(33歳・仮名)がそうでした。ケンジさんはお見合いは組めるものの、自分から誘うのが本当に苦手で、デートプランも思いつかないし、仮交際に入っては消滅、を繰り返していました。

ケンジさんは「最初の2回くらいまではなんとか頑張って誘うけど、3回目くらいからもう疲れてしまって。女性の方から提案したり、ワリカンにしたりしてくれないと、しんどすぎる」と嘆いていました。彼の苦痛は、以下の3つのハードルでした。

  • デートに誘うことのハードル
  • デート中会話をリードすることのハードル
  • デートでお支払いを負担し続けることのハードル

これが苦痛になるという方は、少しお見合いをセーブしてみるのがおすすめです。

ケンジさんは、ご入会初期は交際終了が怖くて、交際に入れてもすぐまた大量に申し込みをしていました。いくつも保険をかけておいた方が、万が一振られてもダメージが少なくて済むからだそうです。

しかし、「恋愛経験がほぼなく、真面目で不器用なケンジさんには、複数の人との同時交際は難しい」と判断し、こう伝えました。

「不安はね、自分で生み出している、幽霊みたいなものです。まだなにも悪いことが起こっていないのに、ツライツライと自分に言い聞かせてしまうのが、不安の正体です。不安を解消するのは『行動』だけです。『誰でもいいからキープしておこう』という発想は、お相手にあなたの不安と覚悟のなさを伝えてしまいます。焦らずに、『最後はなんとかなる、絶対結婚する』と腹を括って一人一人とじっくり向き合うことこそが、結果的に相思相愛の結婚へ至る最短ルートなのです」

ケンジさんはこの言葉で気づきを得ました。

「結婚って楽しいことだけではなく、いろんな負担も増えるけど、それでもしたいのは、誰かを笑顔にしたいから、自分がこの人を幸せにしたという達成感が欲しいからです。」

それなら答えはでています。手当たり次第誰でもいい、ではなく、この人となら幸せになれると思える人にマトを絞っていきましょう。婚活が不安や寂しさを紛らわすためのものになってしまうと、婚活をし続けることが目的化します。そうではなくて、ゴールは大好きな人を笑顔にすること、自分もその隣で笑えることだということを忘れないでください。

その後、ケンジさんはお見合いで出会った年下のキャリアウーマン女性に熱烈アプローチをして、女性からも熱愛されてご成婚されました。

交際を続けるための自己防衛:自分の「キャパシティ」を把握する重要性

対人関係にストレスを感じやすい男性ほど、婚活でへとへとになります。そもそも対人関係のストレス耐性は個人差が大きいのです。5、6人と同時交際でも全然平気な人もいれば、1人が精一杯で2人目の交際相手ができただけで、ちょっとしたパニックになる人もいます。

婚活は、必ずしも努力が報われるとは限らなかったり、気まぐれな女性の気持ちに振り回されて疲労困憊する、という男性もいます。めいいっぱい気を使っているつもりなのに、女性がちっとも褒めてくれなかったり、それどころかダメ出しをされたりしたら心がもたないですよね。

そんな時は、焦って他の女性にもガンガンお申し込みをしたりしがちですが、それがまた、女性から不誠実な印象を持たれて、ダメ出しの原因を作ります。

自分を見失わないように気をつけて、お見合いがたくさん組めても浮つかず、地に足をつけながらお相手と向き合うことがご成婚へのカギなのです。

交際終了を確実に防ぐ「魔法の3ワード」とメッセージのひと手間

恥ずかしがり屋で遠慮がちな男性ほど、この言葉を伝えることが交際終了を防げる鍵となります。

  • 会いたい
  • 会えて嬉しい
  • 会えないならせめて声が聞きたい

です。その上で、さらにメッセージで彼女の体調を気づかったり、会話に出てきたご家族やペットを気づかったりすると、「この人なら、私の家族も大切にしてくれるから、結婚のイメージができそう」となっていきます。

でも大人な婚活男子のほとんどが、恥ずかしがりでカッコつけたがりなので、なかなかこの、「君に会いたい」が言えないのです。それだけに、もしあなたが言えたら、ストンと結婚できたりしますよ。


まとめ:受け身を卒業し、選ばれる男性になるために

30代受け身婚活男性の交際終了の大きな原因は、「熱意と覚悟の欠如」がお相手に伝わってしまうことです。交際を成功させ、選ばれる男性になるために、以下の行動とマインドを徹底してください。

  1. 【行動の習慣化】 デートの誘いやマメな連絡を「恥」や「遠慮」ではなく「愛情表現」だと捉え、積極的に行動する。
  2. 【話題の準備】 仕事以外の趣味や関心を広げ、「一緒にいて楽しい時間」を提供できるように準備する。
  3. 【魔法の3ワード】 「会いたい」「会えて嬉しい」「声が聞きたい」といったストレートな言葉で、本気の熱意と愛情を伝える。
  4. 【マインドセット】 不安から逃げるために複数の交際をキープするのではなく、「この人」と決めた相手に腹を括って向き合う覚悟を持つ。

交際中の「ひと手間」は、女性にとっては「自分を最優先に考えてくれている」という安心感に繋がります。受け身を卒業し、主体的にお相手をリードする姿勢を持つことが、相思相愛の結婚への最短ルートです。

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