会話から恋を生む「選ばれるお見合い会話術」

会話の基本は、相手の話をよく聞き、笑顔でうなずくこと。大前提であることは分かっていても、「沈黙が怖い」「つい自分ばかり話してしまう」と悩む30代・40代の男性は少なくありません。

それも仕方がないことです。ニコニコとお互いに笑顔で頷いているだけでは、お見合いは成立しませんからね。

本記事では、あなたが最も悩ましいと思っている「何を話せば交際・結婚へ進めるのか?」という疑問に対し、成婚を量産してきた仲人目線で具体的な会話術をお伝えします。

重要なのは、「会話を楽しんでいます」という態度を見せること、そして”「好き」という感情を言葉で伝えること”です。

自分語りという快楽を乗り越え、女性から「もっと彼のことを知りたい」と言われるための、第一声からデートの誘い方までを解説します。このノウハウで、会話から恋を生み、幸せな両思い婚への第一歩を踏み出しましょう。

1. 婚活会話の第一歩:女性の「安心感」を掴む挨拶

会話の成功は、最初の10で決まります。ここで女性の安心感を掴めるかが重要です。

挨拶で「会えて嬉しい」をストレートに伝える技術

最も望ましいのは、お相手より先に、堂々と第一声を発することです。

「〇〇です、今日はありがとうございます。よろしくお願い致します」

どっちが先に言えばいいのか悩むヒマがあったら、真っ先にご自分から言いましょう。そして、この一言をプラスしてください。

「実は僕、今日とても楽しみにしてました。」

「(お相手の名前)さんにお会いしたかったんで、嬉しいです」

笑顔でサラッと言えたら百点満点です。

NG例:女性の安心感を奪う最悪の挨拶】

なんと言えばいいのか分からず、キョロキョロしたり下を向いたりして、目を見ずにモゴモゴと「あ、どうも‥‥あの、〇〇です」と小さな声でいうこと。

企業面接ですら落とされます。まして、女性にとって人生がかかっている結婚相手選びはもっとハードルが高いのです。この挨拶がちゃんとできたら、あとは姿勢を正し、時々お相手の目を見てお話しすれば大丈夫です。

2. 交際希望を引き出す「リアクション」と「質問力」

会話の成否は、あなたが何を話すかではなく、相手にどれだけ気持ちよく話してもらうかにかかっています。

会話を楽しむ態度が「また会いたい」に変わる

お相手の話に全集中して、内容に合わせてきちんとリアクションしてください。

  • 言葉で感情を伝える: 「面白い!」「それはすごいですね」「楽しそうですね」「大変でしょう」など、言葉で感情を伝えるのも有効です。
  • 非言語でリアクション: 時には笑ったり、微笑んだり、大きく頷いたり、関心したり。

ここがおろそかなのに、「次自分のターンで何を話そうか」「しっかり自分をアピールしなくちゃ」なんて考えているのは100年早いです。

交際希望を出されるコツは、自分から会話を楽しんでいますという態度を見せることです。あなたといると本当に楽しい、というアピールは大切です。

相手が「また会いたい」と思う質問術

会話上手な女性なら司会役を買ってでてくれますが、そうではない女性には、あなたがどんどん次々に質問をするだけでもいいのです。

お見合いで、しっかりプロフィールを読み込んできて、たくさん女性に質問をする男性はモテます。

「気がつけば私ばかりしゃべってました。次にお会いしたときは、もっと彼のことを知りたい。」

女性からそう言われ、先に交際希望を出されているのが現実です。

それに比べて、沈黙を怖がってペラペラしゃべってしまい、自分が自分がと自分語りをしすぎる男性

「こっちが気を遣わなくてはいけない感じで疲れるので、交際はお見送りします」

となっているのです。

「自分語り」が嫌われる心理的な真実

この事実をお伝えしてもなお、自分語りがやめられないのは、ある真実を知らないからです。

それは、おしゃべり、特に自分語りには「快楽」が伴うという事実です。

快楽に負けない「会話の黄金比」は2:1

おしゃべり、特に自分語りには「カタルシス効果」があり、自分の考えや行動を誰かに聞いてもらうことでスッキリするのです。言い換えると、自分の言いたいことを、気が済むまで誰かに聞いてもらいたいという人間の持つ根源的な欲求に負けてしゃべってしまうのです。

しかし、自分だけが気持ちよくなってしまうのが、この自分語りが長くて嫌われる理由です。

ではどうすればいいのか?

**ベストは相手にたっぷりと話させてあげること。**これができたら、「なんていい人なの、こんなに私の話を聞いてくれて」と思われます。

【会話の黄金比】

相手が2話したら、自分が1話すくらいでちょうどいいのです。

何を話すべきか、というと、実は内容は大した問題ではありません。趣味や価値観など、たわいもないお話で楽しく1時間キャッチボールができること。これが女性にとっては、結婚相手の必要最小条件なのです。

⚠️注意点

自分の毎日のルーチンや仕事のポリシーについて演説したり、会社への不満や人間関係の愚痴がポロリと漏れてしまうのは、女性に「不安」を与える最悪の悪手です。愚痴や不満は、サウナや映画鑑賞など、なるべく別の方法で発散しておきましょう。

3. 成婚を加速させる「お見合いでデートに誘う」具体策

「そんなまだるっこしいことで、結婚なんてできるのか。俺には時間がないんだ…」という方におすすめなのが、お見合いの終わり際にデートに誘う、という技です。

目標達成の成功法則:動詞を小さく「今できる行動」に落とし込む

目標が達成しない人って、「結婚して郊外に一軒家を建てたい」など、動詞が大きい(ハードルが高そうに感じる)んですよね。

あなたが本当にすべきことは、”「年内に理想の美人とご成婚」といった大きな目標ではなく、「今目の前にいる素敵な女性をデートに誘う」”という、今すぐ実現できる具体的なアクションまで落とし込むことです。

実践!お見合いでのデートの誘い方

デートの提案は、近い未来の具体的な提案なので女性の心に響きます。

  • お寿司が好きとプロフィールに書いてある女性なら、 「恵比寿に行ってみたいお寿司屋さんがあるんですよ、一緒に行きませんか?交際希望出すのでよろしく」
  • スイーツが好きと書いてあったら、 「季節のパフェが美味しいカフェ知ってるんで、ぜひお連れしたい。一緒に行きましょう。じゃあまた!」

ご入会から爆速で結婚できた人たちが実践しているテクニックです。

お相手が交際希望を出してくれたら、ファーストコールで話すことは決まっていますよね。

「例のお寿司屋さん、予約するから希望の日時をください」

話がめちゃくちゃスムーズに進み、スピード成婚に繋がるのです。もちろん、お寿司屋さんデートで次のデートの提案をすることは言うまでもありません。

まとめ:会話から「好き」が生まれ愛へ育つ法則

たかが会話、されど会話です。婚活は、初対面の人とたったの3ヶ月かそこらで結婚するかどうかを判断するというハードな行為。だからこそ、何を話すのかは最も大切なことなのです。

特に、大人男子は、以下の言葉が照れくさくて言えない傾向があります。

  • 優しい言葉が照れくさくて言えない
  • また会いたい、会えて嬉しいが言えない
  • 好きだから結婚しようと言えない

このせいで、交際中にただひたすらご飯を食べたり、お茶をしただけで終了してしまうというわけです。

男性はそれでもある程度条件的にOKなら結婚を考えられるかもしれませんが、女性は恋する言葉なしに幸せな未来をイメージできません。どんなにハイスペックでも、この「心が動かされる言葉」なしには、(好きかも)という気持ちを生むことさえも難しいのです。

高価なレストランをせっせと調べる暇があったら、好きという感情が生まれる会話を学んで欲しいのです。

男性からの、「好き」を感じさせる言葉かけこそが、女性の「好き」スイッチを押すのですから。

そして、その言葉は結婚後もずっと続けていけば、大きな愛情へと育っていきます。未来の練習と思って、明日のお見合いから取り入れてみて下さいね。

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