恋愛経験がありません!

「あの、自分、恋愛経験がないんですけど、、結婚できますか?」

実は近頃30代の男性に多いお問合せです。

結論から言うと、恋愛と結婚は似て非なるものですので、婚活さえうまくいけば結婚はできています。

ちなみに恋愛初心者の男性に丁度良くマッチするお相手は、大抵お相手もあまり恋愛経験がありません。ですので、男性の方からどのくらい積極的に動けるかが鍵になります。女性をリードするなんて、自分にできるかどうか不安、と皆さんおっしゃいますが、婚活をスタートする前には不安でも大丈夫。お見合いやデートを重ねていくうちに、段々できるようになってくるものです。

では恋愛初心者同士で結婚できた事例をご紹介していきましょう。

恋愛初心者の35歳男性

拓さん(35歳・仮名)は、東京で一人暮らししている男性。

学生の頃は、趣味のゲームとサッカーに熱中していて、途中からは就職活動が忙しく「恋愛なんて眼中になかった」とのこと。どちらかというと口数は少なく、仲間内でも聞き役に回る方で、話すより聞くのが得意とのことでした。

また、実は子供が好きで、実家でたまにお姉さんの子供と遊ぶと「自分もいつかは子供が欲しいなあ」と強く思っていたそうです。ただ、どうやって恋愛を始めればいいかわからないまま30を過ぎ、そのうちなんとかなるさ、と思っていたけれどさすがに焦り始めたと話してくれました。

色々ホームページを検索して、自宅からも職場からも便利な池袋にあった【池袋ぶどうの樹結婚相談所】へ勇気を出して電話をくださいました。

ご入会後すぐのお見合い状況

面談後ご入会手続きを済ませたらすぐ、拓さんから30人にお申し込みをして、3人の女性とお見合いが成立しました。お見合いの成立率は、10%前後が標準なので、平均的と言えるでしょう。やり方は簡単、お見合い申し込みボタンを押し、仲人がお相手へ通知を入れます。それをお相手仲人さんが通知して、お相手ご本人が【受諾ボタン】をタップしたらお見合い成立です。

そこからお見合いをいつどこでするかを決めるのですが、結婚相談所ではお見合いの日時や場所についての調整を仲人が代行するので、最初のハードルが低いと皆さんおっしゃいます。

1回目のお見合いは新宿の京王プラザホテル【アートラウンジ・デュエット】で、当日は仲人がお二人のお引き合わせに顔を出しました。お引き合わせサービスは無料です。「お相手がちゃんと来るかどうか不安、一流ホテルのロビーなんてまず行かないからなんとんなく落ち着かない」という方から安心できたと好評です。

2回目のお見合いは渋谷の東急エクセルホテル5F【エスタシオンカフェ】。こちらもお見合いをする人で混雑している、人気のラウンジです。事前に目印となる服装などを聞いておいて、男性の方から声掛けをするのがマナーとされています。今回は「ハンドバッグの持ち手にピンクのスカーフを巻いている」のが目印でした。

気になるお見合いの結果は

3人のうち最初の2人はお見合い後、「会話が噛み合わない」「価値観が合わない」とお断りをされてしまいました。

「どんな会話をしたのか、思い当たる節はありますか?」と拓さんに聞いてみると、

・長男だからいずれは田舎に帰りたい

・子供ができなかったら結婚する意味がない

などの発言があり、女性が引いてしまったものと思われました。仕事や子供など不確定要素が多い段階で、”田舎に帰りたい発言”は御法度なのです。女性に対し結婚の不安を煽るからです。また女性が好きなディズニーの話題になると、「知らな過ぎて”無”になりリアクションできない」のも理由の一つだと思うと分析していました。

2度の失敗から反省し、3度目のお見合いでは「失言しないこと」に気をつけ、ディスニーに関しては「興味があるので、今度詳しく教えてください」で乗り切ることで、やっと仮交際へと勧めた拓さん。ところが3人目のお相手と初めてのデートで、余計なことをいうまいと考えすぎてずっと黙っていたら、気まずくなってそのまま解散。その日のうちに交際終了の連絡がきてしまいました。

自分、理系出身だから女性が興味を持つ話題なんてわからないんですよ

と少々落ち込んだものの、「でもなんとかしたい!どうしても結婚したいんです。」と決意を語ってくださいました。

最重要課題はデートでの会話

まず前提ですが、恋愛と違って婚活での交際は「好きだからつき合っている」というわけではありません。お互いに結婚を希望している2人が、プロフィールとお見合いを判断材料として「悪くなさそう」または「いいかも♡」くらいに思って、好きになれそうなポイントを見つけていく作業。その積み重ねが婚活デートなのです。

だからデートでは、とにかく会話が超重要というわけなのです。

何を話すといいかというと、

・仕事の大変さややりがいを感じる瞬間について

・日常のささやかなこだわりや喜びについて

・好きな食べ物や趣味など共通に関心が持てる話題

・最近驚いたこと、嬉しかったこと、感動したこと、悔しかったこと

・これから始めようとしていること

など自分が心動いたこと関心があることについて話し、人柄や価値観を理解し合うことが目的です。

仕事モードから恋愛モードへ

営業や販売などの接客業と違い、技術・研究職、事務職などのお仕事の方は気をつけて欲しいことがあります。

勤務中のクールなお仕事モードのままでデートに行くと、楽しく会話することが難しいのです。例えば、ものすごく早口だったり、表情が硬く笑顔がなかったりして女性は”不機嫌そう、なんか怖い”と感じてしまうと言っています。できるだけ、楽しいね・美味しいね、と言うポジティブな言葉を発する & 表情をゆるめて、相手と同じペースで話す《恋愛モード》にシフトしましょう。

最初は戸惑うかもしれませんが、どんな方でも慣れてくると《恋愛モード》の自分が段々楽しくなってきますよ。実はそれは特別でもなんでもないこと。明るく楽しい家庭を求めるなら、自然な欲求なのです。

苦笑いしかしません

実は以前40代の男性に「会話の時表情が少し硬いんじゃない? 口角が下がっていると怒っているように見えますよ。最近笑うことってありましたか?」と聞いたら、

「笑うことなんてますないです。あっても苦笑いくらいかな。」

とお返事があり驚きました。恋愛から遠ざかっている人ほど、女性との会話云々以前に、心が柔軟にほぐれていて、楽しいな、とかリラックスできるな、と感じられる瞬間を日常の中で見つけて欲しいのです。実は婚活するなら女性と会っていない時間の表情や気持ちも大切です。心がギスギスしていると、何気ない言葉や表情ににじみ出てしまうのです。

聞き上手な女性、真紀さんとの出会い

話を拓さんに戻しましょう。

その後また2、3人とお見合いをして、仮交際に入れるけれどやはり会話がネックで交際が終了してしまうことが続いていました。シャイなのもあり、口数が少な過ぎてしまうのです。そこで仲人が推薦したのは、埼玉在住の真紀さん(32歳・仮名)。実は真紀さんは心理カウンセラーの仕事をしている女性。でも恋愛経験がないと聞いていました。

真紀さんとのお見合いの後、拓さんから

「お見合いでの会話がこんなにも弾んだ人は初めてです!」

拓さん

と嬉しそうに感想を伝えてくれました。真紀さんも、「とても楽しくてまた会いたいと思いました」とのこと。仮交際へと進んだのです。

真紀さんとの一回めのデートも、会話が途切れず、気がついたら3時間くらい話し込んでいたとのこと。「とにかく真紀さんはすごくいい!」と仲人に伝えてくれました。どっちが聞き役なの?と仲人が聞くと、

彼女は会話上手で、話を引き出してくれるので、気がつくと自分も結構話しています。

お互い変わりばんこにしゃべっているという感じです。

拓さん

さらに2度3度とデートが進むに連れて、真紀さんのことが段々わかってくると

  • 節約のために毎日自炊してお弁当をもっていている
  • 子供が好きで、児童心理学に関心がある
  • 母親とはすごく仲がいいけど、父親は笑わないから苦手
  • 知的好奇心が旺盛で、おすすめした本はすぐに読んで感想を伝えてくれる
  • 気配りができる人で、店員さんにもきちんとお礼を言う
  • 笑顔がとにかく良い!よく笑う!

など真紀さんについて魅力をあげ出したらきりがないという感じです。

ただ、真紀さんは土日の予定が埋まっていることが多いのが唯一の気がかり、と悩みを話してくれました。

婚活はスピード感が大事

実際、真紀さんは、明るくて思いやり深いところが婚活男性から人気で、お見合いするとほぼ必ず交際へ入っており、複数の人と同時に仮交際に入っていると真紀さんの仲人さんから聞いていました。そこで、

「本気で真紀さんとの結婚を考えているなら、待っているだけではダメですよ。次のデートでは思い切って結婚生活についての打診をしてみましょう」と伝えました

そこで拓さんに聞いてみるように勧めたのは

・結婚後どこに住みたいか

・結婚後の仕事についてどうしたいか

の二つ。拓さんは驚き、

「まだプロポーズもしていないのに、そんなこと聞いてもいいんですか?」

というので、「大丈夫です。もしも仮に僕と結婚したら?という、あくまで仮定の話ですから。気負いすぎず、でも真摯な態度で話してくださいね。」と伝えました。

実はこの質問の狙いは、真紀さんに拓さんとの結婚を脳内でシミュレーションをしてもらうことです。まだ起きていないことを、なるべく具体的に想像すると、すでにハードルが下がってそれを行動に移しやすくなるという心理テクニックを使っています。

(あのね、もしもだけど、僕たちが結婚したら、、)の話は成功への足掛かりなのです。

結婚後のイメージをシェア

その後の報告で、結婚後の住まいは埼玉寄りの東京がいいね、ということで2人の意見は一致。そこからはとんとん拍子です。

  • 結婚後も仕事を続けるつもり
  • 子育ては真紀さんの親にサポートしてもらう
  • 指輪は派手でないものが良くて、結婚指輪だけで十分
  • 結婚式は親族だけでこじんまりあげたい

など真紀さんの希望をヒアリングして、交際2ヶ月で真紀さんへプロポーズの打診。すぐにOKをもらい、10回目のデートで「僕と結婚してください」と拓さんから伝え、ご成婚となりました。

ご退会から半年後にご入籍、それから1年後には赤ちゃんも生まれ、今では新米パパママとして頑張っているそうです。

真紀さん側の事情

真紀さんの仲人さんによると、実は拓さんとの交際中、他の男性からも積極的にアプローチされていたそうです。ただ、毎週デートで休みがつぶれてしまうので、さすがに真紀さんも婚活疲れしてきており、

できればそろそろ婚活を卒業したいなあ

真紀さん

とこぼしていたとのこと。そのタイミングで拓さんに結婚についての具体的な話を出してもらえたので、迷わず決めたのだと話していました。「もしもあの時他の男性が先にプロポーズしていたら、運命のお相手が変わったかもしれません。」と真紀さんの仲人さんが言っていました。

まとめ

恋愛初心者の女性は、同じく恋愛初心者の男性よりも受け身です。ですので、デートのお誘いは男性が積極性を出していかないと、お互いに”相手からの連絡まち”のまま時間が経ってしまい、結果的に気持ちが萎えてしてしまうこともあります。

そんな時こそ、仲人型の結婚相談所では

・デートのお誘いを具体的に促す

・見えないお相手の状況を知ることができる

・お相手も結婚へ前向きかどうか事前にきける

などの方法で、水面下でやり取りをしてお二人を取り持つことができるので、スムーズにご成婚できていますよ。

とはいえ、デート中の会話や行動については女性がペースメーカーとなってくれることも多いので、とにかく誘ってみることが男性の役割と心得ましょう。

  • デートに向いているお店を知らない
  • どんなメッセージを送ればいいのかわからない

そういうお悩みには、仲人が個別にアドバイスしています。

今までは恋愛してこなかったのは、恋愛以外のことが忙しかっただけ、という恋愛初心者や草食系の男性こそ、結婚相談所が向いているのではないかと思います。

ぜひ最初の一歩を私と踏み出しましょう。まずは電話かメールでご相談くださいね!

仲人おぎた