婚活をしていると、どうしても外見や年齢、条件ばかりに意識が向いてしまいがちです。
「もっと痩せていたら…」「もっと若ければ…」「もっと条件が良ければ…」
そうやって自分に足りないものばかりを数えていませんか?
でも実は、多くの男性が結婚相手を選ぶときに重視しているのは、見た目でもスペックでもありません。
それは、
「この人といると、心が落ち着くかどうか」
ただ、それだけなのです。
そして、その安心感を一瞬で相手に伝えられるのが、「言葉の使い方」です。
特に、今回お伝えしたいのが、クッション言葉という、小さくてやさしい魔法です。
婚活で一番見られているのは「話し方」と「言葉」
人は会話の内容だけではなく、「どんなふうに話すか」を、無意識のうちに感じ取っています。
・言い方がきつくないか
・相手の立場を考えているか
・余裕があるか
・感謝や思いやりがあるか
男性が結婚相手に求めているのは、刺激よりも安心感です。
そして、その安心感は、話し方や言葉づかいににじみ出ます。
たとえ緊張していても、不安でも、
言葉を少しやわらかくするだけで、相手の心の緊張はふっとほどけていきます。
これが「クッション言葉」の力です。
クッション言葉とは「愛され上手な女性の共通点」
クッション言葉とは、会話のはじめや途中に添える、やさしい一言のこと。
たとえば…
・「もしよろしければ」
・「お手数でなければ」
・「差し支えなければ」
・「お時間のあるときで大丈夫です」
・「ありがとうございます。とても助かります」
こうした言葉があるだけで、
✔ 上品な女性
✔ 思いやりがある人
✔ 心に余裕がある人
✔ 大切にしてくれそうな人
という印象に変わります。
つまりクッション言葉は、「女らしさ」ではなく
“女性としての品の良さ”をさりげなく伝えてくれる表現なのです。
シーン別|愛される女性のクッション言葉
メッセージで距離を縮めるとき
婚活では、メッセージのやりとりが関係性を左右します。
❌「(返信)まだですか?待ってるんですけど。」
⭕「お忙しいところすみません。お時間のあるときで大丈夫ですよ」
この一言があるだけで、相手は「責められている」ではなく、
「気遣ってもらえている」と感じます。
それだけで、あなたの存在は優しく心に残るようになります。
男性は女性と違ってシングルタスクな人が多いので、仕事が忙しいと頭の中は仕事でいっぱいになり、後で返信しよう、と思って忘れているなんてことがよくあります。悪気はないので、責めずに、優しく“お仕事お疲れ様です”の気持ちをこめて、気遣いのあるメッセージを送りましょう。
女性もそうだと思います「慌てなくていいよ」と言ってもらえると、安心して後できちんとやろうとか、むしろ誠意を持って対応したい、と感じませんか?逆に「さっさと返信して!」というプレッシャーをかけられると、うっすらと「面倒くさいなあ、後でやろうと思ったのに」と少し苛立ちを感じたりするものです。
まして、お仕事が繁忙期なら、
俺だって結婚するために仕事を頑張ってるのに、なんで怒られたりしなきゃいけないんだ!
と腹立たしく感じてしまう、というお声も男性会員様から聞いています。ついでに言うと、本当に忙しいかどうかは問題ではありません。そういう配慮ができる女性になる、ということにポイントがあるのです。
質問するとき
ちょっと気になることを聞きたい時こそ、クッション言葉が生きてきます。
❌「どうして独身なんですか?」
⭕「もし差し支えなければ、これまでのご縁について少し教えていただけますか?」
聞いている内容はほぼ同じなのに、印象はまったく違います。1
前者は「詮索」、後者は「興味と尊重」になるのです。
レストランでのオーダー
デート中、あなたがお店の人にどう接するかは、彼はしっかり見ています。
❌「これください」
⭕「すみません、こちらをお願いできますか?」
店員さんへの態度は、
「将来この人は、自分の家族や周りの人にもこう接するのかな」
という判断材料になります。
丁寧な言葉は、それだけであなたの価値を高めてくれるのです。
ちなみに、店員さんがお料理を運んできたときに、「ありがとう」とあなたは言えますか?
この一言が言えるとグッと大人の女性として印象がアップしますよ。
お会計のとき
お金の場面では、特に“品”が出ます。
❌「じゃあ割り勘でいいです。はい!」
⭕「ありがとうございます。次は私にお茶をごちそうさせてくださいね」
お金そのものよりも、
「気持ちを差し出せる女性かどうか」が、男性には響きます。
自分からお金を払っておいて、後で不満をいう女性もいますが、それくらいなら別の形でお礼をした方がうんとエレガントです。
本来、恋人でもフィアンセでもないお二人なので、おごってもらう理由はないのです。
デートの別れ際(最重要)
別れ際の一言は、その日の印象を決定づけます。
❌「今日はありがとうございました」
⭕「今日はお時間を作ってくださって、本当にありがとうございました。とても楽しかったです」
この一言で、男性の中に
「また会いたい」という感情が芽生えます。
この感情こそが、ご縁をつなぐ種になるのです。
よく第一印象が最も大切、といいますが、
実際に交際に入ってからは、
別れ際上手にまさる印象美人はありません。
会員様でもお見送りしていると、
振り替えってお辞儀する人もいますし、
スタスタと振り返らずに去っていく人もいます。
私に対しては別にいいのですが、
交際相手には名残惜しそうに振り替えるか、
去っていく彼の背中を見送る女性
であって欲しいものです。
ちなみに私は毎朝、夫が出勤するのを
手を振ってお見送りしていますよ。
言葉のドレスアップで“品のある女性”になる
クッション言葉は、いわば言葉のドレス。
見た目にどんなに気を使っていても、
言葉が雑だと、心がだらしなく感じて
魅力は半分以下になってしまいます。
でも逆に、たとえ完璧でなくても、言葉が美しければ、
「こんな女性を大切にしたい」
そう思ってもらえるようになるのです。
本当の美しさは、外見ではなく、話し方にあらわれます。
年齢を重ねるほど、それははっきりと表に出てくるのです。
いい大人になっても、
「ビジュいいじゃん」「やばくな~い?」
と言っていると、結婚相手には見られないかもしれません。
また、両親をいつまでも「パパ」「ママ」と呼んでいたり、
「オヤジ」とか「あの人」のような
突き放した呼び方をするのは御法度です。
家族こそ、これからのお二人が目指すゴールなのですから、
お相手が聞いたらどう思うかは推して測るべし、ですよね。
実話|成婚を決めた30代女性が自然に使っていた言葉
ある30代前半の女性。
特別に美人だったわけでも、若かったわけでもありません。
ですが、彼女はとても早く成婚されました。
理由は、いつも口にしていた、たったこれだけの言葉でした。
・「お会いできて嬉しいです」
・「ありがとうございます。とても助かります」
・「ご一緒できて安心しました」
ご主人となった男性会員様は、こう話してくれました。
「彼女には気品と癒しを感じます。だから一緒にいると、心がふっと軽くなるんです」
それは、彼女の“言葉の温度”が、男性の心をやさしく包んでいたからなのです。
交際中は、デートの後に送られてきた
今日もお会いできて嬉しかったです。
素敵なディナーをご馳走様でした。
次回は必ずお礼をさせてくださいね。
と言うメッセージを読んで、
思わず小躍りして喜んでしまった、
と語ってくれました。
・
デートの後「ありがとうございました」って
ちゃんとメッセージしてますよ。だからいいでしょ。
と思っていたら、チャンスを逃しているかもしれません。
あと少し言葉にドレスを着せるだけで、
”また会えて嬉しい気持ち”や、
”また会いたいという思い”
”感謝の気持ち”全部を
一つのメッセージの中に
盛り込むことができるのですから。
まとめ|あなたの一言が、未来を変える
忙しい日々の中で、つい言葉が短くなったり、
雑になってしまうことは誰にでもあります。
でも、ほんの一瞬だけ、立ち止まってこう自分に問いかけてみてください。
「この言葉、やわらかいかな?」
たったそれだけで、あなたの言葉は変わります。
あなたの印象が変わります。
そして、ご縁の流れが変わります。
スペックでも、年齢でもなく、
「どんな言葉を使って生きている女性か」
それが、選ばれる女性の共通点です。
クッション言葉は、今この瞬間から使える
小さくて、でも確実に人生を動かす魔法なのです。
ぜひ取り入れてみてくださいね!
- 過去の婚活歴を聞くのはNGですが、婚歴がある人や特に素敵なのに婚活をしている人を見かけたら、聞くこともあるでしょう。また、関係性が深まってきたら、サラっと聞いてみるのはありです。臨機応変に判断していきましょう。 ↩︎

