油断とは続けるべき注意や集中が途切れる、不注意になること。隙を見せること。

Wikipediaより

婚活中の油断は禁物

婚活ではプロポーズは一つの通過点です。婚活デートでちょっと気を抜いたが故に全てが水の泡になってしまうこともあります。油断していると

はいここまで!

と試合終了のホイッスルがなってしまいますよ。

何事にもそそっかしい人、詰めが甘いとよく指摘される人は特に注意が必要です。

婚活は婚活デートの大事な場面で

  • 寝坊してすっぴん
  • 面倒で服装が手抜き
  • 遅刻して相手を怒らせる

というケースをご紹介します。最後に1日も早く結婚するために必要な知恵をまとめています。

どうぞご一読下さいね。

プロポーズの日に寝坊した39歳女性

ナナコさん(39歳・仮名)はプロポーズのその日に彼女の最寄駅までお相手のタケフミさん(44歳・仮名)がお迎えに来てくれることになっていました。前日ナナコさんとお電話で話した時には

「いよいよ明日で婚活を卒業できるかと思ったら、ワクワクドキドキして眠れない!」

とのこと、お顔のパックをして、お洋服を選んで、、と準備に抜かりはないはずでした。

プロポーズの打診

そもそもなぜ明日プロポーズとわかるかというと、事前に仲人同士のやり取りで、

「そろそろ交際3ヶ月ですが、タケフミさんのお気持ちはいかがですか?」

と打診をしていたからです。

ナナコさんとタケフミさんは、隔週ではありますがコンスタントにデートを重ねており、ナナコさんには、とにかく絶対40歳になる前に婚活から卒業したい!と強い意向があったため、デートの回数は少なかったものの、原則として設けられている期限の3ヶ月をめどに私からお相手仲人さんに打診をしたのでした。

先方仲人さんは、結婚するのかしないのか、ハッキリしないタケフミさんに、

「これ以上女性をお待たせするのはお相手の貴重な時間を奪ったことになるので、絶対にプロポーズしないとダメよ、いいわね?」

と詰め寄り、それに対してタケフミさんが長い沈黙の後で

「はいわかりました」

と言ったのだそうです。

「だから次のお見合いでプロポーズするはずです、ご安心ください」

と事前に聞いていたのです。

当日まさかのやらかし

ナナコさんは、待ち合わせ場所が家から徒歩10分の駅なので、リラックスをして家で過ごしていました。昨日の寝不足が祟ってぼーっとしていたので、ほんの少しだけお昼寝をしようと横になったそうです。

一方私はなんとなく嫌な予感がして、待ち合わせの1時間前に

「もう出かける準備はした?お洋服は?迷ってたら写真を送ってね!

とLINEを送ったけれどナナコさんからの返信がなく、既読もつかないのでそわそわしていました。ナナコさんから折り返し電話がかかってきたのは、待ち合わせの5分前。

今目が覚めて、時間を見てびっくり!

どうしよう荻田さん、私まだすっぴんでスエット姿なんです

ナナコ

と大慌てで電話がかかってきました。

お見合いの遅刻なら仲人さんを通じて「少し遅れます」とお伝えできますが、さすがに交際スタートから3ヶ月経っているお二人の、デートの待ち合わせを仲人がしゃしゃり出るのもおかしいので、とにかく急いで準備するように伝えました。

ごめんなさい、ほんの少し遅れるけど、待っててね!

ナナコより

とナナコさんはメッセージを送ってダッシュで着替えて髪を溶かし、待ち合わせ場所に向かったそうでしたが、お化粧はほぼしていなかったそうです。

アラフォー女子のすっぴん

小一時間駅前の喫茶店で向かい合ってお話をしていて、「そろそろ親御さんに会いたいな~」とか「年末年始はどう過ごすの?お休みは?」などとプロポーズのきっかけを作ろうと必死で話していたナナコさん。

「うーんそうだね、どうしようかな、、、」

とのらりくらり答えるタケフミさんの態度に、もう我慢の限界を迎えてえしまったナナコさんは

「ねえ、あなた私と結婚する気あるの?」

ととうとう聞いてしまったそうです。

その剣幕とナナコさんの鬼の形相(しかもすっぴんで顔に枕のシワがついていたそうです)に、

「ごめん、オレやっぱ気が乗らんわ」

とボソリと答えたタケフミさん。

電車で片道2時間半もかかる彼女のところまで、合計6回以上通ってくれていただけに、衝撃だったそうです。誤解なきようにお伝えしておきますが、ナナコさんはアラフォーにしてはお肌プリプリで若々しい健康的な方です。とはいえ、大人の女性のスッピン+鬼の形相はかなり破壊力が高めだったそうですよ。

婚活は事前準備が大切

ご成婚できた女性を見ていると、まず基本的にデートに遅刻はしません。

また遅れそうだからと、デート直前に待ち合わせ場所や時間を急に変更するのを、多くの男性は非常に嫌がります。失礼だ、誠意がない、と受け取ってしまうようです。

交際に入ってからでも、「〇〇さんは遅刻が多くて不快です」と仲人づてにクレームが来ることもしばしば。私遅刻魔なんです、という人はもしかして婚活に向いていないかもしれませんね。

遅刻は油断が引き起こす

遅刻をする人の心理的な理由は二つあると言われています

・時間の計算がまともにできていない

・別に遅れてもいいやという心理が働いている

解説していきますね

計算ができない?!

待ち合わせの時間が決まっているなら、逆算してメイクに何分、着替えに何分、歩いて駅まで何分、と言った風に逆算していけばアクションを起こすべき時間がわかるはずなのです。が、遅刻してしまう人は、この見積もりが甘いのだそうです。

つまり実際にはメイクと着替えに40分かかるところを、30分でできるだろうと見積もったり、家から電車に乗るまでの移動時間を実際にはドアツードアで8分かかるところを5分程度と計算していたり、この小さな誤算の積み重ねが結局ズレにズレて、間に合わないのですって。

遅れてもいいやという心理

仕事では時間をきちっと管理している人でも、仕事ではなくなった瞬間にルーズになってしまうという人はよくいます。そういう人は、内心

別にいーでしょ、ちょっとくらい遅れたって

仕事じゃないんだしさ

と心の中で思っているんだそうです。ちょっと耳が痛いけど、確かに思い当たるのではないでしょうか。これって本音かもしれません。お友達なら、笑って許してくれるかもしれませんが、お見合いで交際しているお相手には誠意を見せないといけませんので、絶対に遅刻をしないようにして欲しいものです。

遅刻を逆手に取る方法

もちろん不測の事態で、遅れてしまうことはあり得ますが、そのお相手が本命ならば、「遅刻してご迷惑をおかけしたお詫びに」と言ってご馳走したり、次のデートに誘ったりとちゃっかり汚名を返上して下さいね!それで許してくれるとは限りませんけどね。

すっぴんや適当な服NG

女性がよく食事や映画代などをおごってくれるかどうかで、男性の誠意なり結婚への真剣味を測っているように、男性は女性がちゃんと可愛く見せる努力をしてきてくれるかどうかを気にします。

特に口紅をさしていなかったりすると、男性の(オス味)に火をつけることは難しいのです。

また、男性が見ていないようでしっかり見ているのが、女性のデート服。

男性会員の方々に、お相手女性がデートで着ていた服のことを尋ねると、10回以上会っているにも関わらず、「そういえば、毎回違う服を着ていました」と答えるくらい覚えているケースもあるのです。

あるいは、こっちはきちんとした服を着ているのに、女性がだらしない服装で萎えた、というお言葉も聞きますよ。すごく高価なものでなくていいので、夫になるかもしれない男性の前くらいはなるべく小綺麗な服装でいましょうね!

結局は人柄を見ている

どうしてタケフミさんは、何度も何度も遠方から会いに来てくれていたのに、結婚に「気が乗らなかった」のか。

最終的には、ナナコさんの本音が透けて見えたいたものと思われます。

  • 40歳になる前に結婚したい
  • 3ヶ月経ったからさっさとプロポーズしてほしい

どちらもナナコさんの都合です。

タケフミさんがどう思っているのか、結婚に何を求めているのか、もっと会話を重ねてお相手の心の中に入っていかないと難しいところでしょう。

実際に3ヶ月経過したとはいえ、デートの回数も少ないですし、口下手でうまく話せないタケフミさんだけに、気遣いのできる優しい女性を求めていたのではないでしょうか?

逆上したナナコさんは、怒りに任せて交際終了してしまいましたが、タケフミさんのことをもっと理解して、お互いに信頼関係が築けるまで少し時間をかけても良かったのかもしれません。

まとめ:結婚は急がば回れ

結婚を急いでいる人は、どうしてもすぐに結婚という「結果」に飛びつきがちですが、あくまで大切なのは、そこへ至るお二人の信頼関係です。

信頼関係が築ける前に、子供が欲しい!楽がしたい!というだけで大急ぎで結婚をすると結局破断になったり、離婚をしたりして、また婚活をすることになりかねませんよ。

時間とお金を失うのが怖いのであればむしろ、しっかり相互理解に努めることが必要でしょう。そういったダメージを防ぐために、成婚退会した後で、半年から1年くらいさらに時間をかけてお付き合いをして、両家のご家族ともある程度仲良くなってから入籍する方が多いようです。

そこは人それぞれのペースがあると思うので、深く追及はしませんが、自分勝手な独りよがりがNGであることは間違いがなさそうです。

私もお相手の仲人さんも、もっと口下手な男性の(本当の気持ち)に寄り添い耳を傾ける姿勢が必要だったと痛感させられました。今では両者の歩み寄りに必要な時間を設けるよう、連盟側も配慮をしており、お二人の合意があれば、交際期間は最大6ヶ月まで延長可能になっています。

ちなみにこの件で反省をしたナナコさん、寝坊には気をつけつつ、お相手の気持ちに寄り添う婚活をしたところ、その3ヶ月後のお誕生日におないどしの男性からプロポーズをされてご成婚をされました。

もちろん今でも仲良く暮らしているそうです。

池袋ぶどうの樹結婚相談所 仲人おぎた