婚活を始めると、よく聞くご希望があります。

「できるだけ家が近い人と結婚したい」

この気持ちはとてもよくわかります。
交際中はお互いに忙しい中で時間を作るわけですから、距離が近い方が会いやすい。
会う回数が増えれば、関係も深まりやすい。

そう考えるのは自然なことです。

けれども、仲人として多くのご成婚を見てきて思うのは、婚活エリアを最初から狭く設定してしまうのは、とてももったいないということです。

むしろ、ご成婚につながるカップルの多くは、最初の距離感をあまり気にしていないことが多いのです。

遠距離だからこそ結婚が早まることもある

意外に思われるかもしれませんが、距離があるカップルほど、結婚が早く決まるケースも少なくありません。

理由はとてもシンプルです。

「会うのが大変だから、早く結婚して一緒に住みたい」

という気持ちが生まれるからです。

遠距離恋愛では、会うために時間もお金もかかります。
その分、一回一回のデートが濃くなりますし、自然と「将来どうする?」という話にも進みやすくなります。

結果として、交際からご成婚までのスピードが早くなることも珍しくありません。

「県が違う=遠い」とは限らない

もう一つ、婚活でよくある思い込みがあります。

それは、

「県が違うから遠い」

という考え方です。

たとえば

  • 埼玉と神奈川
  • 千葉と東京
  • 神奈川と東京

このような組み合わせでも、交通の便が良ければ問題なく会えます。

実際には、

真ん中の東京で会う

という選択肢もあります。

電車で1時間以内なら、むしろ逆に同じ県内でも時間がかかるケースは珍しくありません。

「県」で区切ってしまうのは、少しもったいない考え方なのです。

実は結婚後に引っ越す人は多い

さらにお伝えしたいのは、
結婚したら引っ越す人はとても多いという事実です。

ぶどうの樹結婚相談所では、ご成婚されたカップルの

約6割が「男性側が女性の希望エリアへ転居」

という形になっています。

つまり、

「この街から絶対に離れたくない」

と最初から決めてしまう必要は、実はあまりないのです。

婚活中は「近くの人がいい」と言っていても、
いざ結婚が決まると

「相手の職場の近くへ引っ越そうか」
「住みやすそうだからこの街にしよう」

と、柔軟に考えられる方がほとんどです。

エリアにこだわるほど、ご縁は減ってしまう

特に、婚活が長引いている方に多いのが

「実家のある街から離れたくない」

という強いこだわりです。

もちろん、地元への愛着は自然なものです。
ですが、エリアを狭く設定してしまうと、単純に出会いの数が減ってしまいます

実際に、婚活が3年以上続いている方の中には、

  • 実家の近く限定
  • 同じ沿線限定
  • 通勤30分以内

といった条件が、ご縁を遠ざけているケースも少なくありません。

また、すでに家を購入している男性が婚期を逃しがちな背景にも、
「引っ越せない」という条件があります。

条件が固定されているほど、出会える相手はどうしても限られてしまうのです。

もしかしたら、もっと素敵な街があるかもしれない

婚活で大切なのは、

「可能性を広げること」

です。

最初から近場だけを見るのではなく、

「もしかしたら、お相手が引っ越してくれるかもしれない」

そんな柔らかい発想を持つだけでも、ご縁の幅はぐっと広がります。

さらに一歩進めるなら、

「もしかしたら、生まれ育った街よりも
もっと素敵な環境があるかもしれない」

という可能性もあります。

まだ出会っていないお相手と、
まだ知らない街で新しい生活が始まる。

そんな未来があるかもしれないのに、
最初からその可能性に蓋をしてしまうのは、少しもったいないと思いませんか?

仲人からの一言

婚活では「条件」を考えることも大切ですが、
条件を広げる勇気がご縁を連れてくることもあります。

もし今、

「なかなか良い人に出会えない」

と感じているなら、
ほんの少しだけエリアを広げてみてください。

思いがけない場所に、
思いがけないご縁が待っているかもしれませんよ!

おぎた