恋愛経験が豊富な人がハマる思わぬ落とし穴

25歳以上で、交際相手が途切れたことがない人、3人以上の異性と長期的なお付き合いしたことがある人。そんな方が婚活では苦戦しているのをお見かけします。

私、当てはまります

と思った方はぜひ読んで下さい。なぜなら婚活において「逆に」苦労する理由があるからです。恋愛経験がない人たちが聞いたら、

そんなわけない、モテてるし慣れてるから婚活でも楽勝でしょ?

と言うのですが、実は恋愛脳は時に”結婚”とは最も遠いところにあるもの。

特に女性は、子供を産む性でもあることから

  • フィーリング
  • 見た目(遺伝するから)
  • 生活力(年収と資産)
  • 社会的ステータス
  • 趣味の一致

全部を叶えようとしてしまうので、難しいのです。

また、複数の男性と付き合ったことがあるゆえに、

  • こういうタイプの人は嫌!絶対にNG!
  • 趣味や業種が元カレとおなじだからNG!

という長~い【NG項目リスト】が出来上がってしまっていることが多々あるのです。

でも実は本当に重大な落とし穴はこれだけではないと言うことをお伝えしていきたいと思います。

燃え上がるような恋心を婚活に求めてしまう

恋愛体質な人ほど、結婚に恋愛感情を強く期待する傾向が高いようです。

言うなれば、

目と目が合った瞬間胸がドキドキして、その人のことで頭がいっぱいになる。メッセージのやり取りも一日何往復もして、ずっと触れていたいくらい強くお互いを求め合う、それが恋愛なんだもの、結婚はさらにそれ以上に熱く燃えるような気持ちがないと無理!(恋愛体質女子)

と思ってしまいがちなのです。

少なくとも、自分史上、過去の彼氏全員と比べて、一番条件がよくて尊敬できる、素敵な人じゃなきゃ結婚する意味がない。

そう考えてしまうので、結婚のハードルを自分でどんどん上げてしまうのです。

恋愛の延長上にあるのが、結婚?

恋愛体質な人にとって、恋愛を極めて行った先にあるのが結婚。

「愛してるっていう気持ちが、胸い~っぱいで持て余すほどになったら結婚したい」

という理想をもっているケースが多いようです。

比較するとわかりやすいのですが、恋愛経験がない人にとっては、結婚は最初から結婚です。もちろん、夫婦になるお相手ですから、異性として好きという部分もありますが、家族になる人としてふさわしいかどうか、という観点が異性としての好きと同じくらいかまたは少ない比重になっています。

わかりやすくすると、好きには2種類があり、

  • A.異性としての好き(恋愛感情)
  • B.家族としての好き(安心感・信頼性)

とすると、

A > B

が恋愛強者の目線なのに対して、

A ≦ B

が恋愛未経験者の婚活観です。その結果なんと恋愛未経験の女性ほどサクッといいお相手と良い結婚ができています。ですので、恋愛体質女子の解決策の提案としては、まずこのA・B二つの好きを別物と割り切ることです。

そうすると、例えば

こっちの彼は、ハンサムで会話も盛り上がるしメッセージをたくさんくれるので

A(恋愛としての好き)は90ラブに近いけど、

仕事が不安定で将来が不安、かつ家事ができない人だから

B(家族としての好き)は50ラブかな。

一方であっちの彼は、見た目は地味だけどまめに誘ってくれるし、沈黙が苦にならないので

A(恋愛としての好き)は75ラブくらい。

一方でお仕事が安定していて、家事もできるし、一緒にいて落ち着くから

B(家族としての好き)は100ラブに近いかも。

という風に自分の中での恋愛感情と安心感を【違うモノサシでの好き】というふうに評価して内観できるようになるでしょう。その結果、混乱しなくて済みますよ。ポイントはどっちが重要とか上下ではなく、それぞれにいいところもあるけど、「結婚って家族になることだから」というところを軽く考えないことです。

結婚したいなら恋愛でのテクニックは封印せよ

恋愛体質な女性がなぜかお見合いやデートの後でお断りされてしまう理由は、

  • つい男性に馴れ馴れしくし過ぎて遊んでる人と思われてしまう
  • 元カレと比較し過ぎて減点ばかりしてしまう
  • 異性として好みじゃないと興味がゼロになる

このどれかに集約されます。というのも、男性の方は恋人探しと結婚相手探しをきっぱり分けて考えている人が多いので、そもそもニーズが違うのです。

男なんてみんな甘えられるとイチコロでしょ。

結局可愛い女子が好きなんだから。

なんて婚活を甘くみているとひょっとして婚活を何年もする羽目に陥りますよ。モテる女性が婚活の沼に陥ってしまう理由は、こういったところなのです。

言い換えると、婚活で意中の男性にアピールするときは、今までの恋の始まりと同じような手順を踏むのはやめた方が賢明です。モテる女性ほど年齢を重ねるごとに自分をアップデートしていかないと、いつまでも若い子気分で甘えてくるイタイ人、またはマナーがわかっていない失礼な人、という風に特に育ちのいい紳士的な男性たちから敬遠されてしまうのです。

まとめ

では恋愛強者の女性はどのようなマインドで婚活をすればいいのか、というと、

一旦過去の栄光を忘れて、今は婚活で苦戦している、というありのままを受け入れること

がスタート地点です。

恋愛体質であるということは、基本的には異性の魅力をみつける能力があり、異性を惹きつける力もあるということ。それは間違いなく強みです。また、恋愛強者の女性は、「初めまして」からの距離詰めが決して苦手ではないはずです。だけれども、そここそが肝心で、初めましての時の【恥じらい】こそ多くの男性たちがカノジョではなくお嫁さんに求めているもの。恥じらいつつ、お互いの気持ちの揺れを確かめつつ、まずは家族として好きになれそうな人であることをアピールするのが先決です。つまりは

信頼感、安心感

を男性に与える努力をして下さい。具体的には、

  • デートの約束の時間を守る
  • お相手からのメッセージの返信はなるべく早く
  • お相手のご家族やお店の店員さんへの気配り
  • デートのお支払いを全額男性に委ねない
  • 自分の仕事への責任感を示す
  • 派手な服装や髪型を封印する
  • 挨拶やお礼をキチンとする

え〜ダルい。ノリが違う。なんて言わずに、これをコツコツと実践していくと理想のお相手との結婚が早いですよ。手を繋いでデートしたり、下の名前で呼び合ったり、ボディタッチをしたり、というのはある程度信頼関係ができた後からの方が逆に婚活では良いのです。「そんなのまだるっこいしいわ」なんて思わずに、40年、50年ものの長い恋の始まりはスローな方が楽しめる、くらいに思ってみてはいかがでしょうか。

出会った頃は彼に夢中じゃなかったけど、

今は生まれ変わってもまた夫婦になりたいわ!

そんな風に言える老後を目指すのがコツなのです。

繰り返しになりますが、婚活のゴールは目先の楽しさ・快楽ではありません。オバさんになり、おばあちゃんになってもあなたを心底大切にしてくれる人を見つけるのが婚活です。そのためには、キラキラした結婚という結論に一足飛びに辿り着こうとしないこと、”恋愛対象としての好き”にこだわりすぎないことがキモなのです。

恋愛強者だけど、婚活では苦戦しているという方、ぜひご相談下さいね!

あなたの最強の味方になりますよ。

荻田