結婚したい、けど…どんな条件でお相手を選べばいいのかわからない。You tubeやブログを見ると、「フィーリングで選べ!」と言っている人もいるし、「愛よりお金だ!」という人もいます。「コミュ力最強説」「イケメン信仰」もありますよね。今日は実際にご結婚を決めた女性たちが、男性のどこを見て選んでいるのかをお伝えしていきたいと思います。

お相手探しの落とし穴

まず最初に、ほとんどの方が陥る落とし穴についてお伝えします。

会話って慣れてこないと初対面の人とは本当に弾みません。多くの人にとって共通の話題が見つけられないから会話が続かなすぎて苦痛なようです。その結果、お話が合うから、という理由で趣味の一致を過度に求めるケースがあります。ですが実は趣味なんて、結婚してから二人で新たに探すくらいでちょうどいいのです。

趣味の一致は最も不必要な条件

例えば、ディズニーが大好きな人でも、ディズニー以外に興味を持つことは可能です。

海外旅行が大好き、ゴルフやサーフィンが好き、だからお相手も、、となるのはあるあるですが、遊び仲間を探しているわけではないのです。こだわりもほどほどにしておかないと、趣味「だけ」一致するロクでもない人を選ぶリスクがありますよ。

実際に結婚した人たちの意見によると、「趣味って最初一番気にしていたけど、実際には一番どうでもいい条件だった」と口を揃えていっています。

これだけでもすでに意外すぎると言われるかもしれませんね。

実は不必要な条件リスト

上記以外にも、そんなこと気にしなくていいのに‥‥という条件は結構たくさんあります。

これらの条件は、今婚活している人たちでもかなり多くの方が、気にしていることです。少なくとも、過去にこれらを理由に断ったり、断られたりというケースがありました。

ですが、実際に結婚できた人たちは、これらの条件をとっぱらった瞬間、お相手をストンと受け入れることができてあっさり結婚し、すでに幸せになれているのが事実なのです。

一つずつ「結婚相手の条件に不要な理由」とともに見ていきましょう。

・髪型

→付き合ってからでも変えられる

・顔の美醜

→見ていて不快な顔や表情をする人を除いて、見慣れれば大抵は気になりません

・奢ってくれるかどうか

→結婚したらお財布が一つになるから、散財しない人の方が結果として良いです

・ファッションセンス

→付き合ったら自分が服を選んであげればいいだけ

・身長

→数センチの身長の差で幸福度が変わることはまずありません

・血液型

→性格との関連性に根拠がないと言われています

・出身地

→近くても遠くてもそれなりにメリットもデメリットもあります

・年上か年下か

→少々上でも下でも大差なし。個人差が大きいものです

・高すぎる年収

→プラスな面ばかりではありません

むしろ二人で頑張る方が信頼関係が生まれることを知りましょう

というわけです。

これを読んだからといって、すんなり理解して受け入れるのは難しいかもしれません。でもいつかこれらが突破口となって、想像以上の幸せへと進んでいけるかも、くらいには覚えておいて欲しいものです。

34歳で結婚を決めたマヤさん(仮名)の結婚相手の条件

マヤさんは33歳でぶどうの樹結婚相談所にご入会されました。

結婚願望は実はさほどない、とおしゃっていましたが、お給料が少ないので将来が不安なのと、結婚した友人たちが子育てに奮闘している姿を見て、「自分もそろそろ動かないとマズいかも、と焦り出したんです」とお話しくださいました。

ハイスペイケメン好き女子

最初は興味なさそうに画面をチラ見していたマヤさんでしたが、いざ婚活のシステムにエントリーが済んで活動がスタートすると、とにかくイケメンで、高学歴・高年収・高身長の人しか目に入らないようでした。

その結果1ヶ月後にこうなっていました

  • 良いなぁ!と思う人からは、振り向いてもらえない
  • タイプじゃない人からばっかり申し込まれる

そしてこうご相談に来られたのです

「荻田さん、どうしてお申し込みしてるのに、受けてもらえないんでしょうか? 私レベルじゃかっこいい人から選ばれないってことですかね?」

私はこうお答えしました。

年収が高くて高学歴で、背も高いハンサムな人はどうしても目立ちますからね。みなさん「とりあえず」申し込んでしまうので、競争が激しい状態になってますよ。運よくあちらから申し込んできてくれるのを待つか、プロフィール上は派手ではない、盲点になっている人を選ぶのがおすすめです。

例えば、よく見るとかっこいいのに、写真がちょっとダサいとか、雰囲気がかっこいい、とか。

そういう人は案外婚活で苦戦しているので、実は狙い目なんです。

それと、、、今はさほど年収が高くなくても、将来的に上がっていく人を選んだ方が、30代の婚活では賢明です。

ゆっくり大切に育てていく会社で働いている方が、長期的に安定した収入を得ることができますからね。30歳前後ですごく高い年収があっても、途中で息切れしたり、無理が祟ってリタイア、ということもありえます。その場合むしろ高年収がリスクとも考えられます。個別にお伝えしますので面談しましょう。

表面的な数字に踊らされると、後で手痛いしっぺ返しがあるかもしれませんからね。

マヤさんは清楚で上品な雰囲気がある女性でしたが、身長が低めなので、割と低身長で高学歴な男性からモテモテでした。そこで、身長という条件を外したら、すんなりと素敵な公務員男性と真剣交際へ。マヤさんがいうには、

特別イケメンじゃないんですけど、結構彼の顔とか表情が好きで、気に入ってるんです。なんていうか、年齢はそんなに変わらないのに、落ち着いてて飄々としてるんですよね。そういうところもいいなと思います。

でもリードしてくれる男性がいいって言ってたけどその点はどう?と聞いてみると

リードですか(笑)そんなこと言いましたっけ‥‥ 一応二人でデートとかは相談してますけど、結構私が決めちゃってます。俺はなんでもいいよ〜っていう人なので、「それならこっち!」みたいな感じですかね。

マヤさんは元々仕事に関して責任感や向上心があり、自立した考えのある女性でした。ただ、”恋愛では受け身な方です、リードして欲しい”と言っていました。ところがご成婚に至るまでに、自分の意見を言える、積極女子にすっかり成長していた、というわけです。

結果的に、彼女の希望のハイスペックという部分は長期的に見れば叶っていますし、イケメンの部分は好みのタイプだからOK!とのこと。ご自身の中で納得できるラインを見つけることができたので幸せになれたのです。

もう一例ご紹介しましょう

30歳まどかさん(仮名)の婚活体験談

まどかさんは誰もが振り返るほどの高学歴美女でした。元モデルというだけあって、170cmを超えるスラリとした長身に流行の服を纏うと、誰もが結婚したいと思うのではないか、と思えたほどでした。

ところが婚活をスタートしてみると、高すぎる身長のせいか、思ったほどお申し込みが来ないことがわかりました。

シフト制で夜勤もあり、出張もあったのが婚活で不利に働いたと思われます。美しすぎるが故に、家庭的なイメージが持たれづらかったのもあるでしょう。そんな美貌と知性を備えた女性でしたので、当然理想は高く、

自分以上に背の高い、私よりも高学歴で高年収の人を希望します。

とのことでした。

時々申し込んでくる方は、高学歴だけれど身長は低かったり、年収が高い代わりに年齢もかなり高かったりして、同世代婚で高身長の人を希望するまどかさんにはとても受け入れ難い方達だったのです。

高身長美女が受け入れた男性とは

そんな彼女のハートを射止めたのは、親しい仲人さんのご紹介の男性でした。

まどかさんの一歳上、31歳で、すでに年収が1000万円ちかくあるエリートサラリーマンです。なかなか個性の強い人でしたが、彼女の仕事の苦労も楽しさも理解し、リスペクトしてくれたそうです。ところが「食の好みが全く合わない」とお悩みを打ち明けてくれました。

彼女がいうには、彼って年収が高いのにも関わらず、デートはいつも富士そばやマクドナルドなどのファーストフード。

少し頑張ってもファミレスだというのが、素敵な彼の唯一の”何とかしてほしいところ”とのことでした。

私こう言いました、

そんなにいいものが食べたいなら、自分から誘って、半分出すくらいしたらいいんじゃないの?

お金に困っているわけではないんでしょう?

するとまどかさんは、最初はしぶりました

デートって男性がお支払いするものじゃないんですか?

今まで私、いくら払ってくれるかで、大切にされている度合いを見極めてきたんですけど‥‥

私はこう答えました。

金額で男性の真剣度を測るのは、正直やめた方がいいです。愛情はお金で買える、と誤解させると、寂しい時外で浮気をするようになるでしょう。しかも、まどかさんは1円も出したくないなら、お店のチョイスに文句は言えませんね、、

それにそもそも恋愛と違って、結婚では無駄遣いを嫌う男性の方がいいですよ。

週に2回、月に8回もデートしていていて、その度に食事代に高いお金をかけていられないと思いませんか?ご成婚したら、指輪や結婚式、新居に子供の教育費などお金のかかることのオンパレードなんですから、贅沢なご飯はせめて誕生日とか、プロポーズの時リクエストしましょうよ。

すると聡明なまどかさんは

なるほど確かにそうですね、来月は彼の誕生日だし、私から提案してみます!

いつもご馳走してもらっているから、誕生日くらいはご馳走して、たまにはこういうお店にも来たいと伝えてみます。

と答えました。

リッチな男性=フルコースをご馳走してくれる、と考える女性は多いのですが、東京の都心で暮らしていたら、年収1000万でも決して”裕福”というほどではありません。聞けば彼は若くして相当な額の貯金をお持ちだそうで、いかに未来のためにコツコツ我慢して蓄えてきたかを想像させる人でした。

一方で、旅行や友達との食事などの娯楽に、惜しみなくお金を使ってきたまどかさんは、我慢することを知らずに生きてきたので、貯金はほぼゼロ。

これはどっちの経済感覚が優先されるべきか、将来のパパママになる方ならわかりますよね。結局、お二人は質素な結婚式を挙げて、家事・育児も分担するという約束で結婚を決めました。お金の管理は旦那さんがするそうです。

ところで、彼の身長気になりませんか?

実はお二人の身長差は1cm。ギリギリ彼女よりも高いそうです。

お顔については、「まあ、まずくはないんじゃないかな、それよりも経済感覚が優れていて、仕事ができる優秀なところと、私がお休みの日は仕事を早く切り上げてデートをしてくれるところに感動しました」とおしゃっていましたよ。

結婚相手に必要な条件とは

ここまでは、結婚相手の条件に必要ないもの、ご成婚者が手放した条件をお伝えしてきました。では一方で、ここだけは見逃してはダメですよ、というポイントがあるので、お伝えしたいと思います。見ていきましょう。

・依存体質ではないこと

お酒やタバコ、仕事への依存、あるいは親や他人への依存など、何ものかへの強い執着は、どこかでひずみを生み出します。もちろん結婚相手を依存先にしようと目論んでいるようなお相手は避けましょう。何よりも、幸せになりたいのなら、まず自分の依存体質に気づいて改善をした方がいいですよ。

・生理的に無理ではない

「生理的に無理」というのは、女性がよくいう言葉ではありますが、男性でもあります。

清潔感がないというケースが多いのですが、具体的には、太り過ぎ、肌や爪が汚い、歯並びがひどい、姿勢が悪い、などの例があります。

経験上、「生理的に無理!」とはっきり思ったお相手に対して、お相手が改善してくれない限りは急に大丈夫になるケースは稀です。(他の条件はいいんだけど、生理的に無理‥‥)と思ったなら傷が浅いうちに手を引くことをお勧めします。

・経済観念がまとも

デートの時にお金をじゃぶじゃぶと湯水のように使う人や、社長さんでもないのに何十万も平気で洋服にかける人は気をつけた方がいいでしょう。逆にコーヒー代を1円単位まで割り勘にする人、絶対にお財布を開かない女性も結婚相手にはお勧めできません。大抵のケースで結婚してから非常に苦しむことになりますよ。

・あなたとのデートを優先してくれる

必要なら仕方ありませんが、わざわざ土日に休日出勤したり、友人や趣味の集まりをいつも優先する人は、結婚しても家庭を顧みない可能性が高いです。一緒にいて、会話の途中で携帯電話が鳴ったら当然のように出て話す、デート中あなたが話していてもスマホばかり見る、などもそうです。デートプランを丸投げにしたり、お誕生日をスルーするなどもあなたに関心が薄いかもしれませんよ。

・ちゃんと連絡が取れて月に3、4回は会える

事実、結婚できているカップルは例外なく毎週毎週デートしています。少なくとも、真剣交際にはいってからは、意識的に週に一回は会うようにしています。それができないとなると、やっぱり途中で交際が終了しているのが現実です。どんな条件よりも、時間を作ってくれる、ということは家族になる上で大切な条件なのではないでしょうか。また、しょっちゅうメッセージに返信がなく、音信不通になるという人も、結婚相手には向きません。

・ポジティブなものの見方ができる

私たちは無意識的に、目に入る全ての事がらに意味づけをしています。晴れたら「いい天気だなあ」と思うのも、「暑いのいやだな、出かけたくない」と思うのも、その人のものの味方・捉え方次第なのです。もしも、何を見ても悪態をついたり、自分の身の回りの人に対して、悪口や不満が止まらない人なら交際はストップ!あなたが批判にさらされる日もそう遠くはありませんよ。

・健康を維持する努力をしている

社会人になってからは特に、日々の努力で健康寿命に大きく差が出ます。30代にもなるとちょっとした持病(血糖値や貧血、腰痛・頭痛・不眠など)を持っている人は珍しくありません。30代から健康を維持する食生活や睡眠、そして運動を始めておかないと、50代・60代になって慌ててももう遅い、ということがよくあるそうですよ。大人の健康は、ヘルシーな生活習慣から。いそがしいからこそ、気にして行動する人としない人の差がじわじわと広がっていくと考えておきましょう。

・弱いものいじめをしない

どんなに立派な仕事や学歴があっても、子供やお年寄り、動物などの弱いものに対して当たりがキツい人は避けた方が良いです。なぜなら、将来家族になってから病気をした時や子供ができた時、助けるどころか無視されたり、虐待されるかもしれません。そしてやがて年老いた時、思いやりのないパートナーと迎える老後ほど不幸なものはないでしょう。シンプルですが、弱いものをいたわる心があるかどうかはしっかり見ておきましょうね。

・定職について貯蓄もしている

結婚生活はおままごとではありません。生活していくには経済力が不可欠な要素です。「愛があるから大丈夫」なんていっていたら、子供が産まれた途端帰ってこなくなったりして、大変な苦労を女性が背負い込む可能性がありますよ。それならやっぱり結婚するなら高年収がいい、と思う人が多いのですが、多すぎるお金こそ、浮気やギャンブルへと男性を走らせることもあります。きちんと働いて毎月家庭へお金を持ってくる人がどうか、また、結婚初期はお金がかかるので、それを考えた貯蓄をしているのかどうか、真剣交際に入る前にサラッと確認しておきましょうね。

まとめ:結婚相手の条件リスト

結婚相手に最低限必要な条件

  • 依存体質ではない
  • 生理的に無理ではない
  • 経済観念がぶっ壊れていない
  • あなたを大切にしてくれる
  • ちゃんと連絡が取れて月に3、4回は会える
  • ポジティブなものの見方ができる
  • 健康を維持する努力をしている
  • 弱いものいじめをしない
  • 定職についていて貯蓄もしている

気にしがちだけど実は不必要な条件

  • 趣味の一致
  • 髪型
  • 顔の美醜
  • 奢ってくれるかどうか
  • ファッションセンス
  • 身長
  • 血液型
  • 出身地
  • 年上か年下か
  • 高すぎる年収

これらのリストは、結婚できた会員様の9割以上の人が「納得できる!」というリストです。

幸せな結婚には、何が必要で何か不必要な条件なのか、本質を見極めることが一番大切なポイントです。

そうは言っても、、と反論したくなる方もいると思います。何が幸せなのか、一度改めてご自分の心に聞いてみてくださいね。一人ではうまく考えを整理できない時はお力になりますよ。LINEからご相談も承っております。仲人おぎたゆか