婚活で、自分をよく見せることに対して、ありのままではない=偽りの自分なのではないかと、しんどさや後ろめたさを感じるという人は多いです。ですが、結婚相談所での出会いは、学生時代のクラスメイトやバイト先で出会った先輩とのお付き合いとは別モノ。ありのままは上手にオブラートに包んで、効率重視の短期決戦が大切なのです。

私のありのままを愛して!

「ありのままの私を好きになってほしい」という願いは、多くの婚活男女が持っていることではあります。

結婚相談相談所に入って3、4ヶ月でご成婚できてきている人たちは、相談所の仕組みを上手に使ってサクッと結婚をし、入籍して一緒に住むようになってから、徐々にありのままの自分を、生活の中でナチュラルに見せていく、という覚悟ができている人たちです。

「ありのままの自分でいたい」の本音

婚活中、うまくいかない人がいう、ありのままがいいという言葉の意味をたどっていくと、結局、

  • メイクやおしゃれが面倒臭い
  • ありがとう嬉しいと感謝するのがダルい
  • 待ち合わせして遠出するのが億劫

というのが本音のようです。その割にデートはお相手にリードしてほしい、LINEはまめに返してほしいなど、自分の要望だけがクローズアップされているケースが多いもの。

どうしたもんかなあ、と仲人はよく頭をかかえこんでいます。

男だってありのままでいたい

もしもお相手の男性も、ありのままの自分でいたいとしたら、俺のマラソンや登山について来い!というハードなデート、あるいは女性のお家で自分はゲームしたり漫画を読んでいるだけで、女性が勝手にご飯を作ってくれるという夢のようなデートを希望することでしょう。

そんなのは嫌です!

多くの婚活女子はそういうのではないでしょうか?

要するにお互いがありのままを押し付け合っていたら、到底好きにならないどころか、うんざりしてしまうでしょう。どちらか一方にとって都合の良い関係では結婚なんて無理なのです。

お相手のニーズを程よく満たしあう

では何でもかんでも相手に合わせていたら正解なのか、というとそれもしんどいもの。

一方でスピード婚できた人たちはお相手の提案するデートに対して子犬のように無邪気に喜ぶという傾向が確かにありますが、

私を満足させてごらんなさい、さもなくば退場よ!

という女王様モードのありのままでは、男性もゲンナリしてしまっていますよ。

結局お互いの希望を話し合ったり、ある程度気を遣い合って、今回は私が行きたいところへ、次はあなたが行きたいところへという風に変わりばんこに満たすのが賢いやり方でしょう。

無理や我慢のしすぎもNG、気遣いしなさすぎもNGなのが婚活なのです。

結局結婚するのは「しんどくないお相手」

ニーズがどうのこうのって、なんだか難しいと思いましたか?

ご心配なく。結婚できる時というのは、お相手とあなたが一緒にいて、しんどくないと感じた時だからです。だから、もし今婚活デートがしんどい、自分らしくないと思うのでしたら、そこそこしんどくないお相手と巡り会うまでが婚活です。あるいは、あらゆる人間関係がしんどいとしたら、そもそも結婚生活に向いていない可能性もあるでしょう。

自分にとって1番可愛いのは自分

実は誰もが自分にとって、一番可愛いのは自分です。マザーテレサやガンジーのような聖人君子でもない限り、そうなのです。実はこれは人間に共通の真理です。 自己保存の欲求なので仕方がないことです。

つきつめれば「ありのままでありたい」の意味は「自分がより生きやすい環境を求める」ということ。裏を返せば、お相手だって人間なのですから、自分の生きやすい環境、生きやすいお相手を望んでいるということなんですよね。

早く婚活を卒業したいなら

この事実からわかることがあります。それは一刻も早く婚活を卒業したいのであれば、自分よりも多めに相手のニーズを満たしてあげる、相手のありのままを受け入れる姿勢を見せる事が、より婚活を早く終わらせる手段であるということ。

これは強制ではないので、あなたはどっちを選ぶか好きに決めていいのです。

より早く、より良いお相手と婚活を卒業することか、それともお相手よりも自分のニーズを多く満たし、それを許可してくれる相手を見つけるまで、辛抱強く婚活を続けるか。

極論すると、この2択になると言っても良いのかもしれませんよ。

婚活の卒業が早い人ほど…

実は、絶対とはいいませんが、婚活の卒業が早ければ早いほど、お相手の年収や学歴、総資産が高いという傾向があります。

皮肉なことに、お相手の条件をえり好みし過ぎたり、自分だけが変わりたくない、ありのままでありたいと言う願望にこだわりすぎていると、どういうわけか、お相手のスペックがどんどん下がっていきやすいのです。

あまり大きな声では言えないことなので、もしかすると批判もあるかもしれませんが、こじらせと言う言葉でお茶をにごしていると、結局ご本人が大きな損をするのではないかと私は思います。

1人で生きていくのが大変な時代

今独身生活を楽しんでいる方々も、これからは多くの労働力がAIやロボットにとって変わる時代になるため、仕事を失う可能性があります。 また一方で、国際情勢は厳しくなるばかり。食糧を含めた生活に必要な最低限のものの価格が今よりもどんどん上がっていくでしょう。

少しでも楽に生き延びる可能性を高めるためには、「ありのまま」なんて贅沢をいうよりも、あなたを選び、一緒に生きていきたいと言ってくれるお相手を速やかに見つける方が賢明だと私は思います。

ありのままは変化していく

そもそもありのままの自分ってどんな自分ですか?自堕落な自分もケチな自分も 野心家の自分も、それ独身時代の今のお話ですよね?

結婚すれば、 誰もが価値観や人生観が変化し始めます。

例えば それまで全く料理をしなかった夫が嬉々として手料理を振る舞ったり、 運動が大嫌いだった人が、ある日突然ヨガやランニングに目覚めたり、 生きていれば、ありのままの自分らしさなんてどんどん変わっていくものなんです。

変わらないとしたらごく本質的な性格くらい。それは逆に どんなに猫を被ったところで、お相手には丸見えだったりしますよ。だったら、せめてそんな自分の姿は、恥じらいを持ってオブラートに包むくらいの思いやりがあっても良いのかも知れませんね。笑

まとめ

今回のお話をまとめると、こういうことです

・ありのままでありたい!のは生きやすさへの追求で自然なこと

・逆に自分だけじゃなく、お相手だってありのままでありたい

・ということは相手のありのままを受けれた方が選ばれやすい

・しかも実はありのままの自分というものはどんどん変わっていく

・ありのままにこだわり過ぎていると、結果的に自分が損をする

・ありのままをオブラートに包んだくらいが丁度いいかも

いかがでしょうか?

厳しいなあ、と感じた方もいるかもしれませんが、独身の今現在のありのままのあなた、私は受け止めますよ。ありのままをオブラートに包むのが苦手な人は、ご相談くださいね。

婚活卒業した人の考え方とは?

お互いにそこそこいいな、と思う人を見つけたら、あとはほんの3ヶ月のあいだ、なるべくお相手の心を満たすように気をつけていれば、結婚できています。それはお相手も同様です。お互いが相手のありのままを尊重する姿勢を持つことが、最速で結婚できる方法でもありますよ。

でも婚活が長引く人は、この3ヶ月間を待てずに「むき出しの自分」をついつい出してしまうようです。学生時代のような自由な恋愛ならいいかもしれませんが、結婚相談所で「むき出し」はちょっと、、ねえ、、と敬遠されてしまいます。結果的に誰も得をしません。

とはいえ、賢明なかたなら、何度か失敗を重ねながらも、最後には気づくことができるはずです。大丈夫、一人ではないんです。苦しい時は私があなたの心の声をお聞きしますよ。

晴れて最高の笑顔を見るまで、乗り越えて前へと進みましょうね!

池袋ぶどうの樹結婚相談所 仲人おぎた