こじらせとは

辞書によると「こじらせ」とは、「病気や問題を長引かせてしまう」などの意味を持つ言葉です。風邪をこじらせるなどがその一例です。「こじらせ女子」「こじらせ男子」と後ろに付けて、言動や思考回路に特徴があり、問題をかかえこんでしまいがちな人物を表すこともあります。そんな「こじらせ」について、言葉の意味や人物への使い方を詳しく確認していきましょう。

平均的な婚活期間は半年~1年

職業や年齢などによってももちろん違ってきますが、結婚相談所での平均的な婚活期間は6ヶ月~1年です。池袋ぶどうの樹結婚相談所でも同じです。速い人だと、ご入会から3、4ヶ月でご成婚されています。ではどういう人がご成婚が早くて、時間がかかった人はどんな婚活をしていたか、それぞれの特徴を見ていきましょう。

ご成婚が速い30代~40代前半女性の特徴

◉特徴TOP5

  • 希望条件が少なく、会ってみて判断する
  • 婚活メイクやおしゃれの手抜きをしない
  • 仲人のアドバイスを信頼して実践している
  • NG条件がはっきりしていて消去法で選ぶ
  • 早く子供が欲しいと思っている

さらに付け加えるとしたら、

◉その他の特徴

  • デート代を負担することを嫌がらない
  • 思いやりがあり自己中心的でない
  • 笑顔の出し惜しみをしない
  • 母親や家族に相談ができる
  • スマートにお礼がいえる
  • 仕事が安定している

いくつ⭕️がついたかよりも、いくつ✖️がついたかの方が気になるポイントです。

いかがですか?納得でしょうか、それとも想像と違いますか?

早く結婚したい、と思っていない人なんかいないんじゃないの?といわれそうですが、人生の優先順位が仕事だったり、趣味だったりすると独身が長引くことは想像に難くないでしょう。

こじらせてしまう理由とその解決方法を婚活エピソードで見ていきましょう

39歳からの婚活ルポ

まみさん(39歳・仮名)は、

私早く結婚して仕事を辞めたいんですよ、楽になりたいんですよね。

働いてもいいけど、パートで週に3日とかでゆるゆるやりながら、子供の一人でも居たらいいな~って思ってます。あ、国家公務員がいいかも。

とご入会当初お話し下さいました。

ご入会の際に仰ったお相手への希望年収は700万円以上

年齢は45,6歳くらいまでで大卒の方を希望していました。

ご本人は高卒なのに、なぜ大卒希望?とお聞きすると、実はマッチングアプリで知り合った彼氏がいて、そのかたが一流大学を出て有名企業にお勤めとのこと。でもその彼氏は「俺は結婚したくない、今のままがいい」と言って、何度まみさんが「どうしても結婚がしたい」と言っても首を縦に振らないとのこと。

彼氏がいるけど、結婚はできないといわれたというのは、ご入会動機の定番の一つです。

まみさんが「じゃあ私、婚活をするから!」と言ったら、「いいんじゃない?婚活すれば」と突き放されたというのです。悔しさと、彼をまだ好きな想いが(彼と同レベルの男性と結婚して見返してやりたい)という気持ちにさせていることは明らかでした。

アラフォーでのモテ期到来

年収が高くて仕事ができる男性がとにかく良い、とのことで、見た目云々は全く気にしません、というまみさん。

40代で婚活を始める男性が多い結婚相談所では、37歳~40歳はそこそこモテるので、わがままさえ言わなければ相当お見合いが組めるのです。おかげで、ご入会から1ヶ月で10人以上の方とお見合いが組め、そのうち半分は仮交際へ勧めており順調に思われました。

仮交際から先へ進めない理由

ところが、ほとんどの男性が、3,4回ほどデートしたところでお断りをしてくる、ということが続きました。仲人と一緒にデートを振り返ってみると、どうも理由は男性にお金を使わせすぎるからだとわかりました。

デートでの食事やお茶、映画に水族館、全て男性にお支払いしてもらって当然という態度に加え、誕生日だから何か買ってとか、デート中にあれが欲しいこれが欲しいとおねだりをして、モノを買わせていると「白状」したので驚きました。

婚活中の高価な贈り物は、基本的にはNGです。もし男性の方から「どうしても受け取って欲しい」と言われ誕生日やクリスマスにプレゼントされたなら、何か必ず同等の金額ものでお返しするように伝えています。

「生まれて初めてのモテ期で、つい調子に乗ってしまいました、ごめんなさい」

とまみさんは反省し、もう2度としないと仲人に誓ったのでした。

「男が奢るのが当然」は時代錯誤

この令和の時代、男なんだからとか、年上なんだから女性にデートで奢るのは当然、という態度はマイナスイメージです。

もしもご飯をご馳走してもらったら、「次のお茶代は私が出しますね」とか「先日は晩ご飯をご馳走してもらったから、次のデートはランチを奢らせて!すごく美味しそうなお店を見つけたの」というふうに女性からも誘う口実が作れます。

考え方としては、自分が楽しむためにデート代を出すのです。頑なにお財布を開かない女性は大抵お断りされていますよ。

お支払いのマナー

どうしても金欠でデート代を払えないような事情があるなら、自分から公園デートやドライブデートを提案して、「今度のデートはお弁当を作ってきますね!」と言ってあげて下さいね。

男性のお財布をまるで自分のもののように振る舞う女性は、確実に嫌われます。

ご馳走してもらったら、ありがとうございますと心を込めてお礼をしましょう。本来なら自分の分だけでも払うのがマナーだと心得て下さいね。

いつもいつも払ってもらっていると、二人の間に上下関係が生まれてしまい、ご馳走してもらっているからこのくらいのことは我慢しくては、と窮屈な思いをすることになりますよ。そしてそれは結婚後も続くことになってしまうので要注意なのです。

まみさんのご成婚

結局1年半かけて、なぜ振られたのかをその都度検証し、反省をしては改める作業を繰り返して、成長をしていったまみさん。トータルで20人近い方と交際して、その中で年収は希望の700万に届かなかったけれど、一番優しくて、彼女にたくさんご馳走してくれた男性と結婚が決まりました。

ところが一転、結婚してからは、「彼の浪費グセに腹がたつ!」と言っていたのには思わず笑ってしまいましたよ。そうは言っても幸せそうに夫婦喧嘩をしながら暮らしています。

デート代を気前よく払う人

ケチは嫌い!気前よく奢ってくれる人がいい!こじらせアラフォー女子あるあるです。

こういう女性は決まって年収が高い人にばかり申し込むのですが、年収が高いイコール気前がいいという訳ではないということに気がつく必要があります。

例えば自分が年収400万、お相手が収1000万円だとすると、多くの女性は「私の倍も稼いでいるのだから奢ってくれたって痛くも痒くもないでしょ」そう思って甘えているようです。

ところが男性からすると「そんなのはおかしい、一緒に同じものを食べたのだから、食べた分を分配するのが道理なのでは?」と納得できない人もいるようです。

さらには「そんなに奢って欲しいなら奢ってもいい。でも、僕と結婚する気があるなら必要な出費と思えるけど、タダ飯目的の交際ならむしろさっさと損切りしたい」と考え、早々に交際終了している男性も少なからずいます。

費用対効果(コスト・ベネフィット)というと冷たく感じる女性が多いのかも知れません。ですが、頭のいい人ほど、見返りがあることへの投資なら支払うが、単なる浪費のための出費は、時間とお金のむだ使いなので避けたいと思う傾向が強くなります。

なぜこじらせるのか?

なぜ人はこじらせてしまうのでしょう。

もちろん個々に事情があるとは思いますが、大きくまとめると、自分のことは棚に上げてお相手にだけ理想を求めるからです。

外見が好みかどうか、金払いが良いかに加え、年収、学歴、身長、フィーリングから血液型、居住地域までこと細かに条件をつけていると、だれでも婚活は長期化します。

重要なポイントを3つくらいに絞ったらあとは「伸び代」にこそ注目しましょう。

そもそも完璧な人間は存在しません。一見完璧そうに見える人でも、結婚した後で残念なところがボロボロ出てくることなんてザラにあるのです。

そもそも、ご自分は完璧なのでしょうか?

自分の不完全さを認めて、お相手に対しても不完全さを許容する気持ちを持っていれば、実は結婚した後、二人の化学変化で素晴らしい相乗効果が生まれるものです。

結婚はシナジーを起こすもの

結婚生活はお互いの良さを見つけて協力することによって、シナジー(相乗効果)が起こるものです。

いまの独身の状態での百点満点の人を探すことをやめて、結婚後の自分とお相手の伸び代があることを信じましょう。そのためには、まず心の柔軟性があるかどうか、苦痛なく一緒にいられる人かどうかを見極めたら、必要十分なのです。

一緒にシナジーを起こす運命のお相手と出会いたいのでしたら、ご相談くださいね!

池袋ぶどうの樹結婚相談所 仲人おぎた