お見合いが恥ずかしいと感じる理由

お見合いについては、「恥ずかしいと思う人」と「別に恥ずかしくないと思う人」の二つのタイプに分かれます。後者にとっては、初対面の人と会話することの緊張感こそありますが、全く恥ずかしいものではありません。

ではなぜ恥ずかしい、と言う感情を、それも強く持ってしまう人がいるのでしょうか?

その理由と対策方法を解説していきたいと思います。

お見合いが恥ずかしい理由

知り合いに見られたらなんて言い訳していいかわからないから

他人の目を気にする日本人ならではの恥ずかしさ、ですよね。多分欧米の方なら、「自分は自分、誰とお茶しようととやかく言われる筋合いはない」ときっぱりいうでしょう。

ところでこのお悩みですが、私は10年仲人をしていますが、お見合い中知り合いに見られて恥をかいた、という話は一度も聞いたことがありません。

というのも、お見合いは、多くの場合ホテルロビーラウンジなどですることが多いもの。ほとんどの人が週末にわざわざホテルのロビーを使わないのではないでしょうか?

もしも知人や職場の仲間が頻繁に利用するカフェやホテルがあるなら、そのお店を避けてお見合いをセティングすることも可能です。

カフェ好き女子でも心配はありません。女性が好きな可愛いカフェや流行のスイーツ店でお見合いはしませんので、知り合いに会う可能性はむしろ低いでしょう。ビジネスでよくホテルを利用するという方こそ、知り合いに出くわす可能性があるかもしれませんが、あの人誰?と聞かれたら、「仕事関係の人です」と言えば済むので問題ないようです。

お見合いしていることを周りにバレたくない、なんていう人もいますが、週末ともなると東京・神奈川・埼玉あたりの大抵のホテルのロビーラウンジは、お見合い待ちのカップルで溢れかえっているので、自分たちだけ浮くなんてことはまずありません。

お見合いが恥ずかしい理由

初対面の人からプライベートな質問をされる気恥ずかしさがあるから

お気持ちわかります、人見知りあるあるだと思います。

お友達でも家族でもない人と向かい合って2人でお茶するなんて、想像しただけで恥ずかしさでどうにかなりそう、という方は一定数おられます。まして、結婚というすごく個人的なことについて話し合うのってハードルが高いですよね?

なんの共通点もない人と話すことなんてない、と思いますか?

実はお見合いをしている、ということはお二人ともが「結婚に意欲的な独身同士」という点ですでに大きく共通しており、ある意味で属性が近いのです。

また、プロフィールで家族構成や趣味、お住まいのエリアなどについて事前情報があるので、会話が何もできない、ということはまずありません。

もしもお見合いの会話が苦手なら、

・共通の趣味を持っている人

・関連する職業についている人

・同じ出身地、出身校の人

・年齢が近い人

などを選んでお見合いをしていけば、会話が途切れることなくあっという間に1時間が終わって、「楽しかった!もっとお話ししたかった」という感想が出てきています。

ご自身が恥ずかしいのと同様に、お相手も恥ずかしいかもしれません。でも恥ずかしいなりに会話の糸口って結構あるものです。

例えば趣味のアニメや映画、旅行の思い出、好きな食べ物、毎日ふと感じる楽しい時間の過ごし方について。あるいは仕事の大変さややりがいについて、将来の結婚生活について求めていること、自覚している性格、などなど自分を語ることって恥ずかしいけど慣れてくると楽しいものです。

会話を通じて自分自身をかえりみることになり、あ、私ってこういう人なんだ、という新たな発見があったりしますよ。

お見合いが恥ずかしい理由

恋愛結婚がスタンダードで正しいこと、という先入観があるから

まだ20代~30歳前後だと、恋愛結婚が理想的なもので、それ以外受け付けない、という考えがあるかもしれません。恋愛勝者とそうではない者、と言う勝ち負けもあるようですね。でも正直それだからこそ、20代でご入会いただくととてもいいご結婚ができています。その理由は、一言で言うと、比較的ライバルが少ないからです。

結婚相談所のボリュームゾーンは、女性なら30歳~40歳くらい。男性はもう少し上で35歳~45歳までが最も多い世代となっています。

ちなみに20代で敢えてマッチングアプリではなく、結婚相談所に入って来られる女性の傾向としては、家柄が良いお嬢さんや高学歴・高収入で恋愛経験はあまりない清純派が多い傾向があります。大切な娘だから、悪い男にだまされないようにと親御さんがしっかり守っているようです。

そう言う意味では、結婚相談所に入っていると言うことは、一定のバックボーンがあり、ステイタスがあると言うことでむしろ「お見合いが組めるなんてすごい」ことなのです。

庶民は恋愛結婚、家柄の良い人はお見合い結婚!?

江戸時代、一般庶民は恋愛結婚が主流でしたが、華族やお武家様の令嬢・ご子息はお見合い結婚が当たり前でした。その時代は親どうしが決めるので、ご本人には選択の自由はなかったのですが。

それを思うと、事前にお互いの”釣り合い”をチェックできて、かつ”好きな人”を選べる現代のお見合いって高度に文明的で洗練された仕組みではないでしょうか(笑)

色々書きましたが、一言で言うと先入観なんて持っていてもあまり意味がありません。

お見合いでも、恋愛でも、結婚してから幸せになった人が本当の勝者なのです。

お見合いが恥ずかしい理由

とにかく異性と2人きりで会うことがひたすら恥ずかしい

オクテ女性・オクテ男性あるあるです。

女性ばかり、男性ばかりの社会で生きていると、「異性の存在」を意識するだけでカァっと頭に血が登って異常事態発生!という風に反応してしまうようなのです。

でも大丈夫、異性と会話をする気恥ずかしさは、たいていお見合い3人目くらいで慣れてきます。異性と言っても、同じ日本に住んでいる人間です。日本の常識やマナーをわきまえていれば、お互い快適な時間を過ごし、場合によっては

「今日のお見合いは上出来だったな~」

人見知りの婚活男子

なんて1人で振り返って満足するシーンも出てきますよ(これ本当です)

もしもあなたが、恥ずかしいけどそれを乗り越えてでも結婚したいのであれば、まず最初の2,3人をなんとかやり過ごすことをお勧めします。

そしてどんなに照れ屋さんでもいざお見合いが始めると、

「どうやったらお互い有意義な時間にできるか」

にフォーカスするようになるので、恥ずかしいという感情は話し始めたら1分でどこかへ飛んでいきます。

むしろお見合いに慣れすぎて、図々しくなってしまうことの方がよほど心配なくらいなのです。

お見合いが恥ずかしい理由

お見合いなんて今まで経験したことがないから

誰でも人は見たことがないものや、やったことがないことに対して、恐れや不安から拒絶反応が出るものです。特に気ままな独身生活が長ければ長いほどその傾向が強まるので、”婚活するなら早い方がいい”のは間違いありません。

そもそもお見合いとはなんだろう

お見合いについて、いきなりステージ上に引っ張り出されて、値踏みされるようなよくないイメージがあるとしたら、全くの誤解です。まず、お見合いはオーディションではありません。今どきは仲人さんもつかず、本人同士だけで1対1での会話を、お茶しながら小一時間ほどおしゃべりするだけ。

そして、何度も会って、会話やデートを積み重ねた先に、2人でもっとずっと一緒にいたいという恋心が芽生えて、プロポーズへ至るのです。真の愛が生まれるのは、家族になってからです。

お見合いから恋心が芽生えるって本当?

本当です。どんなに条件が良くても、恋心が芽生えずに結婚できたお二人を見たことがありません。

ただ、スピード感は個人差があります。

人によっては、淡い恋から時間を経てじわじわと愛が芽生える人もいますし、会った瞬間に「あ、この人好き」と一瞬でハートに火がつく人もいます。

異性から”そういう目”で見られるのが恥ずかしい、そういう方もいるでしょうが、”そういう目”で見られる可能性があるということは、お見合いに限りません。

職場や通勤途中、あるいはエレベーターやスポーツジムなどでもあり得ることです。

男性と女性が一緒に生きている社会なのです。お年頃で独身なら、毎日が婚活のようなものなのです。

だから、もしも結婚相談所での出会いに抵抗があるならば、お見合いで異性と会話することを練習台にしつつ、日常の出会いでも少し異性に対して積極的になるというのもアリなのです。

そうした時に、結婚相談所でのお見合いで、マナーや好感度の高い話し方をしっかり研鑽しておけば、いざ突然目の前にタイプの方が現れても万全の対応ができる、というわけです。

恥ずかしい、のは自然な感情

話を戻すと、”恋愛や結婚のために人と会ってお茶すること”について、”恥ずかしい”という感情を持つのは全く自然なことです。でも恥ずかしいから行動できないままだと、どんどん時間だけが経過してしまうでしょう。好きになるかもしれない、愛されるかもしれないチャンスを作るために、まず人と会って、2人で会話する、という経験を少しずつでも始めていくのがお勧めです。

例えるなら、プールの水と同じ

学生時代を思い出してください。夏でもプールに入るまでは、水は冷たくて怖いもの。できれば飛び込まずに済ませたい、、なんて思うこともありますよね。でもひとたびプールに入ってしまえば、すぐ水の温度に慣れて、全く苦痛に感じなかったことってありませんでしたか?

つまりは、恥ずかしい、を克服する一番の方法はとりあえずちょこっとお水に入ってみる=婚活を試してみることです。

そして、それさえ怖いなら、すでにお見合いを経験した人たちと会って、直接話を聞いてみたりすることが、恥ずかしさを克服する最善の方法です。

お見合い体験者に感想を聞いてみるには

”結婚相談所で活動している人たちの本音や体験談を聞いてみたい”、そう思ったら、相談所が主催するオープンスタイルの婚活パーティーがおすすめです。

ディナー付きのパーティなら、婚活のためだけでなく、美味しい食事とワインなどを楽しむために来ている人もいるので、あまり異性探しに必死にならなくて大丈夫。

それでいて、実際にすでに婚活をスタートしている人のお話を聞くチャンスもありますよ。

いきなりお見合いを体験するのはちょっとハードルが高い、という方のために毎月2、3回婚活パーティーを開催しています。もしご興味がありましたら、イベントのお知らせ欄からお問合せくださいね。

恥ずかしいからお見合いできない、を克服する考え方まとめ

恥ずかしいには様々な理由がありますが、おおまかに5つに集約されます

  • 知り合いに見られたらなんて言い訳していいかわからないから
  • 初対面の人からプライベートな質問をされる気恥ずかしさがあるから
  • 恋愛結婚がスタンダードで正しいこと、という先入観があるから
  • とにかく異性と2人きりで会うことがひたすら恥ずかしい
  • お見合いなんて今まで経験したことがないから

多くの場合が取り越し苦労で、実際には相性がいい人とのお見合いは本当に1時間が5分くらいに短く感じるものです。恥ずかしいどころか「すごく楽しかった、会えてよかった!」そう言って多くの会員様がご結婚されていますよ。

その楽しさ、喜びを1人でも多くの人に味わっていただくために、私はお相手探しに日々奔走しています。

案ずるより産むが易し、まずはどんな人が理想か教えてくださいね!

仲人 おぎた