受け身女子に強い結婚相談所、を標榜しているぶどうの樹結婚相談所。男性会員様から女性があまりにも受け身すぎることについて相談を受けることもしばしばあります。では実際に交際相手が受け身すぎてどうにもならない時どうすればいいのか、その考えかたと打開へのヒントをお伝えしましょう。

付き合っているのに手応えがない

「交際中のお相手の受け身な態度にほとほと嫌気がさしてしまう」

そろそろ結婚を考えるべきタイミングの方がたにあるあるなお悩みです。

特に、女性が受け身すぎるとき、今の男性は強引にはアプローチできない文化の中で育っているので、手詰まり感が出てきてしまうのです。一方で、女性の方でも恋愛経験が豊富な女性にしてみると、男性が大人しすぎる、受け身すぎて興醒めする、なんて言うご相談もよくあるもの。

ではこの、受け身すぎて悩んでいる内容を具体的にヒアリングしてみると、

  • こちらからメッセージを送らないと基本的に連絡がこない
  • メッセージの返信が遅い、または既極未読スルー
  • デートの時間や場所など、全部お任せで自分の意見を言わない
  • デートが楽しかったのか、そうでもなかったのかリアクションが薄くてモヤっとする
  • せっかくデートで会えたのにすぐに解散しようとする
  • デートのプランからお支払いまで自分からは決して動こうとしない
  • 聞かれたことには答えるけど、自分からは話しかけてこない
  • 謎に不機嫌そうだけど、「どうかした?」と聞いても答えない
  • 真剣交際に入っているのに、結婚後の具体的な話をしても逸らされてしまう

などがありました。実はお相手が交際中に積極的でないケースは、全くその気がない場合を除くと、自己肯定感が大きく関係していると私は考えています。

婚活女性の自己肯定感

そもそも、婚活中の女性は自己肯定感が下がりがちです。

その根底にある原因は、恥ずかしさです。学生時代の恋愛とは違って、婚活をして出会って付き合っていること自体に後ろめたさや「恥」を感じるという女性が少なからずいます。だからこそ少しでも自然恋愛に近づけたくて、学生時代の先輩後輩の範囲の年齢のお相手(上下2,3歳差まで)を希望する女性はとても多いのです。

この【恥ずかしい】という感覚は、侮れません。実は人間にとって生存の危機に直結している本能のため、【恥かしさ】を脳が感じた瞬間に、体を硬直させ行動を停止させると言われています。その結果、会話が弾まなくなったり、リアクションができなかったり、と、積極的で自然なコミュニケーションが取れなくなってしまうのです。

恥ずかしさの根源にあるものは、人前で失敗や間違えたところを見せたくない、という感覚です。例えば女性が大きくリアクションしてドン引きされたり、まださほど深い関係にはなっていない段階でお相手に好きバレすることで、馬鹿にされ見下されてしまうのではないか、と言う不安です。不安というか、ある種の恐怖かもしれません。自尊感情が傷つけられることを「絶対に回避しなくてはならない」と脳が命令してくるのです。

実は脳の過剰反応

この、恥ずかしさからくる心と体の硬直は、実は原始時代の名残りという説があります。群れを作って狩りをする上で、みんなと違うとかズレているということは致命的ですからね。でもこれは現代では不要なもので、脳の過剰反応ともいえます。例えば、失恋や片思いをしたからといって、ショックは受けるかもしれませんが、別に【生命の危機】ではありませんよね。ところが、脳ときたら、

まさか!絶対向こうも私のこと好きだと思っていたのに、そうじゃなかった!

わぁ!もう恥ずかしくて顔を見れない!

となることを異常なくらい恐れて、脳がご本人へ

ピッピー!そこのあなたストップ、ストップ。

それ以上リアクションしたら好きバレしちゃうでしょ。

はい下がって下がって!!

と感情を表に出さないように出さないようにと目を光らせてパトロールしているのです。

逆にいうと、両思いになって結婚するには、一方が “分かりやすくはっきりと好意を示す” ことでお相手にとって恥をかくリスクが減り、驚くほどすんなり結婚へと至るものなのです。

受け身女性との交際打開策

ということで、受け身女性との交際を結婚へと発展させるための打開策は、シンプルです。

まずは、自分から先に好意を伝えること。

「字が綺麗」「声がいいね」「服のセンスが好き」

などの軽いものから始め、

「〇〇さんの思いやりがあるところ、とてもいいなって思います」

「やった!〇〇ちゃんのその笑顔が見たかったんだよ!頑張って人気店を予約した甲斐があったな~」

のように、

・自分はあなたのことをこんなに見ていますよ

・あなたのためだけに特別な配慮をしていますよ

というメッセージをなるべく目の前の彼女の性格に合わせて、自分の言葉で伝えましょう。

実は最も効果的な言葉は

「〇〇ちゃんは、今まで出会った誰とも全然違う。本当に出会えてよかった。」

という言葉が最も強力です。自分にとって唯一無二の女性であると伝えることで、その女性は自尊感情が満たされ、安心し、婚活して交際していることが恥ずかしいことではなくなるのです。

このようしてお相手女性の傷つき、下がってしまった自尊感情を上げながら、即座に

「次のデートはどうしたい?何食べたい?」

「〇〇ちゃんからLNEもらえると元気が出る。頑張れるよ!だから送ってもらえる?」

のように上手に女性の意見や行動を引き出していくと、知らず知らずに受け身は解消されていきます。ところが多くの男性は、

でもそもそもお相手にその気がなかったら、

努力した分だけ自分が損だし、逆に恥をかくじゃないか!

なんて思うようですが、その考えは思い違いです。その理由は、

1.男性は失恋の数だけかっこよくなるのがセオリー。ちっとも恥ずかしくなんかありません。戦ってきたサムライの刀傷(かたなきず)みたいなものです。失恋もしたことがないなんて、むしろお子ちゃまなのです。

2.実は最初は好きかどうか、自分でもよくわからないという女子が意外と多い。でも、気がつくと自分を尊重してもらえ、自分の意見が反映されたデートが楽しくなって、その結果好きになっていく。

からです。ここだけの話ですが、

「なんだか、彼から好き好き言われて大事にされているうちに、なんとなくデートが続き、こんなにデートが続いてていつも楽しいってことは、私もきっと彼のこと好きなんだと思う。」

そんな風に結婚を決める女性、案外少なくないのです。

そうこういっているうちに、

「もうすぐ交際1ヶ月、俺は真剣交際にしてもいいなって思ってるけど、〇〇ちゃんは?」

こう聞いて女性がYESと答えなかったら私に文句を言ってくださっても結構です(笑)

自己肯定感を上げていこう

実は先ほどのお相手への声掛けは巧みに女性の自己肯定感を上げるような構成になっています。

というのも、自己肯定感は6つの感情から構成されており、それぞれを意識して上げていくことでブレない自己肯定感が形成され、究極的にはしなやかな鋼のメンタルが出来上がっていきます。

その結果、自分の意見を言いやすくなり、自然体で気分よくいられる=萎縮した状態からほぐれ、受け身でなくなっていきます。

ちなみに自己肯定感を作る6つの感情は、【自尊感情、自己受容感、自己効力感、自己信頼感、自己決定感、自己有用感】だと言われています。

特に最初の二つ、【自尊感情】と【自己受容感】は、婚活が長引くとどんどん下がっていくようです。自分は婚活市場で価値がない存在だ、と思い込んだり、自分嫌いで自分の欠点も含めたありのままを受け入れることができずにいるならば、すでに自己肯定感が下がっていると思われます。その結果、【自己信頼感=私って、本気でやればできる子だもん!】という感情がどんどん薄くなり、

「わたしってもしかして一生結婚できない人かも?(泣)」

と謎のレッテルを自分で自分にはってしまい、受け身女子が出来上がるというカラクリなのです。

他人の自己肯定感を云々する前に

もちろんまずは男性がご自分の自己肯定感を上げるのが先です。

お相手女性が受け身で困っていたり、途方に暮れたり、イライラしている段階でおそらくあなた自身も自己肯定感は駄々下がっているのではないでしょうか?

この年齢でまだ婚活している自分は何て惨めなんだ、

同僚や友人はどんどん結婚できてるのに…

何て心のどこかで思っていませんか?

今どき適齢期は人それぞれ。すくなくとも、40代〜50代60代でもすっごく幸せなラブラブ婚をしている姿男女のを見ている私に言わせれば、気にする必要はありません。晩婚、だからこそ経済的余裕が持てたり、価値観を尊重し合える大人婚ができるというもの。

まずはご自身の自己肯定感をぶち上げながら、なるべくそれをキープしましょう。

いつも振られてばかりで自己肯定感が下がりました、、

ですって?それなら私が上がるお手伝いをしますよ。ぜひご相談にいらして下さいね!

まとめ

交際中の女性が受け身になってしまうのは、恥ずかしさがあるから。この恥の意識というのは非常に根深く本能レベルのものなので、男性が怒ったり責めたりしても改善はしません。唯一、改善できる方法は、女性の自己肯定感が上がるように、

  • ・あなただけをちゃんと見ているよ、と伝えてあげる
  • ・お相手の存在を丸ごと肯定する言葉と行動
  • ・どこがどう良いのか具体的に好意を伝え続ける

そして少しでもなんらかの意思表示が女性からあった時には

・それを採用したデートプランを提案

・おすすめの本や映画、アニメを見て感想をシェア

して上げて下さいね。人は自分の意見が相手に影響を与えることにより、自己有用感(私でも役に立てた!という感覚)を持つことができます。だから自分のおすすめばかりを延々と語るのではなく、女性が興味を持った作品に、あなたも興味を持つ姿勢が、女性にとって大きな自信回復につながり、受け身解消への効果を生み出すでしょう。

簡単なことです。お見合いやデートで、最近見ているアニメや本の話がお相手の口から出たら、ちょこっとでも目を通して感想を伝えることから始めましょう。たいしてお金も時間もかからないと思います。この小さな一手間を惜しまなければ、あっという間に結婚できるかもしれないのです。

「そんなことをするのは、女に媚びているみたいで嫌だ。男のプライドが許さない」

ともしも思ったなら、それこそご自身の自己肯定感を疑った方がいいかもしれません。自己肯定感が高くてモテる男性はサクッと目の前の女の子を笑顔にできます。そして、気がつけばその女性は、のびのびと自分の意見や気持ちを伝えたり、次のデートの提案をできてしまうものなのですよ。

婚活に行き詰まりを感じているかたの多くは、自己肯定感の低下で、より深刻化させてしまっているようです。でも安心して下さい。自己肯定感は、下がったり上がったりするのが当たり前。ただトレーニングの仕方によって、下がった時の底辺を底上げすることが可能になるのです。

私もまだまだ勉強中の身ではありますが、きっとお力になれると思いますので、ぜひ一度お会いしてお話ししましょう。

面談室でお待ちしております。

ぶどうの樹結婚相談所カウンセラー おぎた