キラキラ女子がなぜ結婚できないのか

マッチングアプリや婚活パーティー、あるいは大手結婚相談所を利用して「すでに婚活をしています」という女性の中でも、美人でおしゃれ、頭もいいし会話上手、それなのに、婚活を何年も続けているという方が時々おられます。

池袋ぶどうの樹結婚相談所にご相談にこられる方の中でも、「つい最近まで彼氏がいたけど、結婚の話を持ち出したら、関係がこじれてしまった」という女性によく見られる傾向なのです。

  • 都会の大学や大学院を卒業し、
  • お仕事も頑張っていて
  • 一生懸命自分磨きをしながら
  • 婚活をしている女性

がなぜそんなに婚活で苦労してしまうのかをお伝えしたいと思います。

婚活用の自分磨きは存在しない

少々ショッキングかもしれませんが、婚活専用のモテ、そのための自分磨きは存在しないと思ったほうがいいです。

嘘でしょ?

婚活ファッションとか婚活メイクってよくいうじゃないですか

女子アナっぽい感じが男性は好きなんですよね?

キラキラ婚活女子

そう思った方もいることでしょう。

確かにかつて、平成時代の婚活まではそんな時代もありました。さらにその昔、昭和の時代には「花嫁修行」という言葉もあったほどです。でも今はもうその考え方自体が、男性から敬遠されつつあります。

では自分磨きとはいったいなんなのでしょうか?

自分磨き=人間性を磨くということ

インサイドアウト、という言葉を聞いたことがありますか?

簡潔に説明すると、内面(インサイド)が見た目や振る舞い(アウト)を作る。さらにはそれが周りの人に影響を与えて、自分に返ってくるという考え方です。1

何かがうまくいかない時、環境や条件のせいにしていませんか?もし今婚活がうまくいかないなら、自分の考え方(インサイド)に問題があるかも、と仮定してみることです。人を見下していないか、男性を条件だけで品定めしていないか、自分の外見ばかりを取り繕って、内面の成長が疎かになっていないかを一番最初にかえりみましょう。

でも外見だって大切でしょう?

荻田さんだっていつも外見磨きをしなさいっていうじゃない?

おっしゃるとうりで、外見は確かに大切です。でもそれは内面が整ってからの話なのです。先に内面、それから外見、という順序でないと、いくら見た目が良くても空っぽのお人形のようになってしまいます。

婚活男性からは

あの女性、見た目は綺麗で華やかだけど、ミーハーでワガママそう。

とか

本気で仕事に取り組んでいない姿勢が丸見え、他力本願なんだなと感じた

というお声を聞いています。

仕事でもなんでもいいので、自分が一生懸命になれることを見つけたり、生きることに必死になっている人って、本音で語るので魅力的なのです。何ならお料理できなくても、貯金がなくても結婚できます。アプリで「いいね」をたくさんもらっていた、彼氏が途切れたことがない、といった”過去のモテ”などなくてもすぐに結婚ができていますよ。

自分を偽るための自分磨きはいらない

厳しい言い方ですが、希望条件の人と結婚するために、自分の意見を殺して意見を合わせ、物分かりのいい人のふりをするのって、男性からしたら一種の詐欺です。結婚後にわがままで自分勝手な本性を出されるのではないか?とむしろ警戒しています。それにそんな婚活はご本人も楽しくないでしょう。気に入られたところで、本当の自分ではないのですから。

素敵男子は素敵な女性を嗅ぎ分ける?!

内面が豊かで磨かれている人は、ありふれた服を着てあっさりしたメイクをしていても、ちゃんと素敵な男性と結ばれます。

天才のみが天才を見分けられる

という言葉があるように、本当の素敵な男性は、本当の素敵な女性を見分けることができるようです。だからコッテリとしたメイクやファッションは、加点要素にはなりません。そこでは選ばれないものと心得ましょう。もちろん自分がそのメイクを心から楽しんでいるのでしたら結構ですよ。

でも無理をしてモテメイクやモテファッションを着ると、

この私がこんなに頑張っているんだから、

もっと上のランクの人でなくっちゃ納得できない

キラキラ婚活女子

そんな気持ちがむくむく湧き起こってくるから婚活が長引くのではないでしょうか?

では何が「偽りではない自分磨き」なのでしょうか。

内面を磨くとは?

偽りでない自分磨きは、内面を磨くことからスタートします。内面を磨くって何にも難しいことではありません。

心の豊かさを育てることです、、、なんてちょっと抽象的すぎましたね、心の豊かさは言い換えると、

多様な価値観や人生経験に触れて、思いやりの心を身につけること

だと私は思います。だから人生の先輩である親や先生と話したり、本や映画で他人の人生経験や価値観に触れることも役に立ちます。

例えば、世の中にはものすごく苦労して人のために働く人や、生まれつき不遇な人がたくさんいるし、それでも幸福だと思う瞬間があることを知ると精神的に成長ができるでしょう。また一方で、他人からは ”才能や富に恵まれて幸せそう” と思われている人生でも、本人は苦痛に感じていることもあるでしょう。

シンプルにいうと、【幸せの価値観は人それぞれ、本人にしか味わえないものと腹落ちすること】=内面磨きです。

それができると何が起こるかというと、目に映るもの、人、出来事全てにある種の【畏敬の念】を持つことができるようになるでしょう。

婚活での自分磨きのゴールとは

あなたはもっとも身近な人たちに感謝をし、その人たちに親切にしていますか?

婚活が長引く女性の中では

感謝、感謝ってすぐいう人が苦手。まるで信仰宗教みたい。

男なんだから奢ったくらいで偉そうにしないでよ。

キラキラ婚活女子

なんていう方もいます。

ですが、婚活をしているなら近い将来結婚をした時のことを想像してみてください。家族や夫婦になった時こそ、お互いに思いやりを持ち寄り、それを当たり前と思わないで感謝できる関係でないと、不満ばかりの結婚生活になりますよ。

女だから食事をつくるのは当たり前、いちいち感謝なんかしない」

そんな風に夫が思っていたら正直不愉快ですよね。いくらお料理が好きで上手でも、やって当然という態度にはなんだかモヤモヤしますし、やる気を削がれるのではないでしょうか?

同じように、

「男なんだから働いて稼ぐのあはたり前。なんならもっと稼いでよ。」

そんな気持ちが妻にあったら、夫は毎日仕事に行くのが苦痛になるでしょう。態度には出さないから大丈夫?いいえ、お腹の中で思っていることは、いいずれ必ず何らかの形で表に出てしまいます。

お互いに、

「お料理ありがとう、いつも美味しいけど、今日のこれ本当に美味しいね!」

「お仕事お疲れ様です。いつも頑張ってくれてありがとう」

そういいあえる家庭なら、毎日が生き行きと楽しく輝いてくるのです。

自分磨きのゴールは、何も難しいことではありません。基本的なことがいつでもできるようになること、素直にパートナーの目を見て「ありがとう」「ごめんね」が言えるようになることなのです。それを”言わなきゃいけないからいう”のではなく、”思わず言いたくなってしまう自分になること”が、ゴールなのかもしれません。

私自身も毎日欠かさず「ありがとう、お疲れ様」といっていますが、夫の方がたくさん「ありがとう」を言ってくれています。そうすると自然と「大好きよ!」「今日もカッコイイね」が私の口からつい出てきてしまうのです。

まとめ:自分磨きの本質とは

今回、間違った自分磨きで婚活を長引かせないために、自分磨きとは何かについてお伝えしました。特に、間違わないための大切なポイントは、自分磨きは自分を偽ることではないということです。

また、磨く順番としては、内面を磨いてから外見です。おしゃれな服やメイクで飾ることは、内面を磨いた後で結構です。しかもやりすぎはいけません。婚活はミスコンテストではないのですから。

そして自分磨きの本質は、心=人間性を磨くことですので、婚活専用の自分磨きというものはありません。内面磨きの方法は、いろいろな人の生き方や考え方(価値観)に触れることから。まずは身近な人に感謝して親切でお返しすることがスタートです。

そして、幸せも不幸せも、自分自身の心のあり方が作りだすものだという理解を深めたら、婚活のみならず人生が次のステージへ進めるでしょう。

今日からやれる自分磨き

手始めに、ごく身近な人たち、今日出会った一人一人の顔を、夜ベッドの中で思い出して、ありがとうと心の中で呟いてみてくださいね。明日からあなたの魅力が必ずアップしますよ。

仲人おぎた

参考文献

  1. 「完訳 7つの習慣 人格主義の回復」スティーブン・R.コヴィー (著), フランクリン・コヴィー・ジャパン (翻訳) ↩︎