ハイスペック男性と結婚したい?

「優れたお相手と結婚したい」人間に限らず恐らく全生物が持っている本能です。優秀な遺伝子を残したい、そう願うのが自然界の摂理なのかもしれません。優れているとはどういうことか、人によってもちろん様々ですが、お見合い結婚というフィールドにおいては凡庸ながら【高学歴・高年収・高身長、そしてイケメン】この4要素に集約されるようです。ではどうすればこの4つを満たすハイスペック男性と結婚できるのでしょう。

実際に成婚できた30代女性の婚活エピソードを見ていきましょう。

ハイスペック男性の婚活の特徴

ハイスペ男性の婚活をサポートすることが多く、また、女性側のサポートも経験豊富なぶどうの樹結婚相談所ならではのデータをもとに、「ターゲット」となるハイスペ王子様について前提として知っておくべきことをまとめておきます。

  • 多くの女性が狙っている=ライバルが多い
  • ご入会からご成婚まで婚活期間が非常に短い
  • 自分が選べて当然な立場だと悪気なく思っている
  • 理想が高くなりすぎてこじらせ、婚活が長期化するタイプもいる

正直にいって、恋愛にも明るいハイスペ男性は、20代でさっさと結婚して子供を作っています。

30代40代でもアプリに登録すれば「いいね」はいっぱいつくし、遊び相手にはこと欠かないというわけです。

となると、結婚相談所にいるハイスペ王子様たちは、

  • 恋愛経験は実は少ない
  • 勉強と仕事に明け暮れいい年齢になってしまった
  • 真剣に結婚したいと思っている

そう考えて間違いないでしょう

さらにその中でも、結婚相談所の婚活で成功するタイプのハイスぺ男性は

  • 素直で受け身な傾向が強い
  • 密かなコンプレックスを抱えている
  • 美人でノリが良い女性が好き

といった傾向が見られます。

恋愛強者にも思える彼らがなぜ受け身なのか?というと失恋のショックに耐えられないから。

想像できないかもしれませんが、「素敵、イケメンですね」とか「モテますよね?」と言われる男性ほど、振られることを恥だと思うので、極端に怖いのです。

むしろ失恋をなん度も経験しながら、実体験でモテを学んだ普通男子の方が、失敗を恐れずに自分から攻めていくファイトがありますよ。

また、大まかな傾向として、男性の方が自己開示が苦手なので、誰にも言えないコンプレックスを隠し持っていることがあります。それゆえ、むしろ女性の方から先にコンプレックスを打ち明けると、好感が持たれやすいですよ。そして、心を開いてくれるでしょう。

ハイスペイケメンと結婚した34歳女性

真由さん(34歳・仮名)は5年前からアプリで婚活をしていたけれど、30歳をすぎたあたりからタイプの人に振り向いてもらえなかったり、一度会えてもその後やりとりがぷっつり途絶えることが続いて、もっと結婚に対して真剣味のある人と出会いたい、と33歳で結婚相談所に登録して活動を始めました。

一目惚れされて交際へ

出会いは貴之さん(39歳・仮名)のお申し込みから。

貴之さんとは、お見合いでフィーリングが合い、1時間ほどお話しした後も「少し歩きませんか?」と誘われて、20分ほど一緒に歩きながらお話しをしました。

貴之さんは、会話が決して上手ではなかったけれど、会った時から真由さんのことをもっと知りたい!という一生懸命さが伝わり、帰り際に

「君さえ良ければ、もう一度会いたい」

と見つめられて、ハートを撃ち抜かれた、といった出会いでした。

解説1 一目惚れが基本

ハイスペック男性は基本的に自分に自信があるので、好みのタイプの女性には遠慮をしません。(この俺がアプローチしてるんだから、答えてくれるはず)という強い期待を持っています。ここで、「いえ今日は結構です」とかっこつけて断ると一気にテンションが下がるので要注意。

解説2 理想のタイプは美女、ただしディテールは人それぞれ

また、理想の女性像が結構はっきりしているのも特徴。貴之さんの場合は、自分と同じく専門職についている高学歴な女性を希望していたので、さらに色白で持ち肌、透けるような茶色い瞳とサラサラのストレートヘアーの真由さんはど真ん中だったようです。

その後も、二人共通の趣味である、神社デートやパワースポット巡りをして距離を縮めていきました。個人事業主で成功している貴之さんは、曜日や時間にとらわれずに動けるので、

「この日は大安で一粒万倍日。縁起が良い日だから、真由さん一緒に〇〇神社に行かない?」

といった感じで平日でもお構いなくお誘いがかかることもありました。

一方で真由さんの職場は、土日出勤もある代わりに平日に有給休暇や代休が取りやすく、なんとか調整して

「はい!大丈夫です」

と基本的にはお誘いに乗っていたのです。

解説3 鉄は熱いうちに打て!

デートの日程が合わないともうそれだけで挫けてしまう男性は多いもの。「え~私に合わせて欲しい!」と思う女性は多いのですが、ハイスペイケメンには、我こそは!という美女からのお申し込みが次々に入ってくることを考えると、真剣交際に入るまでは油断せずとにかくお相手のペースに合わせましょう。

真剣交際の打診は女性から

デートのお誘いは貴之さんがリードしてくれましたが、2回目のデートが終わった後すぐに、真由さんの方から、仲人を通じて

「真剣交際したいと受け取れるようなお言葉を頂いたそうですが、お間違い無いでしょうか?」

との確認が入りました。

解説4  真剣交際をボーっと待っていては遅い

真剣交際を待っていたら他の女性に取られてしまうかもしれません。ハイスペ王子を射止めた女性達は例外なく、仲人を通じて2回目のデートくらいから真剣交際を目指している、と伝えます。婚活では日々優先順位が入れかわるリスクがあります。ということは他の女性に目移りさせないこと、自分一人にフォーカスして欲しいということを早め早めに伝える必要があるのです。

とうとう真剣交際へ

真由さんからの「真剣交際したいと言われた」というメッセージに、「俺そんなこと言ったっけ?」と戸惑っていた貴之さん。

よくよく聞いてみれば「真由ほど素敵な女性に出会ったのは初めて、他の人とは何かが違う。もっと一緒にいたい」という言葉を聞いて、真由さんは「え~!嬉しい!それって告白じゃない?」と拡大解釈したそうなのですが、これが功を奏しました。

「真由は確かに好きだけど、もう少し他の女性とも会ってみたい」という本音を貴之さんは仲人の前でこぼしていましたが、「真由さんをあまり待たせると気が変わってしまうかもしれないわよ」と仲人からのアドバイスを受けて、無事お二人は5度目のデートの後で真剣交際に入りました。

解説5 イケメンの本音、美人とはたくさんお見合いしたい

どんなに一人の女性に魅力を感じたとしても、男のサガでより多くの女性とデートをしてみたいと思うもの。こればかりは致し方ありません。ですが多くの場合、ハイスペ男性はお仕事が最優先、しかも結構忙しいので、お休みがそんなに多くはありません。そうなった時、貴重な休日デート、本命を取るかまだ見ぬ美女を取るかで悩みます。そこで仲人がついていれば「あまりよそ見をしていると婚活迷子になって誰とも結婚できないままオジサンになっちゃうわよ」とクギをさしてもらい、速やかに一目惚れのお相手と結婚することが可能になってくるのです。

実際に、婚活界隈には50代後半~60代のハイスペック男性が多数います。

聞いてみると、もう7、8年婚活をしていたり、人によっては10年以上も婚活をしている、というお声を聞くこともありますよ。

どんなに魅力的な男性でも、いつまでに結婚したいのかを意識して婚活することと、迷った時に正しい判断へと導いてくれるアドバイザーの存在があるか無いかで、結果に天と地ほどの差が生じるのです。

補足解説 人生は有限です。

無限に命があるのなら、いつまでもいろんな女性を渡り歩いて楽しむこともいいでしょう。でも結婚はプロポーズからがスタート。お見合いや婚活デートの繰り返しではまだ本当の結婚生活の喜びを知らないままなのです。婚活をダラダラ続けているということは、スタートさえ切れていない状態で何年も人生を無為に過ごしているとも言えるでしょう。例えモテているとしても、です。

プロポーズの前にすること

真剣交際に入ったら、よそ見ができなくなるので、男性のハートは本命に向かって燃え上がります。ですが、結婚相談所では「清い交際」が絶対的なルールなので、一緒に小旅行したいとか、お互いの家に泊まりたいと思ってもできないのでじれてくるのです。

健康な男性ならば、自然ななりゆきで、、と期待すること、お分かりですよね?

結婚相談所のルールから早く脱して、恋人同士になりたい。そして早く意中の女性を自分だけが独占したい、そう思った時次のステップはおのずから、プロポーズというわけです。

ここで、すんなりプロポーズもいいのですが、その前に、結婚後のあれこれをすり合わせておくことをお勧めします。

具体的には

  • どこに住みたいのか
  • 生活費などはどうしたいのか
  • 仕事はどうするのか
  • 子供はどうするのか
  • 親への挨拶や指輪、お式などはどうする?

10回くらいデートをしたお二人なら、そんな話もざっくばらんにできるはずです。

そうやって、お二人の脳内でそれぞれバラバラにイメージしている「結婚」のイメージ図を、より具体的にして、しっかり擦り合わせ、共有していくのです。

もしそこで喧嘩になったら?

喧嘩にならないように、どちらかが折れるのが自然なカップルですよ。

婚活を始める前は「私は絶対に曲げたくない」と言っていた女性も、「俺には俺のこだわりがある!」と言っていた男性も、いつしか二人で描く未来のために、二人共が満足できるような第3、第4のプランを考えられるくらいに大人になるものです。

人を愛するってそういうことなんです。

女性は未来の予定が欲しい

女性は、今は我慢しても、未来に楽しい予定があれば頑張れるもの。一方で男性は今目の前のことが優先される心理的な傾向が見られます。だからこそ、二人の未来予想図をきちんと描いて、女性が安心できる下地を作ってからプロポーズをお願いしましょう。男性の(下心込みの)勢い任せのプロポーズに流されて、不安材料に気づかないふりをすることはとても危険です。

男性はもしかして、体の関係ができてしまったらしめたもの、自分のわがままを優先させたいと思うかもしれません。一方で女性は体の関係ができてしまうと、自分より相手の意見をつい尊重してしまう傾向が一般的に強いと言われています。

幸せになりたいなら、プロポーズの前に結婚の重要な部分をすり合わせておくことですよ。

婚活ご卒業おめでとうございます

プロポーズが完了したら、仲人同士で相互確認をします。女性だけがプロポーズされたと思いこむこともあるかもしれませんし、男性は(結婚したい)という意味で言った言葉が女性にとっては全くそうは受け取れなかったというケースもありますからね。

しっかり確認が取れたら、双方それぞれの相談所に退会届を提出し、成婚料を払って退会の手続きとなります。

「ここからは、お二人は晴れてフィアンセとなりますので、まわりに紹介する時「婚約者です」と紹介してくださいね」とお伝えしています。

貴之さんもなかなか勇気が出ずにプロポーズができなかったのですが、私との面談を何度もして最終的にはご自分のタイミングで、二人で初めてデートした神社でプロポーズをしたそうです。

プロポーズにはどんな男性でも勇気がいる

結婚相談所で交際を始めて3ヶ月、しかも真剣交際に入って、お相手からいつでもプロポーズOKよ、と言われていてもなかなか勇気が出ない、とおっしゃる男性は結構います。

「あら、じゃあ結婚したくないの?」と聞くと、「決してそういうわけでは無いんです」という答えが大抵かえってきますよ。

そんな時は、「お相手の女性がどんな気持ちで待っているか考えてあげてね、きっと今頃、自分の何が悪いのか、真由さんはご自分を責めていますよ」

というと、気持ちが切り替わるようです。

結婚って、女性にとっては新しい旅に出るようなワクワクしたものであることが多いのですが、今までモテてきた男性にとっては、自由を失い、責任を負う重苦しいものと感じることも多いようです。

そんなプロポーズ前の男性の心の重荷を少しでも軽くするために、

  • これからは収入も二人分だから、デートの負担も軽くなるね!
  • お友達との飲み会も、お互いOKにしましょうね
  • 私もますますお仕事頑張れそう!貴之さんを見ならおうっと

女性側も経済的に自立しているところや、自由を認める姿勢を見せることが有効です。

また、ともにプロポーズ前にご両親に合わせて、

「うちの両親も貴之さんのこととても好きみたい。早く家族になりたがっているわよ」

と外掘りから埋めることも有効です。

ここで一番やってはいけないことはヒステリーを起こしたり、泣いてメソメソすること。

それまでの楽しい気分が一気に帳消しになってしまうこともありますよ。

さて、ようやくプロポーズに辿り着いたお二人ですが、肝心なのはここからです。

お二人の結婚をいつも暖かく応援している仲人の存在を、忘れずにいてくださいね!

ぶどうの樹結婚相談所 仲人おぎた