仲良しカップルには3つの共通点がある

ぶどうの樹結婚相談所でご成婚すると、ほとんどの方がお二人揃って相談所へ挨拶に来てくださいます。成婚したカップルをこの目で見て、会話しているからこそ知っている共通の特徴をお伝えしたいと思います。

このことはどなたもまだ気づいていないかも知れません。が、実はもしかするとお見合い結婚に限らずほとんどの世間で”うまくいっている夫婦”もしくは”離婚せずに長く続いている夫婦”に当てはまるかも知れません。

ですので、これから結婚するみなさんは、この特徴を気にして選ぶと間違いがないでしょう。

1.洋服の趣味やこだわり方が似ている

特徴の一つ目は、服装です。ぱっと見で服のテイストや色味、コーディーネートのポイントがなんか近い人。例えば、

  • 黒一色の男性とピンク一色の女性、のようなワントーンコーデを好む人同士
  • 動物や果物、ペイズリーなどユニークな模様が入った布地を好む人同士
  • ベロア、デニムなど季節に関係なく、重厚感のある素材を好む個性的な人同士
  • ユニクロ大好き!どこにいても浮かない、ベーシックアイテムだけで固める人同士

交際していうるうちに多少影響は与え合っていると思いますが、たった3ヶ月の交際でそこまでガラリとは変わらないでしょう。しかも複数の人と同時に交際して結婚へ至っていたりするので、そこまで影響は強くないはずです。にもかかわらず、

・服へのこだわり強め、コーディネートこだわってる同士

・服へのこだわりなし、楽ちんが一番な無頓着同士

がカップルになるということは、言葉によるコミュニケーション以上に”なんか一緒にいて違和感がない”のかも知れません。

そういう意味で言うと、異性と並んだ時にコーデがしっくりくるお相手を選ぶのが、理想の結婚への近道かも知れませんね。

セレブ婚を逃した31歳の女性

かよさん(31歳・仮名)は、年収350万くらいの一人暮らしのOLさん。

経済的な理由もありますが、プチプラの服を上手に着こなす美人さんでした。それに対して、お相手男性は超エリートで、10万以上する革靴や50万のオーダースーツなど、特に洋服にお金をかけるマサヤさん(32歳・仮名)。おしゃれさん、にもかかわらずデートは安い定食屋さんばかりで、かよさんは小さな不満を募らせてしていました。そうはいっても美人とハイスペ男性ですので、時にぶつかりつつ真剣交際へと進みましたが、プロポーズ直前に致命的なケンカになり、お別れをしてしまいいました。

マサヤさんは大変な高年収。ですが、服以外の無駄遣いは一切しないと言う価値観の持ち主でした。一方かよさんは、限りあるお給料をやりくりして、その大半を旅行やお友達との食事、推し活などレジャーに使いたいタイプ。

どんな服にどのくらいのお金をかけているのかは、言い換えると【服へのコスト意識=金銭感覚】です。これこそが最もわかりやすく見える化できる”価値観”であり、”こだわり”なのかも知れない、と気付かされたケースでした。

マサヤさんの主張としては、

「かよちゃんは貯金もないのに海外旅行や贅沢な食事をしたり、無駄遣いばかり。後に残らないものにせっせとお金を使う感覚がどうしても理解できない。それでいて、ぱっと見はおしゃれだけど、安っぽい流行の服しか着ようと思わないのは、何かおかしい。いいお嫁さんになってくれると思えない」

とのことでした。当然かよさんにも言い分があります。

「今の時代モノより思い出、がスタンダードな価値観。いずれ消耗してしまう洋服よりも、お金では買えない人間力や人との繋がりを大切にする方が正しいと思う。思い出作りにお金をかけて何がいけないのかわからない。子供ができたらいいパパになるとは到底思えません」

どちらが間違っているとかではなく、何に価値を置くかの違いが、服にかけるこだわりや金額に象徴されていたように思った事例です。

スピード玉の輿婚をしたはるかさん

一方で、年収150万くらいの生保レディーのはるかさん(31歳・仮名)は、実家暮らしということもあり、いつもデパートで買ったぱっと見でもわかる”きちんとした服”を着ていました。

そして使う色数はいつお会いしても必ず3色以内。紺やグレー、白といった地味色をベースに、マスタードイエローやセルリアンブルーなどのビビッドな色を1点プラスしたリズム感のある着こなしが印象的な女性でした。

彼女は5歳年上の優しくて話も面白いエリート男性に見そめられ、あっという間にプロポーズをされていましたよ。

そしてご挨拶に来られた時の彼の服装も、老舗ブランドのコートに、仕立てのいい紺のジャケット、そして鮮やかなセルリアンブルーのネクタイをしていたのです。ああ、よく似たファッション感覚をお持ちなんだな、と思ったことを覚えています。

ファッションで通じ合うお二人

私がお買い物同行で、一緒にお洋服を選んだたかし(40歳・仮名)さんは、値段は高からず安からず、そこそこ質の良い服をなるべくセールで購入していました。どんな服かというと、ベーシックなアイテムを8割、遊び心のあるアイテムを2割ほど取り入れていました。

遊び心のあるアイテムとは、例えば、波と魚などのキュートなプリント模様が入っているシャツや、形はちゃんとしているけど素材がカジュアルなジャケットなど、ユニークなアイテムを面白がって購入していたので印象に残っています。

ご成婚する前にカウンセラーさんから聞いた、お相手のみほさん(34歳・仮名)の言葉です

「なんていうか洋服の好みがツボで、派手すぎず地味すぎず、ちょうど良い感じに思えるんです。そういう人って今まであまりいなくて。だから年齢差など悩みましたけど、たかしさんに決めようと思いました。」

とのことでした。

個性派同士のお似合いカップル

私が初めてお会いした時、個性的なGジャンをかっこよく着こなしていたのは、けいとさん(46歳・仮名)。彼が一目惚れしたお相手は、アパレル業界でブランドマネージメントをしているみさきさん(43歳・仮名)でした。

みさきさんは成婚のご挨拶に来られた時にも、ベロア超のロングスカートにシルクサテンのパーカーという個性的なファッション。それを見て私はとても興味を持って、

「その服すごく素敵、とてもお似合いですね。ところでお見合いの時はどんな服装だったのですか?」

と聞くと、「うーん、なんだっけ」と考えこみましたが、けいとさんが思い出してくれました。フレアーパンツにカシュクールシャツという個性的なファッションだったそうです。堂々と人とは違う着こなしで颯爽と現れた彼女を見て、

「わ!超タイプ!絶対この人しかいない!」

と直感的に思ったと、けいとさんはお話ししてくださいました。

・・・・

こんな風に、洋服は自分というブランドを表現する、重要なコミュニケーションツールになっているともいえます。

「みんなと同じがいい、目立つのは嫌」と思っているとそういう服を選びますよね。全然問題ありません。ただ、同じような考え方の人が引き寄せられてくると思っておいた方がいいでしょう。そしてその方が、お互いにストレスが少なくて、結果として良い関係が長持ちするのです。

2.家族との距離感が似ている

二つ目の仲良しカップルの特徴です。

あなたは家族とすごく仲がいいですか?それとも家族とはあまり会話をしない、クールな関係ですか?親が大嫌い、とか嫌いじゃないけど必要なことしか話さない、という方は同じようなスタンスの人の方が断然楽ちんでうまく行きます。また家族がみんな仲良し、というかたは、同じように仲良しファミリーのかただとうまくいっています。

真剣交際終了してしまったケース

玲香さん(39歳・仮名)の方のご両親は

「あなたが決めた人にどうこういうつもりはないからね。絶対に反対したりしないよ」

という自立した姿勢でしたが、賢司さん(43歳・仮名)の方は実家暮らしで、ご両親の意向が非常に強いご家庭でした。玲香さんのご両親は一緒に住んでいるけどあまり会話もしないし、お互いに自由に別々に行動するというスタイル。一方お相手の賢司さんのご家族は、家族経営の会社なので、仕事でも家庭でもずっといつも一緒にいるという大きな違いがあったのです。

でも二人はフィーリングがあい、何度もデートするうちにお互いを大切に思うようになって、真剣交際まで行きましたが、やはり最後は親御さんと反りが合わず、交際が終了してしまいました。

うまく行ったケースとは

逆に、家族と疎遠になっている人同士や、遠くに住んでいて一年に1、2回帰省するくらいな人同士、というのは本当にうまく行っています。

実はつい先日も、男性はご実家が九州、女性はご実家が東北のご成婚カップルに、ご近所でばったりとあいました。お二人はニコニコと笑いながら手を繋いで、

「おぎゆかさん、今日は新居のマンション探し中なんです。予算や間取りなどあちこち二人で歩いて見て回ってるんですよ」

と本当に嬉しそうにお話しくださいました。

でも中には、女性は東京が地元で、家族大好きと男性は地方出身で家族とは疎遠になっている、というカップルももちろんあります。ですが、そういう場合は女性が男性の前で自分の親兄弟のことばかり口にしないように気をつけ、一方で男性も上手にお相手の実家と仲良くすることで、うまく行っているようです。双方に努力と歩み寄りが必要になっているそうです。

3.何となく顔立ちや雰囲気が似ている

本当にお似合いの二人っているものです。そういうカップルは、もともと家族なんじゃないかしら?と思うくらい、体型がそっくりだったり、笑顔が瓜二つだったり、

なんだか似てる!

と仲人が驚くほどなんというか、パッと見の印象や話す時の目の合わせ方(またはそらし方)が本当に面白いくらいシンクロしているのです。正直、結婚相談所で出会ったなんてしんじられないくらい、最初から親戚だったかのように似ているのはあるなるなのです。

もしもお相手選びがどうしてもできない、一人に決められない、という時は、体型や話しかたのクセなど印象がご自分によく似ている人を選ぶのがいいかもしれません。

ただしその場合は、自分のことが大嫌いだと選べませんので、まずは自分を好きになるようなカウンセリングからスタートしましょうね。

まとめ

ご結婚までがスムーズで、結婚後もうまく行っているカップルの共通点は、

  • 1.服のセンスがよく似ている
  • 2.家族との距離感が似ている
  • 3.顔立ちや体型、雰囲気までよく似ている

でした。

エビデンスは?と言われてもうまくは説明できない部分もあります。ですが、10年以上仲人をやってきて、間違いないと思っていることを書かせていただきました。

敢えて説明をするならば、「どんな人でも自分が一番大事で尊い」と無意識に思っているもの。自分の生命を維持するために人は日々頑張って生きているのですから当然ですよね。そんな自分に近い人を選ぶと、”長期的に安定したいい関係”を選びやすいのは、自明の理なのではないでしょうか?

でももしもあなたが、

「私は違います。自分とは全く違うタイプにばかり魅力を感じるんです」

というのでしたら、もしかすると結婚ではなく恋愛対象、ときめきを与えてくれる人を求めているのかもしれません。

恋愛では基本的に自分にないものを持っている人に憧れ、惹かれてしまうものなのです。でも恋愛ではなく、そろそろ本気で結婚を考えているのでしたら、ないものねだりをやめて、あるもの探しを始めませんか?

頭でわかっていても一人では難しい、そう思ったならお気軽にご相談くださいね。