「結婚しなくても生きていける」
45歳を過ぎると、この言葉は現実味を帯びます。
仕事もある。収入もある。友人もいる。
一人の生活にも慣れている。
だからこそ、
・今さら生活を変えたくない
・結婚式や形式にお金をかけたくない
・女性だから家事を当然に求められたくない
・子どもを持つつもりもない
そう感じる女性が増えています。
その気持ちは、とても自然です。
ですが仲人として、数多くの45歳以上のご成婚を見てきた私が思うのは―
「結婚の本当の価値」を知らないまま、選択肢から外している方が多い
ということです。
今日は少しだけ現実に踏み込みながら、お伝えします。
45歳からの人生に“本当に必要なもの”とは
20代の結婚は「ときめき」が中心。
30代は「条件と将来設計」。
40代後半からは、少し変わります。
キーワードは――
安心・共有・支え合い
✔ 体調を崩したとき
✔ 親の介護が現実になったとき
✔ 仕事を続けられなくなったとき
✔ 退職後、毎日が長く感じ始めたとき
「大丈夫?」と言ってくれる人が“日常にいる”こと。
これは想像以上に大きな価値です。
経済より大きい“心理的安定”
45歳以上の独身女性は、多くが経済的に自立しています。
だからこそ見落としやすいのが、
心理的な土台です。
結婚は収入を増やす制度ではありません。
けれど、
・老後資金のリスク分散
・住居費の共有
・医療・相続の法的安定
・万が一のときの緊急連絡先
人生後半になるほど、
“法的に守られた関係”の強さがじわじわ効いてきます。
別居婚や事実婚ではカバーしきれない部分も、確実にあります。
【成婚エピソード】48歳女性・「一人で平気」だった私が変わった日
48歳のAさんは、こうおっしゃっていました。
「私は一人で平気です。正直、結婚は面倒です。」
仕事も順調。マンションも所有。
経済的な不安はありませんでした。
ですが、ある日体調を崩し、
一人で救急外来に行った夜。
「このまま老後も全部一人なのかもしれない」
そう感じたそうです。
ご成婚後、彼女が言った言葉は印象的でした。
「依存じゃなくて、共有なんですね。
一人でも生きられるけど、二人だと心が軽い。」
結婚は“弱い人がするもの”ではありません。
自立した人が選ぶ“安心の形”でもあるのです。
別居婚という選択、本当にそれで安心ですか?
「生活を変えたくない」
「距離があったほうが楽」
その気持ちも理解できます。
ですが、
✔ 病気のとき
✔ 入院のとき
✔ 判断が必要なとき
物理的な距離は、心理的な距離に変わることがあります。
別居婚が悪いわけではありません。
ただ、“安心の設計”として十分かどうかは冷静に考えてほしいのです。
子どもを持たない=結婚の意味がない?
子どもを望まない女性も増えています。
でも、結婚は「出産のための制度」ではありません。
結婚は、
✔ 日常を共有する
✔ 将来設計を一緒に考える
✔ 感情を分かち合う
人生のパートナー契約です。
子どもがいなくても、
夫婦で旅をする
一緒に老後を設計する
お互いの家族を支える
それだけで、人生の景色は変わります。
覚悟とは、「誰かに頼る勇気」
45歳を過ぎると、
・今さら変わりたくない
・失敗したくない
・傷つきたくない
そんな気持ちも強くなります。
でも、本当のリスクは何でしょうか。
結婚することですか?
それとも―
10年後も、20年後も、完全に一人でいることですか?
結婚は若さの特権ではありません。
45歳からの結婚は、
「安心を選ぶ覚悟」です。
知らないまま避けるのではなく、
知った上で選んでほしい。
それが、仲人としての本音です。

