結婚のために、あなたはどんな努力をしていますか? ダイエットやメイク、お調理の腕磨き、会話術のお勉強、筋トレなど様々な努力をしているかと思います。でもそれだけでは、やっとゼロベース。そもそも結婚とは共同生活。共同生活を維持するために本当に努力すべきことをお伝えしたいと思います。
幸せな結婚生活のために大切にしていること
私が既婚者の皆さんに聞いた、【幸せな結婚生活を維持するために大切にしていること】をお伝えさせて頂きます。複数の項目の中から、一番大切と思うものだけを複数回答で選んでもらっています。
【結婚生活において1番大切なことランキング】
- 1位 感謝の思いを言葉にする
- 2位 記念日をお祝いする
- 3位 余計な干渉をしない
- 4位 好きという気持ちを伝える
- 4位 話を聞いてあげる
- 6位 ごめんねと素直に謝る
- 7位 家事の分担
- 8位 1人時間を作る
- 9位 毎日ハグをする
- 10位 毎日連絡を取り合う

表をみれば一目瞭然ですね。「感謝の思いを言葉にする」ということが圧倒的1位です。2位の「記念日をお祝いする」の実に2倍となっています。これを見て、
「そっか、結婚したら感謝しなくちゃ」
と思ったそこのあなた。残念ですが、それでは遅いのです。
感謝を言葉にする、という行為は婚活中から習慣化しておかないと、いざ結婚してからではできません。新婚の時だけ頑張って「ありがとう」なんて言ってみたところで継続できないもの。
そうこうしているうちにある日突然、帰宅したらお相手と子供がいなくなって、離婚届がテーブルに置いてあった、なんてことにならないために、良い夫婦関係をキープできる習慣をスタートしておきましょう。
実は婚活でも見られている性格や人柄とは
婚活という言葉のイメージから、外見や年収などスペックが結婚相手選びのメインと思っている方も多いようです。婚活ではまるでカタログのようにずらりと並んだプロフィールの中から、好きなタイプを選んでお申し込みを「ポチッと」できてしまうのが全ての誤解のもとかもしれませんね。
ところが、です。実際にお見合いをして、交際が始まると、すぐにフラれる人続出です。
どうしてなのでしょうか?
- 何にも悪いことしていないのに
- こっちがおごってあげたのに
- 普通にしてただけなのに
そんな風に不満をいうお声、度々耳にしていますよ。
答えはシンプルで、交際してみたら「この人とは継続的にいい関係を築いていけない」と思わせる何かがあったというケースがほとんどなのです。
言い換えると、人柄や性格に ”難あり” と思われている可能性が最も高いのです。
難があると結婚できない
どんなにモテていても、自己中心的でお相手へのリスペクトや感謝の心が持てない人は、なかなか結婚できません。いや、自分が魅力的でモテると思えば思うほど、お相手の欠点ばかり鼻について、感謝できないのではありませんか?
実際に、するんと結婚できる人は、婚活モテをなんとも思わない人が多いもの。一人一人との交際をとても大切にしますし、自分がいいなと思ったお相手へ全身全霊で感謝を伝えまくっています。
裏を返せば、
- どれだけたくさんの人から申し込まれたとか
- 申し込みの通過率がどうとか
そんなことを気にかけていると、本質を見失います。
そうなってしまうと、、
自分はこの程度の人からならOKをもらえるのか、なるほどね~
あ~この人は通過しなかったか。自分程度のスペックじゃ厳しいのかな
と自己評価のためのモノサシとしてお相手を使うようになります。こうなってしまうととても危険な状態になるのです。
道具として人を見てはいけない
よくご縁を大切に、という言葉を相談所のカウンセラーは言いますが、それは当たり前のこと。
そもそもお相手は、自動版販売機のボタンを押して出てきた、商品ではありません。これまで何十年か生きてきた人生を背負っており、家族や先生や友人など多くの人と関わり、苦労も成功も経験してきた生身の人間なのです。
スペックは、ある意味でその人の努力の結晶ではあるかもしれませんが、本当に見るべきはその人が内側に抱えている心なのです。
「ご縁を大切に」とは、お相手を”自分の理想を叶えるための道具”ではなく、1人の人として扱いましょう、という意味なのです。
なぜ交際相手を道具としてみてはいけないか、というと、そういう考えをするとお相手からも道具としてしかみられなくなってしまい、負のループが生まれるからなのです。
美女とハイスペ男子、交際の末路
ある時に大変綺麗なお顔の女性がご入会されました。マスコミにお勤めの愛莉さん(28歳・仮名)は誰もが振り返るほどの美女で才女。ストレートのロングヘアがよく似合う、女優さんのようなお顔立ちの方でした。ご実家も大変な資産家で、何不自由なく暮らしてきたので、お相手には
・高学歴、高年収の方を希望
・私の仕事に理解のある方がいい
とのことでした。ところが生活が不規則な愛莉さんとは、お見合いが組みにくいと判断されてしまうためか、思ったほどお見合いが組めませんでした。そこで荻田がご紹介した、弁護士の貴明さん(30歳・仮名)とのお見合いが決まった時は、大変喜んでいました。
「ルックスはともかく、彼なら十分な学歴と年収があるので、親にも紹介できます。うまくいくといいなと思ってます。気合い入れてお化粧しなくちゃ!」
とはりきった愛莉さんなのでした。
スピード玉の輿婚希望!
愛莉さんには理想がありました。それは出会ってすぐにビビッときて真剣交際、できるだけ早く、遅くとも交際1ヶ月くらいでプロポーズというスピード婚です。
また、婚約指輪は海外ブランドのコレがいい、と決めていて、さらには結婚したらすぐにでも子供が欲しい、子供を妊娠したらすぐに仕事を休んで、2人は産みたいなどライフプランも出来上がっていたのです。
理想を持つことはいけないことではありません。むしろノープランよりもいいのですが、29歳という若さですぐに父親になりたい、という男性はそう多くはありません。でもお相手の希望は考慮せず、自分がこうして欲しいとお願いしたら、「いいよ」といってくれるもの、と信じて疑わないところが愛莉さんにはありました。
お相手の気持ちも配慮してね、歩みを揃えないとうまくいくものもいかなくなりますよ
と度々お伝えしましたが、
婚約指輪はハリーウインストンってず〜っと前から決めてたんです。それでも大丈夫なように、年収の高い人を探したので、絶対に譲れません。それに、できれば会社を辞めずにしばらくゆっくり休みたい。だから子供が必要なんです。
と一歩も譲ろうとはしませんでした。
ハイスペック男性のプライド
一方で貴明さんにも意地っ張りなところがありました。
年収だけでなく、預貯金も桁外れにたくさんある、と豪語していた貴明さんですが、婚約指輪のお値段を銀座のお店で見て、怒り出してしまいました。
「こんなものが150万もするなんて非常識。余裕で買えるけど、買いたくない!そもそも自分は指輪なんかより、新居にお金をかけたい。マンションだったら買ってあげる。」
と提案したのです。まさに価値観の違いです。
愛莉さんは、お友達にハリーウインストンを見せびらかす未来を夢見ていて、貴明さんはタワーマンションで美人妻とラブラブな生活を夢見ていた、というわけです。
結局お互いに相手の夢や理想を理解しようと歩み寄ることはせずに、とうとうお別れとなってしまったのでした。
自分の願望しか頭にない人は難航する
あなたは結婚生活にこんな願望を掲げていませか?
- お家賃を払いたくないから、家を買ってくれる男性がいい!
- 朝から満員電車に乗って働くのはもうウンザリ、専業主婦希望!
- 子供を産んで、毎日美味しい手料理を作ってくれて、共稼ぎしてくれる女性希望!
これって誰が得する結婚なのか、を考えてみましょう。そう、自分だけが得をする結婚ですよね。でも現実は
・家を買ったら2人でローンを払わなくてはいけない
・専業主婦ならは家事を全てきちんと毎日やってかつ、子供を期待される
・子供が生まれたら妻に大変な負担がかかるから、家事育児は分担しなくてはパンクしてしまう
これが現実です。働かず家事もしたくないニート希望な人は、潔く実家に帰りましょう。とはいえそれはそれで、家業を手伝うことになったり、親の介護をしたりと何かしらの”お役目”を与えられるもの、それも覚悟しておいてくださいね。
結婚して2人の家庭を持つということは、一軍のスタメンになる、ということです。まるでペットのように、なんの役割も持たずにフラフラと好きなことをして遊んで暮らしたい、なんて考えない方が身のためです。しかもそういう楽でお得な結婚には、必ず裏があります。うまい話には、何かしらの落とし穴があるもの、長年色んな人の結婚を見てきて、そう確信しています。
まとめ:感謝せずには生きていけない
今まで自分1人だけの力で生きてきた、というかたはいますか?いませんよね。サラリーマンなら、会社という組織がなかったらお給料ももらえず、生活できていませんし、フリーランスだとしても、クライアントやユーザーあってこそご飯が食べられるのです。大家さんだって、家を借りてくれる人がいなかったら、赤字なのです。
生きているということは、必ず誰かのお世話になっている、ということ。
みーんな誰かのお世話をしながら、自分も誰かのお世話になっている。
まして結婚をしたら、毎日が二人三脚ですから、感謝をしない、なんていう選択肢はありえません。
ならばまずは今日、今夜から、社会や親や、仲間やこの世界に感謝の気持ちを言葉にしてみませんか?
今日この1日、無事生きられたことに感謝をして‥‥
確実に、それが幸せな結婚への1歩となることでしょう。