お見合い結婚と恋愛結婚、幸せなのはどっち?

せっかく結婚するのだから、幸せになりたい、離婚はしたくない。

ほぼ全ての婚活中の方が思うことではないでしょうか。一般的に恋愛結婚での離婚率は30~35%であるのに対して、お見合い結婚での離婚率は10%程度と言われています。恋愛に比べれば少ないとはいえ、一定数の方はお見合い結婚でも離婚をしています。ではどうすれば結婚相談所でお見合いからスタートする結婚で、幸せに暮らしていけるのか、両者の違いを説明しながら、幸せな結婚を叶えるポイントをお伝えしたいと思います。

出会い方の違い

・恋愛結婚の出会い方

恋愛から結婚に至る場合は、マッチングアプリや偶然の出会いが多いでしょう。

アプリなら手軽に恋のチャンスが転がっています。また恋愛体質な方なら、ふとした瞬間に恋に落ちることもあるでしょう。ですが、大人になり、真面目な社会人になると、この”恋に落ちる”ということがだんだんできにくくなります。運命のお相手との偶然の出会いに期待をしていたら、もしかして一生巡り会えない人もいるかもしれません。しかもうっかり恋におちたりすると、お相手が既婚者だったり、遊び人だったりと、トラブルのリスクもついて回るのが大人の恋愛なのです。

もしもまずは恋愛から始めて結婚したいのでしたら

  • まず独身かどうかを確認する
  • もし他に恋人がいたら婚約前にお別れをする

といった手順は避けて通れません。ただし、お互いによく素性を知っているコミュニティーの中での出会いで、恋人がいないフリーの状態でのスタートなら、すぐに意気投合して恋愛から結婚へと向かうことが可能です。そうでない場合、独身でかつフリーかを確認する確実な方法が今のところないのが悩ましいところです。共通の知人がいれば安心でしょう。

・お見合いでの出会い方

一方でお見合いでの出会い方は、確実に独身であることと、会う前から色々な情報がお互いにわかってるのが特徴です。住まいや職業、学歴、年齢、婚歴、子供の有無、年収、家族構成など結婚において重要なポイントを確認した上で「初めまして」となるのです。

さらに仲人型でしたら、お見合いの日取りや場所など、はじめての出会いの場をカウンセラーが段取りするのが大きな違いです。結婚相手を探している人同士が、第三者の仲介を経て会うので、”すっぽかし”や”なりすまし”がないというのがお見合いの特徴でもあります。

一目惚れからの結婚が叶うのはどっち?

出会った瞬間にときめいて、一瞬で恋に落ちる「一目惚れ婚」に憧れる方は案外多いのですが、これに関しては恋愛だけでなく、お見合いでも一目惚れ婚はあります。ただ出会い方の違いだけで、男性と女性が初めて出会った時におこる化学反応のようなもの、ともいえます。もしも一目惚れ婚を希望するのでしたら、心身ともに若々しさをキープすることと、出会いの形にこだわらず、チャンスをとにかく増やすことがカギです。

注意すべき点

一目惚れで好きになると、どうしてもお相手のことを美化しすぎて冷静に見れなくなるため、周りが反対しても押し切って結婚してしまうという事態が起こりがちです。そして大恋愛の末いざ結婚して一緒に暮らしてみたら、お金にルーズだったり、子供を作るか否か、家はどうするかなど、結婚に関するかなりコアな部分で意見が合わない、ということがあり得るのです。

ここで、お見合いでのスピード婚と恋愛でのスピード婚に離婚率の差が生まれます。仮にお見合いで一目惚れしたとしても、事前に年収や家族構成、婚歴、子供の有無などがわかった上で一目惚れをするので、絶対に譲れない基本条件のレベルで破綻する可能性はグッと下がると言えるでしょう。

交際期間の違い

・恋愛結婚での交際期間

恋愛結婚の交際期間は平均で3~4年とは言われていますが、特別な決まりはありません。男性でもすぐにでも結婚したいという人もいれば、女性でものんびりしている人もいます。基本的には誰にも強制されませんし、ルールもないので自由なのです。

ここで、一方が早く結婚したいのに、もう一方は全然急いでいない、むしろ結婚にメリットを感じない場合、すれ違いが起きます。でも価値観は人それぞれなので、誰も悪くないですし、責任はありません。(私の意見としては、30歳をすぎた女性と恋愛をするなら、男性には結婚の覚悟をしてほしいものですが)昔なら、まずお付き合いする前に親御さんの許可をとった時代もありましたが、それすらありませんので、強制力はないものと心得ましょう。

万が一「結婚はしたくない」とお相手から言われたら、

  • 1.なんとか相手を説得するか
  • 2.自分が我慢して相手に合わせるか
  • 3.それともお別れするしかない

と理解しておきましょう。

・お見合いでの交際期間

結婚相談所では、交際期間は原則的に3ヶ月と決まっています。3ヶ月って本当にあっという間ですので、ただ何となく過ごしていたら、結婚すべきお相手かどうか見極められません。そのため多くの結婚相談所では、交際1~2ヶ月目に交際の進み具合に応じて”真剣交際”へと進むよう促しています。ぶどうの樹結婚相談所でも、交際1ヶ月目あたりの面談で、交際の状況をお聞きしながら、他の方とも会ってみるかそれとも真剣交際へ進むかを相談して決めます。真剣交際では、他の交際相手は全てお断りをして、一人の人とお互いにじっくり交際して、結婚に向けたすり合わせを始める期間となります。

そうでないと、週末にデートをして「楽しいね、次はどこへ行こうか」と言っているうちに気がつけば3ヶ月が経過してしまうのはあるあるなのです。婚活している方の中には、男性にご馳走してもらったり、女性と定期的に遊んだり、と楽しいことにばかり逃避して、結婚という現実へ舵を切れないまま婚活を進めてしまう、という方もいます。最初から、期限の定めがあるとわかった上での交際は年齢という貴重なリソースを最大限有効に使う上でとても合理的なシステムです。

もしも3ヶ月で決められなかったら?

もちろん人によっては「たったの3ヶ月ではとても決断できない」というケースもあるでしょう。その場合には、お二人の同意があれば、結婚相談所でも1ヶ月単位で交際を延長できます(最長6ヶ月までとなっています)。ここで重要なポイントは、「いつかそのうち気がむいたら結婚するかも」ではなく、1ヶ月ごとに期限を見直していく、それを双方の仲人が見守っている、ということです。

お二人ともが交際期間を延長したい、ということで初めて交際期間を延長できるということは、裏を返せば、どちらか一方が延長したくない、すぐに結論(プロポーズ)が欲しい、という場合には交際終了ということもありえます。

だから恋愛の方がいいんだよ、

自由に好きなタイミングで結婚するかしないか選べるでしょ

そう考える方には、恋愛結婚が向いています。

ただ、多くのケースで女性は年齢を気にして結婚を急いでおり、男性はまだまだ恋人同士でいたい、父親になる覚悟ができていない、とのらりくらりと結婚をはぐらされて、女性が辛い思いをすることになりがちです。

結果的に、残念なことに、交際期間が3、4年経ってから「もう飽きてきたし、結婚するなら別の人かな」となってしまうケースが発生します。もしもそのカップルが結婚相談所での交際でしたら、3ヶ月以内に交際を終了して別の方と出会い、とっくに結婚できていたかもしれないと思うと、胸が痛みます。

離婚のリスクを下げるには

離婚をしてしまう理由ですが、以下のようなものが主な理由となっています。

  • 結婚を焦りすぎてお相手の人間性をちゃんとみていなかった
  • プロフィールや事前情報に嘘があったと後から分かった
  • 結婚後にDVや浮気などがあり関係性が変わってしてしまった
  • お相手の親きょうだいと全くそりが合わなかった
  • 家にお金を入れてくれない、浪費ぐせがひどいなど金銭トラブル

もしも事前に分かっていれば結婚をしないのでしょうけれど、結婚してみてからお互いに分かる部分はどうしてもあります。一つ言えることは、交際初期から体の関係ができて、ふたりだけの世界に浸ってしまったり、【好き】という気持ちが暴走してしまうと、お相手と自分との関係を冷静に見れなくなる、ということです。結婚は恋愛と違って短期的な快楽ではなく、数十年単位の長い目で見ていくもの。目先の魅力だけをみてお相手を選ぶと後で大変苦労をします。ですので、リスクを下げて長期的な幸せを求めるのでしたら、好きになって判断力を失う前にお人柄や社会性をしっかり観察することが大切です。

まとめ:それぞれのメリット・デメリットは?

ではここまでの内容を振り返りましょう。

それぞれの違いは以下の通りです

  • 恋愛結婚の離婚率:30~35%
  • お見合い結婚の離婚率:約10%
  • 恋愛結婚の交際期間:平均3〜4年(特に決まりはない)
  • お見合い結婚の交際期間:原則3ヶ月(最長6ヶ月)と規約に明記されている

それぞれのメリットとデメリットなど特徴を表にまとめました

お見合い結婚と恋愛結婚の違い一覧

恋愛では両思いであることが前提で、交際と同時に体の関係が始まってしまうケースが多いので、簡単にはパートナーを変えられない状況下で結婚を決断することになります。一方でお見合い結婚では、まずはお知り合いから始まるので、交際初期は複数の人と同時進行が可能です。それゆえに「何か違うかも、、」と感じたらストップをかけられるので傷が浅いうちに合わない人とは交際を終了でき、失敗が少ないと言えます。特に女性は、一度体を許してしまうと、大抵のことに目を瞑ってしまうという方が多いので、金銭的な不安や暴力・暴言、浮気ぐせをスルーしてしまう傾向があります。清い交際の段階でまずは3ヶ月、じっくりと向き合って、お相手を信頼できる人かどうか、自分の心が満たされるかを感じ取ってから、婚約へと進んでいけば、お見合い結婚は失敗が少ないと言えるでしょう。

交際3ヶ月での決断は不安です、という方でも大丈夫です。ご成婚退会した段階ではまだお二人は【婚約中】の関係です。親御さんへの紹介やご入籍、同居までは時間があるので、その期間にお互いの信頼関係をより強固にすることが可能ですよ。逆に交際期間がズルズル長引きすぎると、かえって結婚へ踏み切れなくなるというケースもあります。

まずは出会いのチャンスを広げるために、安心安全な出会いである、お見合いを経験してみてはいかがでしょうか?

お見合いについてのご説明を、無料相談でさせて頂きます。

仲人 おぎた