お互いに足りないものを補うという発想

理想の結婚ができた人たちは、《自分に足りないものを相手に補ってもらう》と同時に《相手に足りないものを補ってあげる》という発想を持っています。だからこそ正反対のタイプのお二人がまるで磁石のように惹かれあい、結婚するのが特徴です。

例えば

  • 人なつこい甘えん坊タイプ & 面倒見の良いリーダータイプ
  • お財布のヒモが硬い節約の達人 & お金はあるけど家事ができない人
  • 外見が整っているけどメンタルが弱い人 & 外見は普通だけどメンタルタフな人

そういう具合にできているのです。

ではどうすればこれを読んでいるあなたが、自分にぴったりの人と結婚ができるのでしょうか。

理想の結婚相手の見極め方

理想の結婚相手というと、年収や学歴、ルックスをあげる人が多いのですが、実際にはそれは条件の半分に過ぎません。本当に理想の結婚をするための条件は、自分に足りないものは何か、自分がお相手に与えられるものは何かを突き詰めて考えていくとわかります。

いま少し手を止めて、それぞれ思いつくだけ書き出してみて下さい。

自分に足りないもの:

自分に足りているもの:

「いやいや、自分には何にも足りてないです」、という謙虚な方でも、

  • 誠実さや勤勉さ、忍耐強さ
  • 料理ができる、片付けが得意
  • 臨機応変さ、人懐っこさ
  • どこでも眠れる、体力がある
  • 立ち直りが早い、礼儀正しい

などの特徴が必ずあります。そしてそれを、ただ持っているのではなく、パートナーの役に立てる方向へともっともっと昇華させていけばいいだけなのです。

昇華って、どうやるの?

持っているものをお相手のために昇華する、なんて困難に思えるかもしれませんが、難しく考えなくても大丈夫です。結論としては、

結婚によって自分が得することばかり考えるのをやめて、

自分が与えることにフォーカスする

だけです。でもそれって、相手が誰でもいいというわけではないでしょう。まず”与えたい”と思う人に出会うことが第一のハードルですよね。そこは理想のお相手を引き寄せるプロフィールがあれば、まず叶うのでお任せ下さい。ですがいくら”受け身女子だから”と言っても、せっかく組めたお見合いで、ただの《お客さん》になってぼーっとしていてはいけません。お見合いが決まった瞬間からすぐにやるべきことがあるのです。

お互いの弱みと強みを冷静に観察

例えば、ごく普通のOLをしている30代の女性が、ハンサムなエリート男性から選ばれるには、もしもマッチングできたとして、相手の弱点=足りていない点をいち早く見つける必要があります。

「弱点なんてあるはずがない、だってハンサムエリートだもん」

残念ながら、そんな風に見た目や思い込みで決めつけているから選ばれない、ということ多々あります。どんな人間にも必ず弱い点やコンプレックスがありますから、思い込みは捨てて、しっかりお相手の内面で起きていることを見てみましょう。

でもどうしても弱点が見つけられない!という時は、会話の中で、

「私って本当に数字に弱いんですよ、でも〇〇さんって本当に頭が良くて尊敬します!コンプレックスとかなさそうですけど、何か苦手なことってあるんですか?」

って超どストレートに聞いてしまうのもアリです。イケメンエリートでも30代で婚活をしているということはおそらく

  • 仕事以外の人間関係が苦手
  • 家事や片付けが苦手
  • お金の管理が苦手
  • 実は人見知りでモテない
  • 神経質でこだわりが強い
  • お人よしでだまされやすい

など何かしらのウィークポイントがあるはずです。(見た目が残念、コミュ力がない、などの会って1分でわかるコンプレックスには逆に触れないであげて下さいね。)

エリートが好き、エリート男性とラブラブになって結婚したい

という人がなかなか選ばれないのは、エリート君のダメな部分もしっかりと見つめて、受け入れ、補ってあげようとしていないからなのです。

例えていうなら、お相手が生クリームたっぷりのパンケーキなら、自分はさっぱりしたアイスティーにミントがちょこっと乗っているくらいでちょうどいいというイメージ。相手がパンケーキだから、自分はパフェとかガトーショコラでなきゃ釣り合わない、というのは勘違いなのです。

理想の結婚相手=必ずしも恋人にしたい人とは限らない

恋愛と結婚のお相手は違うもの、というのはここで起きてきます。

恋人同士は、楽しいところ、いいところだけをつまんで味わう、非日常をエンジョイするためのもの。でも結婚生活とは日常そのものなので、何もない平凡な生活がメインステージです。もちろん夫婦になってからも非日常を一緒に楽しむことはいいことですが、調子がいい時だけでなく、落ち込んだ時や弱っている時、トラブルに遭遇した時に真価が試されると言えます。

だからこそ、他人が羨ましがるパートナーかどうかよりも、ダメなところもあるあなたを心底可愛がってくれるお相手を選ぶことが重要になってくるのです。

若くない、恋愛経験が足りない、でもOK

もしすでに若くなくても、理想の結婚はできる可能性は十分にあります。

その代わり、今現在のあなたにジャストフィットするお相手を探さないと辿り着けませんよ。10年も前に別れた彼氏や、思い描いた理想像にいつまでもこだわっていると、現状の自分自身を直視できなくなるのです。自分を直視した上で、どうしても年下の男性がいいな、と思うなら、年下男性が持っていないものを補ってあげれば選ばれるのです。逆に、自分が持っていないものも、素直に謙虚に認めて頼る勇気が必要ですよ。

また、恋愛経験が足りない、という方こそ1日も早くお見合いやデートで擬似交際の経験を積んで異性が持つ「自分とは違う考え方」や、人それぞれ「多様な価値観」に触れましょう。恋愛経験が足りないことは何の欠点でもありません。ただし、何事もそうであるように、自分の実体験からしか得られない気づきがある、ということなのです。そのためには、失恋さえも理想婚への糧になるとご理解し、覚悟をしてください。

まとめ:理想の結婚は二人のシナジーから生まれる

理想の結婚とは、二人のシナジー(相乗効果)で生まれるものです。欠点も魅力もある者同士が一緒にいるだけで、1かける1=3にも5にもなるイメージ。「私たちって無敵かも」と感じるくらい心強くなるのがシナジーの特徴です。

そのために必要なことはまず自分の欠点、ウイークポイントを認めて謙虚になることです。その上で、ああそうか、自分だけではなくあらゆる人に欠点はあると悟れば、深い思いやりと助け合いの気持ちが自ずと生まれてくるものです。それができたら、あとは年齢・年収などの最低条件を満たすお相手と会ってみて、【自分の魅力を最大限評価してくれるお相手=相手の弱点に自分の強みが刺さるお相手】を見つけてゆくのみです。

スペック・条件はお見合い結婚では軽視できませんが、それはお相手探しの条件の半分にすぎません。最初はフィーリングが合わないとか、見た目があんまり、と思っているお相手も、本当に自分を知り、相手を知ったら実は理想の相手だったと結婚後に気づくケースもありますよ。仲人同士がしっかりとみているから、本人同士がきづかない間に理想婚できていることもあります。

自分では自分のことを客観的には見れない。とか、欠点はすぐわかるけど、長所がわからない、という方が案外多いものです。そして受け身だから結婚が難しいのではなく、受け身な自分とどう向き合っていくかが大切です。そうでないと、本当に100%の理想のお相手が目の前に現れた時、もじもじしているうちに「脈なし」と思われスルーされる危険性がありますからね。

欠点も含めた自分の魅力が知りたい、そしてそれが刺さるお相手にちゃんと伝わるような、力のあるプロフィールが欲しい、そう思ったならご相談下さいね!

ぶどうの樹 仲人 おぎた