理想の結婚相手というと、多くの人が、年齢・年収・学歴・ルックス・身長・家柄などを思い浮かべるのではないでしょうか? もちろん誰がどんな人を選ぶかは個人の自由なのですが、どうしても幸せになるのが困難と思われる人との結婚だけは、「後で苦しむのはあなたよ、考え直した方がいいんじゃない?」とストップを促すことがあります。ではそれはどんなお相手なのでしょうか?事例をみていきましょう。

結婚相手は条件だけでは選べない

いきなり矛盾するようですが、結婚相手を選ぶならば、条件は大切です。

なぜなら愛だけではご飯は食べていけないし、信頼できる人じゃないと大変な子育ても親の介護も二人三脚でやっていくことはできませんからね。とはいえ、条件以外の面で ”こういうケースは避けておいた方がいいよ”、という組み合わせもお見かけします。あらかじめ知っておくと参考になると思いますので最後までお読みくださいね。

1.いつも自分のわがままを貫こうとする人

自分のパパやママにしてきたワガママを、当たり前のようにパートナーに要求して「ありのままのボクを愛して!」という自己中心的な子供っぽい人と結婚をすると大変です。これは女性にもみられます。例えば、平気でデートをドタキャンしたり、お相手の年収に見合わないような高額な指輪を要求したり、自分が欲しい車や服を買うために、相手のお給料を全て自分の口座に振り込むように求めてきたり、というケースもあります。

また、結婚後の住まいの話になったとき、相手の希望や仕事の都合は無視して、自分の希望をゴリ押ししたりする人はとても危険です。リモートワークならいいのですが、毎日通勤に2時間以上かかると寿命が縮むというデータもあります。命を削ってまで我慢するくらいなら、早く他の方を探した方がいいかもしれませんよ。

1-1.優しい女性ほど危険

性格が優しくて、というか気が弱くてつい流されてしまう人や、好条件につい目がくらんでしまう人ほど危険です。自分さえ・この場さえ我慢すればうまくいく。そう思うと言いたいことを飲み込んでしまう、なんて思い当たる人もいるのではないでしょうか?

しかも、ワガママな人ほど、自分のことをワガママとは思っていないことがあるので厄介です。「こっちのが合理的」だとか、「全ては君のため」だとか、さまざまな理由つけて自分の主張をゴリ押しするお相手に疲れ果ててしまう、というケースもありますよ。

本当はどうしたいのか、自分の心に蓋をしないで、まずは自分自身がしっかり心の声を聞くようにしましょう。1人ではなかなか本心と向き合えない、という方はお手伝いしていますよ。

2.金銭感覚が違いすぎる人

ケチすぎる、浪費家すぎる、どちらもNGです。結婚生活には経済活動という側面もありますからね。

生活費からレジャー、資産形成まで、冷静に話し合ってどのくらい節制するのが妥当と考えているのか、真剣交際にはいったらお話しするといいですよ。また、将来に備えてどのくらい貯金をしているのかも経済観念の大きな目安です。35歳を過ぎても貯金ゼロ、その日暮らしの人もいれば、1000万以上ためている人も。経済観念は本当にピンキリなのです。

2-1.金銭感覚は独身時代と結婚後で変わる?

これに関しては、今もし浪費家だったとしても、結婚をきっかけに経済観念を改めることができる人かどうかを見てあげるのもいいでしょう。私が知る限り、独身男性の半分くらいは自由にお金を使ってしまうので、まともに貯金ができていません。堅実な人なら貯金とは別に資産運用を始めていますが、独身生活とはそういうものだと知っておくことも必要でしょう。特に、年収が高くても大きすぎる借金があれば共倒れになりかねないので考え直した方がいいですよ。いくら結婚したいからと言って、無理してまで背負わなくていいものもあるのです。

2-2.カフェ代はどこまでが許容範囲?

以前女性会員様の諒子さん(40歳・仮名)が交際相手の男性に銀座デートを提案されて、ワクワクと出向いた時のことです。

お相手は8歳年上の会社経営者、杉本さん(48歳・仮名)。年収が高く、不動産もいくつも所有しているという資産家でもありました。

諒子さんはロマンティックなデートをさせてもらえると思っていたそうです。が、銀座のカフェに入ろうとしたら、コーヒーが1300円とかいてあるメニューを見て、

「こんなの高過ぎて入れない、他を探しましょう」

と1時間近くうろうろとカフェを探し歩くことになってしまったたそうです。土日の銀座は大変な賑わい。そもそも入れるカフェがなかなか見つからないのですが、たまたま通りかかったスターバックスコーヒー(スタバ)に空き席があるのを目ざとく見つけて、彼が

「ここにしましょう!コーヒーなんてどこも大して変わらないんだから」

そう言った途端に気持ちが萎えて帰りたくなったと言っていました。

ちなみにお見合いではホテルのラウンジが多いのですが、たいていコーヒー代は1杯1600~1800円。消費税とサービス税が乗っかると、1人2000円前後のコーヒー代です。(最近はルノアールや椿屋珈琲店を利用するケースも増えています)

みなさんホテルだから仕方ない、、と覚悟をしているのでしょうけれど、本心は払いたくない人もいます。お見合い後交際に入ってからのデートでは、お店選びや支払いの姿勢でこういった金銭感覚がわかるので、わざわざ話し合わなくてもなんとなくお互いの経済観念がわかってくるものです。

2-3.どっちが正しい、ではない

「え~!スタバ全然OK!私は気にしません!」

という女性も多いと思います。たまたま諒子さんにとっての常識では、初デートでスタバはNGだった、というだけのことです。諒子さんはこう言っていました

「初めてのデートくらいカッコつけて欲しい。いい大人が銀座にくるの初めてなわけじゃないでしょうに、1300円にびっくりして1時間もうろつくのってどうなの? 挙句スタバなんて先が思いやられる」

とどっと疲れたとのことでした。

「だって、結婚したら毎日ご飯を作ってあげるんだから、交際中くらいはおもてなしして欲しいんです」

ごもっともなお考えではあります。

仲人の私としては、彼の気持ちもわかります。けれど、1300円はコーヒー代ではなく、半分は銀座の一等地のお席代なんだよとお伝えしたいところです。それが嫌ならわざわざ銀座を指定しなければいいのに、とも思います。大人男子の婚活に相応しい、もっとリーズナブルでかつ優雅な気分を味わえるデートプランをご提案できますよ、と。

ちなみにこの杉本さんは、「電車は人が多いから嫌い」と言って高級車で銀座までやってきて、デパートの駐車場に停めていたそうです。そちらの方がよっぽど無駄に高いのでは?と不思議な気持ちがしました。要するに、女性にご馳走する意味や価値を見出せない人なのかもしれません。

いずれにしても、そこで我慢してスタバを受け入れたとしても、彼女とはお金の価値観が合わないことでしょう。パスして正解、と言えます。

だからと言って交際中のデートが太っ腹でも、貯金ゼロでは困りますよね(そういう男性も実際にいましたし、結婚できています)。また、女の子なんだもん、お財布は絶対開かないわ!というのはもう古臭い考えです。

3.交際中ひたすらイラつかせる人

つい最近もありましたが、姿を見た瞬間、顔や雰囲気になんとなくイラついてしまうお相手っているようです。その理由はもしかすると自分自身のコンプレックスかもしれませんが、

  • なんだかナヨナヨしててイラつく
  • 会話に無反応すぎてイラつく
  • メッセージを無視されすぎてイラつく
  • デートの行き先を決めてくれなくてイラつく

など、フェミニンな男性や受け身すぎる男性の、主に”やる気が感じられない”時にそうおっしゃる女性が多い印象です。一見「そうだ、そうだ!やる気がない男が悪い!」と悪者にしたくなるかもしれませんが、イラついてしまう原因は、実は相手ではなく自分にあることが多いもの。相手を責める前に、自分の心の状態を整えましょう。

心を整えるためには、まず十分な睡眠と栄養そして適度な運動を心がけること。だって、損するのはご自分なのです。イラついている女性に魅力を感じる男性はいませんからね。

3-1.イラつく原因を深掘りしよう

ただし、お相手に理不尽な言葉を言われてイラついてしまった、というときはちょっと待って。その理不尽な内容ってなんでしょうか?例えば

  • ・結婚式や指輪の購入をかたくなに拒否する
  • ・顔や服装などをディスってくる
  • ・待ち合わせに少しでも遅れたら暴言を言われた
  • ・上から目線な発言が多くてイラつく
  • ・いつも遅刻してくるのがイラつく
  • ・常になんでも値段を気にするのががイラつく

そんな時には、交際をストップした方がいいかもしれません。これらは、女性の気持ちを踏みにじり、傷つける行為なので、見過ごしてはいけませんよ。

4.大事なことは全て親の言いなりな人

ご本人のせいではないかもしれませんが、男性でも女性でも、親に全く頭が上がらない人っていますよね。いくら親御さんがご立派でも、優しい人でも、いい大人が自分の判断と責任で結婚相手を決められないのは心配になります。

なぜかというと、プロポーズができない問題以前に、健全な形で心が育っていない可能性があるからです。人は皆、成長ともに親から離れて自分の頭で良し悪しを考えたり、決断するようになっていくことで社会性が身につきます。そこが危ういとなると、先々大変ですからね。

4-1.親がいなくなったらどうなる?

自分でしっかり重要なことを判断できない、という人と結婚すると大変です。親御さんが亡くなった後のことを想像してみて下さい。情緒不安定な抜け殻になるか、タガが外れてやりたい放題のわがまま人間になるか、あるいはあなたをお母さんがわりに頼ってくるかのどれかでしょう。

どんなにご立派な肩書きでも、容姿端麗でも、1人の成人男性として自立した考えを持てる人かどうかは絶対にみておかなければいけないポイントなのです。

5.共感してくれない、できない人

コロナの影響でしょうか?心が死んだようになってしまっている人が増えました。

特に仕事人間の男性は、人とのコミュニケーションの機会がなさすぎて、とっさに声が出なかったり、表情筋が動かなくなってしまった人もいるようなのです。

女性にとって、共感できるか否かは、人付き合い全ての基本的なことです。私は私、人は人、と自立した考えであっても、ふと本心を語ったり、心が思わず動いた時、

「そうだよね、君の気持ちわかるよ」

と言ってくれないとキツいという人が多いでしょう。分かり合えない、または喜びも悲しみも一緒に感じられないというのは、夫婦になること以前にお友達にもなれませんよね。

5-1.共感力がある男性との結婚は幸せを感じやすい

すでに成婚して、今も幸せに暮らしている会員様たちを見ると、男性でも映画やミュージカルが大好きで、よく泣いたり笑ったりしているし、ゲームやスポーツで人とふれあい、チームワークを育んでいる人が多いのです。

家族というものの存在意義を考えた時、楽しいことは2倍に・辛いことは半分こになる、ということが挙げられます。そういう意味で、心を通わせることが困難なお相手との結婚は、難しいですよとお伝えしています。

もしもあなたが男性ならば、ぜひ心を動かす練習と思って、感動できるアニメや映画の鑑賞、スポーツ観戦などを取り入れ始めるといいですよ。

5-2.相手が夢中になっているものに共感できない

また、お相手が夢中でのめり込んでいること、例えば、車の改造やキャバクラ通いなど、お金も時間もたっぷりと注いでいる趣味に、あなたが全く共感できないときは、家庭内の不和のもとになるので、これも避けておくべきでしょう。仕事でも同様です。週末もほとんど仕事に捧げるほど男性がのめり込んでいても、女性が心から理解し、応援してあげられるならまだいいのです。そうではなく不満や寂しさがつのるようならば、その人はあなたの運命の相手ではない、そう考えた方がいいと思いますよ。

逆にあなた自身が、ブランド物やアイドル歌手の追っかけに全財産注ぎ込んでいるような人なら、おあいこかもしれませんけどね。

まとめ:価値観こそが幸福感につながる

ここまでお伝えしてきたことは全て、価値観や人格に関することがいかに結婚相手を選ぶ上で重要か、ということです。

実は今日も面談でお話ししていたのですが、女性には、「自分の損得よりも、まず家族が笑顔で嬉しそうにしてくれたらそれが幸せ」という人がかなりの割合でいます。(肌感覚で、婚活女性の半分くらいでしょうか)

それに対して、男性の中には、世間体のために結婚くらいしなくては、とか、子孫を残すためだけに結婚を望む、という人もいますよ。どんなお人柄で、何に価値を見出す人なのか、そこのところが結婚後の幸せを大きく左右するカギなのです。

とここまでお伝えしてきましたが、「そもそも価値観って何?自分自身のことがまずよくわからない」という方が実はとても多いのです。ご心配なく、ご入会時の面談で、あなたの思考や行動パターンを診断し、理想のお相手の本当の3条件をお伝えしています。また、交際に入ってから何か引っ掛かりを感じたらいつでも相談できますからね。

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