婚活ストレスは最小限にできます
婚活は、結婚が決まるまでは忍耐を要するものです。お申し込み、お見合い・デートを繰り返して振ったり振られたりを経験することもあります。婚活で壁にぶつかり、やる気をなくした時の実際に効果がった対処方法を、婚活エピソードにまとめました。
婚活うつになりやすいタイミング
ご入会したばかりの時はワクワク・ウキウキして、頻繁にログインしてはお相手を検索していたひとも、ある時から「手が届かないハイスペック男子」や「高嶺の花キラキラ女子」を眺めてばかりいるのに飽きてくるようです。
「ご入会バブル」と呼ばれる、登録したばかりの時には、結構いろんな方から申し込まれる時期を過ぎると、3ヶ月が経過するころから徐々に音沙汰がなくなってくるのです。この時期にもう辛いから辞めたい、自分には魅力がないから結婚できない、などの思い込みがあらわれるのは、割と共通してみられる現象です。
元々メンタルが弱い人や、結婚への意思が固まっていない人、あるいは思い通りにならないとすぐにものごとを投げ出してしまうタイプの人は、この3ヶ月経過したところで婚活を諦めてしまうことがあります。
逆に結婚できた人は?
ではご成婚まで行った人たちは、婚活が全く苦痛ではなかったか、というと、決してそんなことはありません。
舞さん(29歳・仮名)は一見明るく話しやすいタイプですが、密かに人見知りする性格のため、お見合いのたびにストレスを感じており、お見合いのあとはぐったり。「時々逃げ出したい衝動に駆られることがあるんです」と相談してくれました。
コミュ力が高くて聞き上手、話し上手な舞さんでしたが、お相手が黙ってしまって会話が弾まなかったり、興味のないゴルフや釣りの話を延々された時などは「このお見合い、早く終われ~!」と心の中で叫んでしまうこともあったそうです。
結婚できた人がそんな悩みを持っていたなんて意外に思われるかもしれませんね。
お見合いは女性が頑張って喋らなくてOK
私はそんな彼女に、「あまり無理に会話を盛り上げる必要はないわよ。いくつか質問は用意してもいいけど、お相手が話し始めるのをゆったり待つか、何か質問はありますか?って聞いてあげてね」と伝えました。
重要なことは、ニコニコとした表情でリラックスした様子を見せて、お店の雰囲気を楽しんだり、男性の姿勢や仕草をさりげなく観察すること。実際になんとかして沈黙を埋めなきゃ!と必死で喋り倒して、余計なボロを出す女性は多いものです。たくさん話すことがお見合いの目的ではなく、雰囲気をつかむことと、どうしても外せない重要なポイントを押さえて聞くことが一番大事なのです。
明るいキャラゆえに悩む
女性に多いタイプなのですが、一見明るく陽気なキャラクターですが、実は内心ネガティブだったりナイーブで傷つきやすい、という人が見受けられます。また、「婚活で会話を盛り上げるために気を使って消耗してしまう」という女性からの報告は頻繁に受けています。それというのも、男性の方がおしゃべりが苦手な人が圧倒的に多いからです。確かに「初めまして」のお二人が、テーブルを挟んで黙っているというのもなかなか気まずいですよね。
一方で、男性は沈黙をさほど怖がらない人もいて、必死で女性が話しかけても特にありがたいとは思っていないケースも多々ありますよ。人にはそれぞれの会話のペースがあるので、(この人はどんなぺースが心地いいんだろう?私の何を知りたいんだろう?)と思いながら、相手が質問しやすい空気を作って待ってあげるのが、上手な傾聴の基本です。
舞さんの場合は、「それを聞いて気が楽になりました」とお見合いがあまり心の重荷にならなくなっていき、婚活を楽しんでいるうちに、交際中のひとりからプロポーズされた、という展開でした。
交際終了で落ち込む
とはいえ、お見合いはせいぜい小一時間で終わるので、まだいいのです。
それよりも、仮交際に入ったのに、デートに誘ってもらえない時や、自分はうまく行っていると思ったのにお相手から交際終了された時はドーンと落ち込みます。
隆さん(37歳・仮名)は真剣交際の申し出をして、お返事を待っていた矢先に交際終了され、相当なショックを受けていました。
お相手の沙織さん(29歳・仮名)とはもう5、6回デートをしていたのですが、なかなか距離が縮まらず、いっそのこと自分の真剣さをアピールしようと思っての行動でした。沙織さんはデートに誘えば応じてくれるので、自分のことを嫌いではなさそうなのですが、将来の子供のことや、住まいのことなど結婚の具体的なイメージの話題に触れると、いつもはぐらかされていたのです。
ショックを受けた隆さんは、「これからどうすればいいかわからなくなった」と仲人(私)に相談して下さいました。
私は言いました。「隆さん、いつもあなたへお申し込みをくれても、スルーで全く相手にしていない、同年代の女性に会ってみてはどうですか? 35歳以上の女性の方が、結婚に対して早い段階で前のめりになってくれるので、スピード感のあるレスポンスが期待できますよ」
逆転ホームラン!
早速隆さんは言葉通り、お申し込みをくれている、ひとつかふたつ年下の女性と会ってみて、その後こんな報告をくれました。
「婚活ってこんなに楽しいものだったんですね!」
聞けば、青春時代によく聞いた歌謡曲や子供の頃見たアニメの話題など、なんの努力もしなくても普通に楽しく会話ができ、価値観や将来のビジョンについてもすんなりすり合わせができたというのです。近々真剣交際のお申し込みをしたいと言っていた隆さんですが、むしろ女性側の仲人さんから先に真剣交際の打診が来ました。
若い女性を求める男性はいつの時代も多いのですが、結婚は毎日顔を合わせて普段着で向き合うもの。素のあなたが一番魅力的でいられる、リラックスして接することができるお相手を見つけるのが婚活ストレスを最小限にするコツなのです。
デートに誘ってもらえなくて病む
一方で女性は、せっかくお見合いを通過したのに、男性があまり熱心にデートに誘ってくれないとき、強い苛立ちと悲しみを覚えます。
「最初の3回目までは交際に熱心だったんです。どうして急に誘ってくれなくなったんでしょうか?私に興味がなくなったんですかね?」
と相談を受けることがありますが、そんな風に病む暇があったら、女性からデートに誘って下さい、と私はお答えしています。男性は女性からデートに誘われると、本当に嬉しいもの。逆にいつもいつも自分から提案して誘わないといけない、という精神的な負担に悩んでいるケースもありますよ。
男性がデートに誘わなくなる理由
男性がデートに誘わなくなってくるのには理由があります。
1.結婚した後が不安でブレーキ
一つは結婚に対してブレーキがかかっている場合。具体的には、いつもいつも贅沢なデートを希望したり、奢ってもらって当然という態度を女性に取られた時です。
結婚したら夫婦は二人が主役です。それなのに、「私はお客様よ、おもてなししてちょうだい」みたいな姿勢でいつまでも図々しくされては男性も不安を感じますよ。逆に、女性からの「いつもありがとう、今度は私に奢らせて!」の一言が男性の結婚への不安を軽くします。
また、行き先もいつもお任せではなく、たまには観たい映画がある、プラネタリウムに行きたい、ビアガーデンに連れて行って、など具体的なリクエストをすることで、二人で時間を共有するために協力する姿勢を見せることができます。それって、まさしく結婚後の二人のあるべき姿なんですよね。
2.モチベーションが上がらない
デートに誘わない理由の二つ目は、女性のリアクションが薄いからモチベーションがあがらないのです。
まず前提として知っておいて欲しいのですが、男性はびっくりするくらいデート中の女性を見ています。デートに誘われない女性について、男性に聞いてみると、美味しいものを食べても無表情だったり、会話していても受け答えが小さい声で俯いてばかり。大人しすぎる女性がなかなかプロポーズされないのは、リアクションが薄いから男性が自信を持てないのです。
「嬉しい・楽しい・ありがとう!」はもちろんのこと、「それは嫌、こうして欲しい」と冷静に伝えられるリアクション美人を目指しましょう!
もう一つはおしゃれが手抜きすぎて、女性のやる気を疑うというケースもありますよ。デートは男性にとって晴れの舞台。あまりにも適当で気合いが入っていない服装で来られると、モチベーションが下がるどろか、心が折れてしまうのです。
ある意味で、女性以上にナイーブな男性の心を知って、愛され上手になれば婚活疲れなんてほとんど経験せずに済みますよ。そしてプロポーズに成功した時、それまでの苦労が全て一気に報われるのが婚活です。
途中で投げ出したり、婚活迷子にならないように、自己流の婚活で壁にぶち当たっているかたは是非ご相談くださいね!仲人おぎた