30代で婚活をしていると、「条件は悪くないはずなのに、なぜか結婚に近づかない」「理想の相手と交際しても長続きしない」と感じることはありませんか?

結婚相談所の婚活では、年収・年齢・学歴・居住地などの条件でお相手を検索できるため、30代婚活女子ほど“条件選び”に真剣になります。しかし実際の成婚現場では、条件が整っているだけでは結婚に至らないケースが非常に多いのです。

本記事では、結婚相談所カウンセラーの視点から、30代婚活女子が陥りやすい成功と失敗の分かれ道を、具体的な成婚・交際終了事例を交えながら解説します。条件にこだわる婚活から一歩抜け出し、幸せな結婚をつかむヒントを見つけてみてください。


「欲しい条件」を並べても意味がない

「結婚するなら、背が高くて、優しくて、お金持ちで、働いても働かなくてもいいよと言ってくれて、しかもイケメンで……」

こんなふうに、長い理想の条件リストを持っていませんか?

実は、これらの条件をほぼすべて満たした男性と出会い、交際まで進んだにもかかわらず、女性側から交際終了するケースは珍しくありません。

なぜでしょうか。
理由のひとつは、コミュニケーションが苦手な独身男性が非常に多いという現実です。
だからこそ、結婚相談所ではよく「画面を眺めているだけでは意味がない。会って話してみないと分からない」とお伝えしています。


ほとんど完璧、なのに交際終了の理由

琴美さん(30歳・仮名)は、念願のイケメン・ハイスペック男性との交際に胸を高鳴らせていました。

1回目のデートはカフェでのランチ。
ひどくお腹が空いていた琴美さんは、

「豪華な食事に夢中で、ほとんど会話がなかったけれど、好みのタイプだし奢ってくれたので、なるべく早く真剣交際に進みたいです!」

と嬉しそうに報告してくださいました。

ところが2回目のデートで、ある違和感に気づきます。
お相手男性が、ほとんど喋らないのです。

その日はヒールを履いて美術館デートへ。
広い館内を歩き回るうちに足が痛くなり、琴美さんはベンチに座り込みました。
ふと顔を上げると、彼の姿が見当たりません。
探し回った末、彼は黙って展示ブースの外に出て、お土産を見ていたことが分かりました。

さらにその後のレストランでも、お酒が飲めない琴美さんに一言の確認もなく、ワインをボトルで注文。
たった一杯のワインを飲み切るのに、かなり苦労したそうです。

「ハンサムだし、お金もある。でも、何を考えているのか分からないんです。『先に出てるよ』とか『ワイン好き?』って、一言聞いてくれればいいのに……人として扱われていない気がして、悲しくなりました」

結局琴美さんは、
些細なことすら話し合えない相手と、結婚生活を送るのは不安すぎる
と感じ、交際終了を選びました。


相手の「不足」を受け入れられるかがカギ

カウンセラーとして多くの成婚を見てきた立場から、あえてきれいごとは言いません。
お見合い結婚ですから、ある程度の希望条件を持つのはごく自然なことです。

今どき「年収!年収!」と目を¥マークにして検索する女性は減りましたが、
「せめて自分と同じくらいは稼いでいてほしい」
と考える30代婚活女子が多いのも事実です。
物価高が続く中、長期的な結婚生活を考えれば、現実的な感覚だと思います。

だからこそ問われるのは、それ以外の条件をどこまで許容できるかです。

  • 年齢を譲ってでも、好みのルックスを取るのか
  • 今は会話が下手でも、成長のポテンシャルを信じるのか
  • 大切にしてくれる人を選ぶのか、自分が尽くしたくなる人を選ぶのか
  • 甘えられる関係か、お互い自立した関係か

突き詰めると、

選んでくれた人と結婚するのか
自分が選んだ人と結婚するのか

という問いに行き着きます。


受け身女子でも「選ぶ側」になれる

実は、入会時に「私は受け身なんです」と話していた女性ほど、
最終的に

「この人に決めました。彼と結婚します」

と力強く宣言して成婚していくケースは少なくありません。

30代婚活では、男性側も非常に受け身な人が多いのが現実です。
デートに誘うのも恐る恐る、手をつなぐことすらできず、
女性からの反応を待つうちに自然消滅……ということも起こります。

「白馬に乗った王子様にさらわれたい」
そんな夢を持ち続けていると、婚活が長期化したり、強引なモラハラ気質の男性に引っかかってしまうこともあります。

紳士的な男性が多数派の時代

今どきの婚活男性は、女性が明確に「OK」を出すまで決して踏み込みません。
強引なアプローチは、もはやドラマや物語の中だけの話です。

現実の婚活では、
女性が主体的に選び、意思表示をすること
が、幸せな結婚への近道になっています。


35歳で親から自立したご成婚ストーリー

美羽さん(35歳・仮名)は、何でもお母様に相談する受け身タイプの女性でした。
婚活でも「母と相談して決めたい」とおっしゃっていましたが、
彼女が良いと思う相手ほど、お母様からはダメ出しの連続。

葛藤の末、美羽さんは初めて
「この人と結婚する」
と自分で決断しました。

その覚悟はお相手にも、ご家族にも伝わり、
丁寧な話し合いを重ねた末、無事ご成婚となりました。


まとめ|30代婚活で失敗しないために

30代婚活では、条件で相手を探せるからこそ迷いが生まれます。
しかし成婚を分けるのは、条件の良し悪しではありません。

  • 相手の不完全さを受け入れられるか
  • 自分が主体的に選べているか

この2つが揃ったとき、婚活は大きく前に進みます。

完璧な人はいません。
だからこそ、
「この人の欠点なら受け入れられる」
「話し合いながら人生を作っていける」

そう思える相手と出会えたとき、30代婚活は成功へと近づいていくのです。

孤独な婚活よりも、伴走者が欲しいそう思ったらまずはご連絡下さいね。

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